研究職・理系総合職は要チェック!新社会人が準備・チェックしてほしいツール2選(研究編)

新社会人の皆様は、

4月からの就職に向けて様々な準備を進めていると思います。

 

研究職や理系総合職に就く方は、

所属する研究室で引継ぎをしつつ、次の仕事に必要な準備を進めていらっしゃると思います。

 

企業の研究職では、研究室で使っていたツールが活かせたり、

逆に違うツールをうまく使う能力が求められたりあします。

 

これらツールについて入社前から存在や使い方を知っておくと、

入社後業務に移る際にスムーズに取り組めるようになると思います。

 

今回は、

研究職・理系総合職の新社会人向け、入社前に準備してほしいツール2選(研究編)

について書いていきます。

 

特に、論文の管理や特許の取り扱いについて、

事前に慣れることができるツールについて紹介します。

研究職・理系総合職の新社会人向け、入社前に準備してほしいツール2選(研究編)

論文管理ソフト

学生時代に大学を介して使用していた論文管理ソフトは、

大学によっては卒業時にアカウント停止となる可能性があります。

 

学生時代の論文ストックは、その人の研究の歴史が詰まった財産でもあります。

学生のうちに何らかの形で無料ソフトなどへ引き継いで起き、

論文ストックという財産を失わないような工夫をしておくといいでしょう。

 

また、就職後の配属先でも引き続き論文を読む必要がある場合、

これらのソフトを使って論文を管理することも可能です。

クラウド上に保管するシステムのため、

会社のPCからログインができなくても、

自分のPCやスマホなど複数のデバイスからアクセスでき、非常に便利です。

 

有名なソフトとしては、以下の3つがあります。

EndNoteWeb

Mendeley

Zotero

私が始めて無料文献管理ソフトを導入する際に上記の3つを検討しましたが、

どのソフトも一長一短があり、個人の好みかなと感じています。

現在私は、主にMendeleyを使っています。

 

特許情報プラットフォーム:J-PlatPat

大学院で研究をするにあたって、

論文はたくさん読んできたと思います。

 

しかし、企業に就職すると、

論文と同じくらい、あるいはそれ以上に特許に触れる機会が増えます。

 

特許は、個人・企業が発明した内容についてその権利を保護する制度です。

特に営利団体は、特許を取得することにより以下のようなビジネス上の優位性が得られます。

 

・特許に関連するビジネスを他社ができなくなり、自社ビジネスの独自性を保てる。

・特許実施権(ライセンス)を他社へ有料で展開し、収益を得ることができる。

・特許そのものを他社へ売却し、収益を得ることも可能。

 

これ以外にも特許取得の優位性はいくつもあり、

科学技術に基づくビジネスをするうえで、特許は欠かせないものになっています

各企業は積極的に特許取得を行ってビジネスに活かしており、

必然的に企業研究者が特許に触れる機会は多くなります。

 

その特許ですが、

J-PlatPatという以下のサイトから誰でも閲覧ができます。

J-PlatPatはこちら

 

学生のうちは、特許に対してイメージを持てなくても仕方ないと思います。

こちらサイトを使い、例えば知っている教員の名前や就職先企業名を入れてみると、

出願した特許が出てくると思います。

 

どういった分野の研究者が、

自分の研究成果をどのような形で権利化しているのか。

これを見ておくだけでも特許のイメージを少しつかめると思います。

 

詳しいことは、入社後に先輩や上司から教えてもらいましょう。

まとめ

・無料の論文管理ソフトを使い、学生時代に読んだ文献やこれから読む論文の管理をしておくといい。

・J-PlatPatを使い、特許とはどういうものかに事前に慣れておくといい。

 

論文および特許は、

企業で研究を進めるうえで避けて通れないものです。

企業研究職には、論文や特許から情報を得て、

内容を理解して研究活動に活かす能力が求められます。

 

特に理系の仕事に就く学生は、

論文管理ツールや特許サイトをうまく使えるようになっていて損はないと思います。

紹介したツールは、通常使用であれば費用は掛かりませんので、

一度試してみて下さい。

 

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