転職活動のリモート面接:メリットデメリットを解説:研究職の転職体験談

今回の転職活動は、そのほとんどを2022年の下期に行いました。

そして、今回の転職活動における最大の特徴の一つが、

面接がすべてweb、リモートで行われた。」ことです。

 

コロナウイルスが拡大する前の2019年以前に書かれた転職ブログなどを見ると、

採用面接の多くは、会社が指定した場所に赴いて行われていたようです。

 

このように、コロナ以降web会議ツールが急速に普及したことは、

転職活動の在り方にも大きく影響したようです。

 

今回私がリモートで採用面接を受けた中で、

通常の面接とは全く異なる特徴(メリット・デメリット)をいくつか感じました。

 

そこで今回は、

転職活動のリモート面接:メリットデメリットを解説

という内容で、記事を書いていきます。

 

転職活動のリモート面接:著者の経験をもとにメリットデメリットを解説

メリット

自宅で受けられるため、経済的・時間的な負担が小さい

Web会議ツールを使い、自宅で面接を受けられるメリットは、非常に大きいです。

最大のメリットはやはりこれだと思います。

 

先ほども書いた通り、採用面接は通常、相手先が指定した場所へ赴いて行われます。

 

指定した場所が自分の居住地と近ければまだ負担は少ないですが、

全く異なる地域や、僻地を指定された場合、

移動を考慮すると長期日程になってしまい、時間的にもかなり負担を強いられます。

 

また、飛行機や新幹線での移動や宿泊が必要になると、

移動に伴う経済的な負担もかなり大きくなります。

 

一方で、web面接であれば経済的・時間的負担がほぼゼロになります。

自宅で受ける場合は、5分前にPCの立ち上げなどが終わっていれば、準備完了です。

 

時間的にも経済的負担が小さいことが、リモート面接の最大のメリットだと思います。

 

遠出をする必要がなく、有給休暇の消費が少なくて済む

長期日程の移動が必要な場合、必然的に現職への出勤ができなくなります。

その場合、採用面接を受けるために有給休暇をとる必要が出てくることも多いと思います。

 

通常、有給休暇は文字通り休暇でありプライベートな用事に充てたたいものですし、

退職時に一度に多くの有給休暇を利用して、長期休みを取得したいと考える方も多いと思います。

 

このような貴重な有給休暇、採用面接の移動に使ってしまうのはもったいないように感じませんか?

 

一方でリモート面接では、

「採用面接を受けるために有給休暇を使用する」必要が全くありません。

 

採用面接に伴う有給休暇の消化を少なくし、プライベートや有休消化日数を増やせること

リモート面接のメリットの一つだと思います。

 

現職への影響を小さくでき、現職の人にバレるリスクが下がる

採用面接に伴う移動が少なく、有給休暇を使わなくていいということは、

現在勤めている現職への影響を最小限にできることにもつながります。

 

通常業務の隙間時間や終業後を使用して、採用面接を受けられる可能性があるということです。 

 

これにより、通常業務への影響を少なくできるだけでなく、

あなたが転職活動中であることが、現職の同僚にバレにくくなる

というメリットも得られます。

 

一般的に、転職活動中であることが現職の同僚などにバレることは、リスクをはらんでいます。

 

あなたの上司や同僚の立場に立って考えてみると、

転職活動中の同僚と一緒に仕事をすることに、何かしらの感情を抱いてしまうのではないでしょうか?

 

そのため、現職の同僚にバレないように転職活動をすることは非常に大切です。

 

一方で、転職活動の影響で突然有給休暇や早退が増えてしまうと、

この人、もしかして転職活動中なんじゃないか?

という疑念を持たれてしまう可能性があります。

 

しかし、リモート面接が増えることで、

対面での採用面接と比べて、有給休暇や早退の回数が少なくなり

現職への勤務状態を大きく変えなることなく、転職活動ができるようになります。

 

それによって、現職の人に自身の転職活動がバレるリスクは大きく下がるはずです。

 

面接中に、手元にメモを置いておける

これは面接中の内容ですが、個人的にはこのメリットもかなり大きいと思います。

 

通常の対面面接では、手元にメモなどを置くことは難しいことが多いです。

これにより、以下のことが面接中にできなくなります。

 

・話したいことを記したメモを、面接中に確認する。

・面接官との会話で得た情報を、メモに書き残す。

 

しかし、リモート面接では手元にメモを置いておくことができ、

メモを見ながら話したり、面接中にメモを取ることもできるようになります。

 

面接は事前に相当入念に準備して臨むのですが、

面接本番中に話したいことを忘れてしまったり、表現を誤ってしまう可能性も十分にあります。

話したい内容をメモして手元に置いておくことで、上記のミスを防ぐことができます。

 

また、採用面接の中では、事前に知らなかった情報がたくさん得られることがあります。

ただ面接中は緊張していることも多く、得た情報すべてを記憶しておくことは難しいでしょう。

 

しかしリモート面接では、PCの手前にメモ用紙とペンを置いておくことができるので、

面接中に得た情報を手元のメモに残すことができます。

 

しっかりメモに残すことで、内定後や入社後に向けてこの情報を活かせる場面が出てくるはずです。

 

以上のように、リモート面接中に手元にメモを置いておけることは、

面接時と内定後のどちらにも良い影響がある利点だと、私は思っています。

 

デメリット

面接官の雰囲気がつかみにくい

リモート面接はPCカメラとweb会議ツールを使用して行われます。

そのため、自分だけでなく面接官も顔しか映っておらず、

顔と声色の情報だけで相手の雰囲気を汲み取る必要があります。

 

面接とは人と人とのコミュニケーションですので、

その場がどのような雰囲気で展開されているかは非常に大切です。

しかし、リモート面接では通常の面接と比べると、

面接の雰囲気をリアルに感じにくいという側面はあるように感じます。

 

これはお互いさまではあるのですが、

面接中の相手の雰囲気がつかみにくいということをデメリットに感じる方もいるように思います。

 

面接中にジェスチャーが使いにくい

リモート面接はPCカメラで移っている範囲でしか相手に映像は伝わりません。

そのため、手などを使った動きを交えたコミュニケーションも、画面に映るもののみに限定されます。

 

日常のコミュニケーション、ジェスチャーって結構使っていませんか?

面接もコミュニケーションの一つであり、ジェスチャーを使用したほうが伝わりやすい場面もあります。

 

しかし、相手に伝わるが情報が画面上のものに限定されており、

ジェスチャーを使ったアピールは通常面接と比べると使いにくい、という側面はあると思います。

 

転職先の雰囲気や周辺環境が分からないまま、入社する可能性がある

リモート面接のデメリットで、個人的に一番気になるのはこの点です。

 

通常の採用面接で会社から指定される場所は、その会社の本社や勤務予定地などが多いです。

そのため、現地に赴くことで、社内の雰囲気、設備、周辺環境などの情報を得ることができます。

人によっては、これらの情報が内定受諾の大きな決め手になることおあるでしょう。

 

内定を得た後は、勤務地の近いエリアで生活することになるので、

その周辺環境を自分の目で見ておくことは非常に大切です。

 

一方で、リモート面接だけでは、会社や周辺環境の情報を得ることはできません。

特に、内定を得る前にこれらの情報を得られないことは、

「内定受諾後に勤務地に行ってみたら、家族と一緒に住むのは難しそうなエリアだった」

などのリスクがあります。

 

このリスクを回避するためには、内定受諾後に会社の周辺へ自分で言ってみるのもありでしょう。

しかし、会社の建物に入れるわけではないので、得られる情報は限定的になるでしょう。

 

「会社の雰囲気や周辺環境が分からない」というのは

リモート面接のデメリットかもしれません。

 

まとめ

今回は、

転職活動のリモート面接:著者の経験をもとにメリットデメリットを解説

という内容でまとめました。

 

〇メリット

・自宅で受けられるため、経済的・時間的な負担が小さい

・遠出をする必要がなく、有給休暇の消費が少なくて済む

・現職への影響を小さくでき、現職の人にバレるリスクが下がる

・面接中に、手元にメモを置いておける

 

〇デメリット

・面接官の雰囲気がつかみにくい

・面接中にジェスチャーが使いにくい

・転職先の雰囲気や周辺環境が分からないまま、入社する可能性がある

 

今回私の転職活動は、ほとんどすべてがリモート面接でした。

そして、

リモート面接には確かにデメリットもありますが、

それを上回るはるかに大きいメリットがあると感じました。

 

転職活動の途中からは、

リモート面接を実施してくれる企業を中心に探してもらうよう、

転職エージェントにお願いしたこともありました。

 

リモート面接はかなり増えてきており、

以前と比べて転職活動を進めやすくなっています。

 

少しでも転職活動や他の企業に興味がある方は、

一度転職エージェントや転職サイトから、リモート面接可能な企業を探してみてはいかがでしょうか?

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

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それぞれ用途が違うので、

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研究職も転職できる

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今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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工場勤務経験が研究職の転職活動で活きる:研究職の転職体験談

今回の転職活動を通して、一つ印象に残ったことがあります。

 

それは、

特にメーカーにおいて、工場勤務の経験が結構評価されたこと

です。

 

 

私自身メーカー勤務の社員として、そして製造工場での勤務経験があるイチ研究者として、製造現場を知っていることが研究開発職においても非常に大切であることは、しっかり理解しているつもりです。

 

しかし、研究職としての転職活動においても工場勤務の経験を評価していただけたことは、少し意外でした。

 

もし、工場勤務の経験がある研究職の中で、転職活動を考えている方がいれば、今回の記事はヒントになるかもしれません。

 

今回は、

工場の経験が転職活動でも活きる:研究職の転職体験談

という内容で、記事を書いていきます。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクから覗いてみてください。

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工場勤務の経験が研究職の転職活動でも活きる

メーカーにおいては、製造現場が最優先

転職の話から少し離れますが、メーカー経験者としてこれだけは確実に言えます。

 

メーカーでは、現場が最も重視される。

 

なぜなら、

商品が安定して製造できない限り事業・会社が成り立たないからです。

 

メーカーに所属している社員たちは、商品の製造フローやそれに関連するプロセスはみっちりと勉強させられます

 

私の所属している会社では、一定期間製造工場に常駐して、製造関連ノウハウを学ぶ研修が行われています。

 

このように、多くのメーカーでは、会社全体で製造現場の大切さを学ばされます。

そして、その経験を頭の片隅に入れた状態で自身の業務に取り組むことになります。

 

教育を受けた社員たちは

「この商品、あのラインでどうやって作る?」

「製造できるかもしれないが、たくさんは無理、巨大発注には耐えられない」

「このラインを改造するだけでこの商品は作れそう、設備投資できるか相談しよう」

のように、現場を意識した仕事をするようになっていきます

 

研究職も製造現場を知っておくとよい(勤務経験があるのもよい)

製造現場を意識した業務を行うことは、研究開発系の職種においても非常に大切です。

 

特に開発側に近い仕事の場合、実際に商品として製造できるかを検討する仕事が非常に多く、その可能性を自分で判断しなくてはいけないからです。

 

基礎系に近い研究を行う部署においても、製造現場を知っていることはプラスです。

 

メーカーにおいては、基礎研究であっても、最終的な目標は「モノを作り売ること」となります。

基礎系の場合すぐにモノづくりを行うわけではないため、製造することへの意識が薄れがちですが、研究開発が進むにつれてそのフェーズは必ず訪れます。

 

自身の研究成果をモノとして実現させることが研究開発の意義である以上、研究を始める時点で「モノを製造すること」を意識しておく必要があります。

その際には「製造する現場の知識があること」が活きてきます。

 

私自身、入社後数年間工場の生産管理の仕事をしている期間があり、毎日現場へ入り、作業や現場改善などの仕事にも参加していました。

 

研究部門へ移ってからモノづくりを目指した活動を行っていますが、

「こういうプロダクトだとしたら、A工場のBラインが近いかな?」

のようなことを頭の中でよく考えています。

 

製造現場の経験があることで、モノづくりのゴールを意識した仕事ができるようになるのかもしれません。

 

転職活動で、工場経験を評価してくれる人も結構いた(個人的経験)

今回の私の転職活動での経験になりますが、

工場勤務を経験していることを評価してくれる面接官もいらっしゃいました。

転職エージェントに聞いた話ですが、

研究開発職の転職希望者はその職種一本で生きてきた方が結構多く

工場などの経験がある方は実はそんなに多くないかも、と言っていました。

 

一方で、現場経験のある研究開発員には先述のようなメリットがあります。

 

市場に人数が少ないが、メーカー側が魅力を感じている人材

採用される確率が上がるはずです。

 

まとめ

今回は、(メーカー特有の傾向かもしれませんが、)

工場勤務の経験が研究職の転職活動で生きる可能性についてお話ししました。

 

・メーカーにおいては、製造現場が最優先

・研究職も製造現場を知っておくとよい(勤務経験があるのもよい)

・転職活動で、現場経験を評価してくれる人も結構いた(個人的経験)

・現場経験のある研究職は、数はあまり多くないかも(転職エージェント談 n = 1)

 

もし研究職の方で製造現場などの経験がある場合は、その経験を現在の研究活動とうまくリンクさせることで、(メーカーの)転職活動においてアピールできる材料になるかもしれません。

 

 

また、転職活動とは関係ないですが、研究開発職として大きな仕事を成し遂げたいと考えている方は、特にモノづくりにおいては製造現場の知識を蓄えることはとても大切です。

今後の業務において現場を知るチャンスをうかがっているとよいでしょう。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

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研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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社会人博士取得経験は、転職活動で有利?研究職の転職体験談

先日、ブログ記事およびツイッターにて、研究職の転職で内定を得たことを報告しました。

 

https://researcherinacompany.com/recruit-15

 

今回の私の転職活動の一つの特徴として、

社会人博士を取得した後に、転職活動を行った

というものがあります。

 

博士号を持つ方が転職しているケースはツイッターなどでよく見かけますが、

「社会人博士」をとった方の転職体験談はあまり見たことがありません。

 

また、今回の経験を通して、

社会人博士は、課程博士とはまた異なる側面から評価されることがある

ということを体感しました。

 

そこで今回は、

社会人博士取得経験は、転職活動で有利に働いた?研究職の転職体験談

というタイトルで、記事を書いていきます。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

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高年収のハイクラス転職を目指したい方

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社会人博士取得経験は、転職活動で有利?

結論:有利に働く場面はあった

結論としては、有利に働く場面はそこそこありました。

 

どのように評価されたかは後述しますが、特に印象に残ったのは

博士号を持っていること」と「社会人博士へ進学して修了したこと」は、

それぞれ別の側面から評価されているんだろうな、ということでした。

 

少し具体的に書いていきます。

 

「博士号持ち」としての評価は確実にもらえる

まずは、「研究について一定の能力を持っている」という「博士号」そのものに対する評価です。

 

当たり前ですが、博士号は、一定のカリキュラムを経て研究活動を修めたこと、を示すものです。

それは、たとえ社会人博士であっても同じです。

 

「博士号を持っている」という点では、社会人博士も課程博士も違いはなく、転職活動においても同じように評価してもらえるようです。

少なくとも私はそうでした。

 

「現職では信頼されていた人」と評価される

一方、次は社会人博士特有の評価点かもしれません。

それは「社会人博士課程へ送り出せるくらい、現職で評価されていた」という評価です。

 

一般的に、企業に入った研究員全員が社会人博士に進学できるわけではありません。

研究や仕事がある程度できるのは当然のこととして、社外に出ても恥ずかしくないレベルの人材であることが求められます。

 

加えて、会社によっては進学費用の一部を負担する制度の場合には、

会社側にその費用を負担する意義が感じられるか

その投資に値するベネフィットを社員が発揮してくれるか

といった社員本人へ投資する価値があるかについても評価されます。

 

それだけではなく、 研究所や会社がその費用を支払ってもいいと思うか、のような、社員本人には制御できない要素も絡んできます。

 

社会人博士へ進学させることは会社にとって投資であり、その許可を得るには本当にいろいろな要素が絡んでいます。

 

それをクリアしたうえで進学許可が出るような社員は、会社からかなり信頼されている存在」であろうと想像することができます。

 

転職活動で採用や面接を担当する方も、このことをよく理解しています。

すなわち、「社会人博士修了」という経歴が出てきたときには、

 

この社員は、会社から信頼されている存在だったんだろうな

 

と評価してくれる可能性が高くなります。

 

書類選考では評価され、面接での話題程度には使える。

このように、「博士号そのもの」に対する評価と、「社会人博士」特有の評価があることが、少なくとも私の転職活動を通して感じたことです。

 

一方で、社会人博士は「経歴」であり、これ自体は職務経歴書や履歴書を見ればすぐに判断できます。

すなわち社会人博士の経歴は「書類選考」において一定の評価を得られる可能性があります。

 

一方で、研究開発職の転職活動では、その人の研究に対する価値観が問われます。

 

その際のエピソードトークとして、社会人博士の取得やその苦労、そこから得られた自身の考えなどを述べることはできるでしょう。

 

社会人博士を通して得られた経験は、面接での話題作りやそれを起点にした自己アピールに使えますね。

 

ただし、社会人博士が内定の決め手にはならない

ただし注意が必要なのは、「社会人博士」は内定の決め手にはなりません。

当たり前ですが、企業側は一緒に働ける人材、会社の課題を解決してくれる人材を求めています。

 

書類選考や面接では、

 

・この人とうちの会社で一緒に働けそうか

・この人は、会社の課題を解決してくれる能力がありそうか

・会社の価値観と近い考えを持っているか

 

などなど総合的に加味して評価されます。

 

確かに、社会人博士を修了したことで

一定の研究能力があり、現職で信頼されていた人物でありそう、

という評価はもらえます。しかし、採用においてはそれ以外の要素も大きく関わります。

 

社会人博士を持っているだけで内定が得られやすいととは言い切れないだろう

というのが私の見解です。

 

まとめ

社会人博士を取得した後に研究開発職の転職を行った経験から、社会人博士は、転職活動において以下のような位置づけになる、と私は考えます。

 

・「博士号持ち」としての評価は確実にもらえる

・「社会人博士に行けるくらい、現職では信頼されていた人」と評価される

・書類選考では評価され、面接での話題程度には使える。

・ただし、内定の決め手にはならない

 

もし、すでに社会人博士を修了していて転職を考えている方は、

上記のような位置づけだと理解してうまくアピールに使うといいと思います。

 

一方で、社会人博士を持っていない人が転職で有利になるために社会人博士をとるというのは、費用対効果があまりよくないのではと感じています。

 

それよりも、現職でしっかり結果を出すこと、信頼されるような人柄であることのほうが、良い転職を実現するためには必要なことだと思います。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

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それぞれ用途が違うので、

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著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15

転職活動で博士号は有利?

これについては、以下の記事に私見をまとめました。

https://researcherinacompany.com/recruit-19



転職活動で博士号は有利?:研究職の転職体験談

博士号を持っている方が転職では有利なのか?

研究職での転職を考えている方は、一度は気になったことがあるテーマでだと思います。

 

実際、「研究職」「転職」でネット検索をかけてみると、

博士を持っていることは転職に役に立つのか?

と質問しているページをたまに見かけます。

 

確かに博士号は、「研究を一定のレベルでできることを示す資格」的な意味合いで評価している人もいるので、持っていた方がよいのだろうな、有利なんだろうなと感じられます。

私も博士号を持っており、今回研究職の転職活動を行いました。その中で博士号については、有利に働く場面もある」程度の位置づけが適切かな、と感じました。

 

そこで今回は、

転職活動で博士号は有利に働いた?

について、私の転職活動の経験をもとにお話しします。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

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高年収のハイクラス転職を目指したい方

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転職活動で博士号は有利に働いた?

私が博士号をとった経緯

私の経験をもとにお話しするので、その前提として私がどのような経緯で博士号を取得したか補足しておきます。

 

結論としては、私は「社会人博士課程」を経て博士号を取得しました。

経緯としては以下の通りです。

 

・研究職配属後、共同研究先の大学にお邪魔する(入りびたる)ようになる。

・いい結果が出てきたので、「論文書いて博士とらないか?」と先生から誘われる。

・会社を説得して社会人博士課程へ進学する。

・共同研究の内容をベースに論文等を出して博士号を取得する。

 

比較的、運や巡り合わせが良かったと思っています。

社会人博士課程に興味がある方は、こちらの記事から連載しています。

ぜひご覧ください!

https://researcherinacompany.com/doctor-course-3

転職活動で博士号は有利か:転職エージェントからの意見

転職活動で博士号は有利か?

いくつかの転職エージェントに聞いたところ、おおよそ以下のような意見が返ってきました。

 

・博士号は経歴・資格みたいなものになるので、書類選考のアピールになる。

・博士号必須の企業もあるので、選択肢を残す上で役立つこともあるかも。

・ただ、書類選考以降はあまり関係がなさそう。

 

博士号をとっていることは、これまでの業績と同じように、職務経歴書に書くことができます。

すなわち、職務経歴書上のアピールには使えるが、それ以上にはなりにくい。

というのが、正確な評価なのかもしれません。

 

当然、書類選考を突破しないことにはその先には行けないので、

その際に博士号を持っていることが有利に働くことは間違いないでしょう。

 

博士号に関して、面接の際にどのような話題が出たか。

結論として、博士を持っていることは面接の際によく話題になりました。

ただ、博士を持っていることを採用の決め手にしているというわけではなさそうでした。

 

むしろ、

博士をとることや研究開発に対して、あなた自身がどのような価値観を持っているのか

に迫る質問が多かったように思います。

 

例えば、以下のような質問です。

・なぜ博士をとることになったのか

・会社の研究開発とどのように両立したのか。

・課程博士と違う、社会人博士の良い点などはあると思うか

・企業の研究とアカデミアの研究を、どのように自身の中で区別しているのか。

・研究開発において、あなたが最も大切にしていることや考え方は何か。

 

質問のきっかけは博士号のことに起因していますが、聞かれているのは「応募者の研究に対する考え方・価値観」です。

 

結局、内定を得て入社した後は、その会社の価値観を理解したうえで研究開発をすることになります

おそらく面接官は

この会社の価値観の中で、この人は自分らしく働いてくれるか

を判断しようとしていたのだろうと、私は勝手に想像しています。

 

博士号をとったこと以上に、その人の研究開発に対する考え方の方が、大事なのでしょう。

ちなみに、私は以下のように答えていました。

 

まとめ

今回は、「博士号は有利に働く?」という話題で記事をまとめました。

 

・転職エージェントとしては、博士号は経歴になるので、アピールになる。

・書類選考においては、有利に働く場面もある(必須条件の企業であれば特に)

・博士号を持っていることが採用の決め手にはならないと思われる。

・「研究開発に対する考え方や価値観」を聞くきっかけとして、博士号が話題になることが多かった。

 

博士号をとることが大変であることは私も十分承知しています。

一方で、博士号そのものの価値以上に、研究者本人のマインドや価値観が重要視される場面が、特に採用面接においては多いなと感じました。

 

転職を考えていらっしゃる方は、「研究に対する自分の価値観」を改めて考えてみるといいかもしれません。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

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研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15

社会人博士は転職で有利?

これについて、社会人博士を取得した著者の視点で以下の記事にまとめました。

https://researcherinacompany.com/recruit-21



【体験談】30代研究者が転職エージェントと面談、良い雰囲気でした。

研究職に限らず、転職活動を始めるにあたって、

転職エージェントへ連絡する方は多いと思います。

転職エージェントは、

無料の初回登録後にすぐ初回面談の連絡が来ることが多く、

その際に自身の経歴や今後の希望について話すことになります。

 

当然正直に話す必要があるのですが、

自分は客観的に見てどのような評価を付けられるのか、

応募する私たちは想像がつかないので、

不安であり緊張するだろうと思います。

 

そこでそんな皆様に少しでも安心してもらえるように、

今回は、

30代研究者が転職エージェントと面談した時の様子

について、私の経験をお話ししたいと思います。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、

その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクから覗いてみてください。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

30代研究者が転職エージェントと面談した時の雰囲気研究職の転職体験談

前提の整理:私の経歴と使用した転職エージェントなど

経験をお話しする前に、前提を整理しておきます。

私の経歴

主にプロフィールページに書いています。

 

当時30代前半、企業研究員歴は5年程度、

大学の研究員兼務、社会人博士D3の頃でした。

基本的には、

機能性食品の基礎・臨床研究」をやっていたという理解でよいと思います。

商品開発や営業の経験はほんのわずかで、

研究以外にアピールできるものはあまりない状態です。

 

逆に、以下の分野の知識・経験は比較的あります。

・食品学、栄養学、一般的な生化学や生物学の知識。

・免疫学や細菌学もかじっている。

・食品レベルのRCTや観察研究のデザインや簡単な解析手法を知っている。

・成分測定などの分析手法について検討・検証ができる。

 

そして、まだまだ研究開発を中心に仕事をしたかったので、

食品業界もしくはその他業界で食品関連の事業を持っている企業を希望する

というスタンスで最初は臨みました。

 

最初に連絡を取った転職エージェント

約2年前に情報交換を始めるにあたって、

以下の3つとコンタクトをとるようになりました。

JACリクルートメント (外資系含めて、ハイクラス案件が見れる

リクルートエージェント (一般的、幅広く見れる

アカリクキャリア研究者の就活・転職に特化

 

その中でも特に、JACリクルートメントを中心に使用していました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

 

ビズリーチにも登録していましたが、

特定の担当者とお話しするわけではないので、

今回のお話からは除外しています。

私の経歴を伝えた際の転職エージェントの最初の反応

さて本題、上記の経歴をお伝えしたところ、

ざっくり以下のような反応をもらいました。

 

・年齢を踏まえ、「プレーヤー研究員」としての即戦力採用を目指すことになるだろう。

・研究員歴10年手前くらいで、アピールできる成果が出始める時期だと思う。

業績を職務経歴書に書けるようになるタイミングでもあり、転職活動がしやすい年齢だと思う。

・逆に、この時期に書ける業績がない人は書類選考でのアピールが難しいかも。

・理系職の場合、30代前半であればマネジメント経験がマストでないことも。

 文系職ではマネジメント経験を重要視する企業も増える年齢である。

 もしマネジメント経験があるなら、それはアピール材料になる

食品会社研究職の求人は少ない。もう少し視野を広げた方がいい。

→「製薬・化粧品・化学メーカー」で食品事業を持っている会社も知りたい、

 と私から希望を提出。

・そもそも研究職の求人は少ないが、現時点であなたの能力にそこそこマッチする求人はある

 

・ピッタリマッチするの求人は、タイミングが合わないと出てこないかもしれない。

 転職を考えているなら、良い求人が出たら紹介するから、1日2日で応募するか判断をしてほしい。

 

・ごく稀に、「–分野のxxスキルでyyできる人。」みたいなピンポイント求人がでることがあるので、

 あなたがその対象者なのかエージェントにもわかるように、職務経歴書に書いてほしい。

 

条件面について、転職エージェントの反応

次に、給与などのこちらからの希望条件を伝えたうえでの、

条件面に対するエージェントの反応です。

 

食品業界から製薬や化学などの業界に移ることができれば、

 待遇はほぼ間違いなく良くなる。

 ただ、製薬や化学の企業から、

 食品業界の人が欲しいという求人は頻繁には出てこない。

 

食品業界でも大手に移ることを考えれば待遇はよくなると思うが、

 そもそも食品業界の研究職は求人が少なく、

 また出てきても人気であることは覚えておいてほしい。

 

・条件面の重要度が高いのであれば、

 なおさらエージェントと常に情報交換をしてほしい。

 頻繁にやり取りしている人の方が、良い求人はどんどん回っていくと思う。

 

まとめ

今回は、

30代研究者が転職エージェントと面談した時の様子

についてまとめてみました。

 

30代前半は研究員としての業績などのアピール材料が出始めるころであり、

転職を検討するには30代前半はよい年齢かもしれない

というコメントをもらいました。

 

マネジメント経験が30代前半の研究職ならマストではないことも、

少なくとも私にとっては励みになりました。

 

条件面については、

やはり業界を変えた方が改善しやすいが、

製薬や化学の企業から、

食品業界の人が欲しいという求人は頻繁には出てこないので、

業界を変えることを考えるなら、

常に情報にアンテナを張っておく必要があるようです。

 

皆様が最初に転職エージェントとお話しする際に、

どのような反応が返ってくるか。

私の事例と比べてみると

ご自身の立ち位置がより明確になるかもしれません。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



【食品研究者の転職候補先】転職エージェントから紹介された候補先は?研究職の転職体験談

転職活動をしていると、「行きたい業界・会社」と「自分に合いそうな業界・会社

というものが、何となくわかるようになってきます。

 

「現職と同じような仕事をしている業界・企業」

はイメージがわきやすいですが、

実はそれ以外にも転職候補先が見えないところ

に存在している可能性があります。

 

自分の背景情報を踏まえて適切な人から良い情報を聞き出すことで、

自分に適した or 行ってみたい転職候補先を

ピックアップできるようになります。

 

今回は、

・食品研究職である私はどういう企業や業界を転職候補先にしたか。

・それらの情報を踏まえてどのように選考へ進む企業を選んだか。

について紹介します。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、

その中でも、以下の2つを重宝しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

転職を少しでも考えている方は、覗いてみてください。

複数の転職エージェントから紹介された食品研究者の転職候補先

前提を揃えます:私の背景情報

どういった企業や業界が候補になるか考える場合、

まず私がどのような背景を持っているかを理解してもらわなくてはいけません。

 

詳しくはプロフィールページに書いていますが、

基本的には、

機能性食品の基礎・臨床研究」をやっていたという理解でよいと思います。

商品開発や営業の経験はほんのわずかで、

研究以外にアピールできるものはあまりない状態です。

 

逆に、以下の分野の知識・経験は比較的あります。

・食品学、栄養学、一般的な生化学や生物学の知識。

・免疫学や細菌学もかじっている。

・食品レベルのRCTや観察研究のデザインや簡単な解析手法を知っている。

・成分測定などの分析手法について検討・検証ができる。

 

転職先候補と考えた業界や企業と、その情報をエージェントから引き出すコツ

結論としては、

食品会社もしくは

食品部門をもつ製薬・消費財・化粧品・化学系の会社を中心に考えていました。

その中でも、食品関係の研究開発体制がある会社の優先度が高かったです。

これらの領域・企業を希望した理由は以下の通りです。

 

・今後しばらくも、研究開発をメインにして働きたかった。

・食品系の研究開発への興味は失っておらず、まだ続けてみたいと思っていた。

・これまでの知識が活かせるような業界・領域を狙った方がよい

 という、エージェントのアドバイス。

 

実際、複数の転職エージェントとお話をさせてもらいましたが、

これまで食品会社の研究開発で働いていたとお話を伝えると、

まず最初に同じ業界での求人情報を紹介する方たちばかりでした。

 

しかしそれでは

自分が本当にその業界内でしか転職できないのかわからないので、

あえて自分から「食品をやっている製薬・化粧品・化学」という言葉を出して、

エージェントから候補を引き出すという取り組みをしていました。

 

結局のところ、

エージェントとして転職させるイメージがわきやすいのが同じ業界というだけです。

こちらがある程度アイディアをもって提案することができれば、

エージェント側もそれに気づき、

他業界に関する情報も集めてくれるようになります。

 

エージェントといっても抱えている顧客はたくさんいて

優先順位があるようです。

場合によっては

自分の優先順位が低い顧客に対してよい提案をしてこない場合もあるので、

そこにうまく自分から切り込んでいく必要があります。

 

このように、

エージェントなどとうまくコミュニケーションをとることができれば、

同じ業界以外の関連する求人の確認もできるようになるでしょう。

 

これをやった結果、食品以外の業界で食品部門のある企業を紹介していただき、

実際にいくつかは選考に進むことに決めました。

 

選考に進むかどうかの判断は?

結局のところ、

自分が楽しく働けるイメージができる業界・企業」を選んだと思っています。

その会社で働くイメージができるorできそうな会社でないと、

自分もモチベーションが上がらないし、採用される確率も低いでしょう。

 

最終的には自分の心に聞いて、

ここなら行ってもよさそうだ」という判断が

内定後も持ち続けられる業界・企業を選ぶようにしてください。

 

まとめ

今回は、以下について簡単に整理しました。

・食品研究職である私はどういう企業や業界を転職候補先にしたか。

・それらの情報を踏まえてどのように選考へ進む企業を選んだか。

 

結局のところ、

自分が働くイメージができるところ」の選考を進めるほうが内定を得やすいです。

 

自分が働くイメージができる業界や企業を判断するためにも、

・転職エージェントには自分のイメージをしっかりもつ。

・そのイメージをエージェントに伝えて、気づかせる。

・候補となる選択肢を複数入手し、自分の心に聞く。

というくらいのスタンスで転職活動に臨むのが良いと思います。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



【研究職の職務経歴書】どんな行動や経験が役に立ったか:研究職の転職体験談

研究職に限らず、

転職活動では応募に向けて職務経歴書を準備します。

 

職務経歴書は、職務経歴、業績、スキルや資格、仕事における考え方など、

あなたは何者ですか」をまとめる資料です。

書類選考だけでなく、面接の際の話題の起点になることも多いです

 

言うまでもなく、職務経歴書はとても大事ですが、一人一人違う内容になるため

「これを書けばよい」と一貫したものはお示しできません。

 

そこで今回は、

研究職が職務経歴書を作成する上で、どんな行動や経験が役に立ったか

について私の経験をもとにまとめます。

 

研究職の職務経歴書作成で役に立ったこと

職務経歴書の書式を転職エージェントからもらう

契約書、決裁書、請求書、論文や特許と同じように、

職務経歴書にも大まかな書式があるようです。

 

インターネット上で探せばすぐに見つかりますが、

私は転職エージェントから書式をもらい、そのレイアウトに合わせて作りました。

これに関して、私は以下のメリットを感じました。

 

・何を書くかが指示されているので、書けばいいことが分かりやすい。

・少なくともその転職エージェントから、書式に関する指摘を受けなくて済む(時間短縮)

 

職務経歴をまとめるフレームがあると、経歴を整理しやすい。

自分の職務経歴を時系列にまとめるのは、意外とめんどくさいです。

 

あの仕事をやったのが、具体的に20xx年だったか思い出せない、

たくさんの仕事を、どういう順番でどのような経緯があってやっていたか思い出せない。

 

少なくとも私はその傾向がありました。

その時に、職務経歴書にあるフレームが助けになりました。

 

職務経歴書の多くには、職務経歴を書くフレームがあります。

このフレームは、期間と業務内容を継時的に記載できるように作られています。

 

そしてそこに実際に書き込み始めると、

「Aの仕事は、その前のBの仕事で起きたトラブルが原因で始まった」

「Cさんが部署異動したタイミングで仕事Dが降りかかってきて、この時期は大変だった」

など、リアルな記憶がよみがえってくることも多いです。

 

実際に選考が進み面接になると、

過去の仕事における経緯や背景、その際に考えたことなどを話す機会が多くなります。

 

この職務経歴書のフレームを使うことで、

自分の仕事の推移を頭の中で整理して当時の記憶と結び付けることができ、

面接の際によりリアリティのあるお話ができるようになると思います。

 

業績がたくさんある。

身もふたもないですが、

業績欄に、特許、論文、学会発表/セミナー、臨床試験経験(UMIN番号など)

などがたくさん書かれていると、職務経歴書が華やかになります(笑)

 

業績を重要視している会社だけではないですが、

やはり業績欄がびっちり埋まっていると迫力があります。

 

職務経歴書は、「この人が出してきた結果」を判断する資料でもあります。

客観的な業績がそれなりに並んでいる方が、書類選考が通りやすくなるのは間違いないでしょう。

 

改めて身もふたもないですが、業績はたくさんあった方がいいです。

 

もし現在めぼしいものがないな~と思っている方は、

「職務経歴書の業績欄を埋める」ことを秘めたモチベーションにして、

特許や論文などを出したいと会社内で手を挙げるのもありだと思います。

 

職務経歴書を書くと、仕事で大切にしていること、得意なことが見えてくる。

業績がたくさんあることは特に書類選考では有利に働きますが、

面接ではその人自身の人となりの確認も行われます。

そしてその確認は、職務経歴書に書かれた内容を起点に質問されることが多いです。

 

これまでの自分の仕事の経歴を改めて眺めてみると、

・仕事において一貫して大切にしてきた考え方

・仕事でよく使っていたスキル・知識、それを取得する中で工夫したこと

こういったものが整理されてきます。

 

そしてこれらは、あなた自身がどんな人なのかを考えるヒントを与えてくれます。

 

職務経歴を踏まえて自分が大切にしていることや得意としていることを整理できれば、

面接の際にもスムーズに自己アピールができるようになるでしょう。

 

まとめ

今回は、研究職の職務経歴書作成において、どんな行動や経験が役に立ったかをまとめました。

 

・職務経歴書の書式を転職エージェントからもらう。

・職務経歴をまとめるフレームがあると、経歴を整理しやすい。

・業績がたくさんある。

・職務経歴書を書くと、仕事で大切にしていること、得意なことが見えてくる。

 

書類選考は、実質職務経歴書のみで戦うことになります。

当たり前ですが、転職活動ではこの書類のクオリティが勝負に大きく影響します

 

上記のようなお役立ち側面もありますので、

ぜひ職務経歴書のフレームを使い、自分の実績・得意なこと・考え方を

うまく整理してください。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

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早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

 

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著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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【実録】研究職で転職内定!年収アップも実現!私の転職活動のポイントを紹介!

この記事では、著者の経験に基づいて、

30代研究職の転職活動で内定・年収アップにつながったポイントと、

おすすめ転職エージェントを紹介します。

 

表題の通り、無事に内定を得ました!

次も食品会社の研究開発職です!

仕事の中身は変わりますが、新しい場所でも自分らしく頑張りたいですね!

 

育ててくれた現職には感謝していますし、

残っている期間で引継ぎはしっかりやっていくつもりです。

 

この記事では、私の転職活動のハイライトについて簡単にまとめました。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、

その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

研究職の私の転職活動:ハイライト

約2年前から転職エージェントと連絡を取り、情報収集をしていた。

すぐに転職するつもりはなかったのですが、

自分の市場価値や転職できる可能性を知るために、

2年近く前から転職エージェントやアカリクと連絡を取り、情報収集をしていました。

同時に、職務経歴書を定期的に更新していました。

 

そのおかげで、エージェントからも自分の活躍できそうな案件を毎回紹介してもらうことができ、

転職活動をする土台を作れたと考えています。

転職する決意が固まってすぐに行動することができた。

情報収集や準備を事前にしていたおかげで、

転職する決意が固まってすぐに行動することができました。

 

転職市場の求人は流動的で、いいと思った求人もすぐになくなってしまいます。

すぐに動けるように準備しておくことは、良い転職をする上でとても大切です。

 

準備してすぐに動いたおかげで、良い運・巡り合わせに辿り着けた。

どれだけ準備をしてすぐに行動しても、

企業側とマッチングしなければ、

企業にも転職希望者にも良いものにはなりません。

その点私は、運や巡り合わせに恵まれたと思います。

 

一方で、

しっかり準備をして素早く行動できる人の方が、

運を引き寄せられる傾向があるような気もしています。

常に準備しておき、チャンスを狙っているという姿勢は、やはり大切でしょう!

 

まとめ

まずは、内定が得られてホッとしています。

そして、今回書いた心がけをしていたおかげで、

良い結果につながったと考えています。

 

①2年近く前から転職エージェントとは連絡を取り、情報収集をしていた。

②転職する決意が固まってすぐに行動することができた。

③準備してすぐに動いたおかげで、良い運・巡り合わせに辿り着けた。

 

以上のことは、転職活動において非常に大切だと思います。

 

もちろん、入社してみたらいろいろなギャップがあるかと思いますが、

まずは内定が得られたことを喜ぼうと思います。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!