【体験談】研究者目線で、転職前後の会社を比べてみた。

こんにちは、とうやです。

2023年に研究職から別の会社の研究職へ転職し、もうすぐ1年になります。

前職に不満があったわけではなく諸事情が重なったことによる転職でしたが、

おかげさまで、現在の職場は忙しい中でもとても楽しく、いい転職ができたなと感じています。

 

私の転職の経緯や、研究職転職ノウハウについては、こちらの記事を見てみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/

また、私が使用したオススメ転職エージェントの情報についても、こちらに記載しておきます。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

さて、転職して約1年が経ち、いつも感じるのが

前の会社と今の会社、全然違うこと多すぎ!

転職体験談ブログを見ると、会社の社風の違いで戸惑った経験などがたくさん書かれていますね。

 

また、研究職という視点でも前職と現職を比べてみると、

研究テーマの決まり方、研究員の取り組み方、その他関連するルールなど、

研究開発周りでも社風の違いが色濃く出てきます。

研究開発においても各社さまざまな違いがあるのは想像されますが、

実際に転職して体験してみると、その違いはかなり大きいものだと実感させられます。

 

そこで今回は、

【体験談】研究者目線で、転職前後の会社を比べてみた。

というテーマで語っていきます。

【体験談】研究者目線で、転職前後の会社を比べてみた。

研究テーマの決まり方、予算の取り方

研究テーマの決まり方、前職と現職で結構大きな違いがあったので紹介します。

前職:研究所で小さく試してみて、芽が出たものをテーマ化させる

前職は研究所に対する会社全体の期待感が小さかったという背景もあり、

研究所で小さく試してみる ⇒ 芽が出たものを本テーマ化しつつ、事業化先を探す。

という流れがほとんどでした。

 

予算については、

研究部門の年間予算がすでに決まっており、その中ですべてをやりくりする。」

というスタイルでした。

そのため、すでに事業と強く結びついているテーマに予算が大きく割り振られ、新しい研究に大きな予算はつけられないことがほとんどでした。

 

新しいことを始める際に確かにお金はあまりありませんでしたが、

試しにやってみてから考えよう」というマインドで仕事に取り組みやすい仕組みでした。

 

現職:研究を始める前に決めることが多い。

現職は基本的に、

研究計画やその先の方向性まで具体的にしてからでないと、研究を始めさせない(承認しない)。

という制度になっています。

研究方法、費用、期間、担当者などだけでなく、

お客様のイメージ、商品イメージや単価と利益率、知財戦略、事業化した際のパートナー候補、推定ビジネス規模、

この辺りまでを「研究開始前」までにある程度整理しなくてはいけません。

 

そのため、研究を始めるまでの「調査」や「社内調整」に非常に労力を強いられます

当然研究開始までたどり着けないテーマがたくさん発生します。

 

一方で、承認されるテーマ数が少ないということもあり、

承認された研究テーマには一定の規模の予算が割り当てられます。

ここまで綿密な計画を求められるため、当然スモールスタートはできません。 

 

「試しにやってみてうまくいきそうなものを軌道に乗せる」というスタイルは現職では難しいですが、

一方で大きなことを成し遂げたい場合には、承認を受ければ予算をそれなりに取れるという点でメリットがあるかもしれません。

社員の研究開発への取り組み方

上記のような研究テーマ設定スキームの違いがあるため、

研究員の研究開発への取り組み方やそのマインドにも前職と現職では大きな違いがあります。

こちらも、比較して説明します。

前職

予算はあまりない状況ではあるものの、自分や研究員同士のアイディアに基づいて「まず試しに小さくやってみよう」という雰囲気がありました。

自分のアイディアをすぐに試せる環境というのは、研究員本来の持つ欲求を満たせるという点でも良い環境だなと思っていました。

 

一方で、新しいことに対して大きな予算が割り当てられる確率はほぼ皆無でした。そのため、

「自分の成果を社会へ出したい」というタイプの人は、何年もかけて他部署や社外(競争的資金)に掛け合い、予算と協力者の獲得に奔走するしていました。

実際ある社員は、「うちの会社は新しいことをさせてくれない!」とよく嘆いていました。

現職

まず、研究テーマ承認までに相当な労力を要するため、研究開始前の研究員のモチベーションコントロールが非常に難しいです。

研究が好きな人たちにとって、研究させてもらえないというのはストレス以外の何物でもありませんからね…

 

その後研究テーマが承認されると、今度は締め切りと結果に対する凄まじいプレッシャーとの戦いになります。

大きな仕事を成し遂げたいタイプの研究員であれば、この状況は想定内(むしろ望むところ?)と思います。

例えば私自身は、研究を通してそれなりに社会インパクトにつなげていきたいという考えのため、このような状況に必要以上のプレッシャーやストレスは感じていません。

 

一方で、自分のアイディアをすぐ試すことを大切に考えている人からすると、

テーマ承認後は「まず試してみて、うまくいけば進めて、うまくいかなかったら撤退する」というような小回りが利かなくなるため、ストレスフルに感じてしまうかもしれません。

また、締め切りと結果に対するプレッシャーは大きなストレスになるリスクがあります。

イチ会社の研究員の中にも、様々な考え方の人がいます。研究したいだけなのに大きすぎるプレッシャーを背負わされるのが果たして適切なのか、なかなか難しい問題だなと日々感じています。

求められる安全衛生レベルが全然違う

安全衛生に関するルールやそのレベルは、その会社の業務内容やたどってきた歴史に基づいているような気がします。

前職と現職では以下のような違いがあります。

前職:厳しい

・製造工場レベルの安全衛生レベルを、本社・研究所・営業所にも求める社風。

・研究所の服装(専用作業着・安全靴必須)や使用物品に関するルールが厳しく、しかも徹底されている。

・安全衛生に関する研修の数・頻度が多い(平均月1回くらいは何かしらあった)

・5S活動(ヨシヨシ活動?)に割く時間がものすごく多い(これはこれでしんどい💦)

 

現職:緩め

・少なくとも研究所・本社・営業所においては、工場レベルは求められていない。

・専用作業着を着る以外はルールがほとんどない(実験して大丈夫?みたいな服装の人もいる)。

・安全衛生に関する研修は年に数回程度。

・前職の目線で見ると、危険に見える行動をとる人も少なくない。

 

他部門の研究開発に対する理解度

前職は社員のほとんどが研究に興味がなく、研究員は会社の片隅に置かれるような社風でしたが、

現職は研究開発にそれなりの期待をかけてくるような社風です。

これはメリットデメリットに分けて記載します。

メリット

・いちいち背景から丁寧に説明する時間が減る。

・研究背景の共通理解があるため、議論がスムーズ。研究側も有益な情報も得られやすい。

・他部門から依頼される内容が具体的で、何をやればよいのか研究側も分かりやすい。

(ざっくりしすぎて何をやればいいのかわからない依頼、めっちゃ困る(笑))

デメリット

・急かされる。研究結果はまだか?としょっちゅう聞かれる、プレッシャーがすごい。

・期待されている分、仮説通りに結果が出なかったときの手のひら返しがすさまじい。

・頼られることが多くなり、自分のやりたいことができなくなる。

 

前職は社員のほとんどが研究に興味がなく、研究員発信の情報が会社になかなか届きませんでしたが、

他部門の監視があまりない分、自分の考えに基づいた研究開発に取り組めていました。

 

一方現職は、経営陣はじめ多くの部署が研究開発の動向を注視するような社風です。

コミュニケーションがとりやすいというメリットはあるものの、プレッシャーが結構えげつないなとも感じています。

終わりに

食品会社から食品会社へ転職して1年間で、研究者目線で感じた2社の違いは主に以下の通りです。

・研究テーマの決まり方、予算の取り方

・社員の研究開発への取り組み方

・求められる安全衛生レベルが全然違う

・他部門の研究開発に対する理解度

 

いずれも社風を反映したもので一概にどちらがいいとかは言えませんが、

少なくとも私は、研究者として現在の職場に不満は抱いていません。

また新たに気づいたことがあれば、この記事に随時追加していきます。

 

お勧め転職エージェント

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しましたが、

主にJACリクルートメントを使用しました。

 

今回の記事を読んで少しでも転職活動に興味がわいた方は、

ぜひ一度覗いてみてください。

 

会員登録、コンサルタントとの面談、求人紹介などはすべて無料です。

転職活動中のサポートもすべて無料です。 

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方




【体験談】研究職転職者が語る、JACリクルートメント(初回面談)

研究職の転職はどの転職エージェントがいいのか?

JACリクルートメントはたまに聞くけど、研究開発職の転職に使えるの?

安心してください、

このブログの著者は、主にJACリクルートメントを使用して、

2023年に研究職から研究職への転職を実現させました!

 

JACリクルートメントといえば、

主に外資系企業を中心とする

ハイクラス求人を扱っている転職エージェントです。

 

一方で、私自身は日本の企業で研究職をしてました。

そのため読者の中には、

日本企業出身者はJACリクルートメントはミスマッチなんではないか?

と思う方がいるかもしれません。

 

しかし現実として、私自身は

JACリクルートメントを使用することで内定を得ることができたので、

先ほどの心配は不要であると考えています。

 

そこで今回は、私の転職体験の中でも

JACリクルートメントの初回面談の内容とその事前準備に焦点を当て、

日本の研究所で働いてきた研究職であっても、

JACリクルートメントから求人を紹介してもらえたのか?

について、まとめていきます。

研究職転職者が語る、JACリクルートメント(初回面談)

JACリクルートメントについて

まず、JACリクルートメントについて、簡単に紹介します。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

 

JACリクルートメントは、

いわゆる「ハイクラス向けの転職エージェント」の位置づけです。

外資系企業や海外に拠点があるグローバル企業の求人が多いようです。

30代以上、管理職、役員クラスの求人も多い印象です。

 

非公開求人が多いという特徴があるため、

詳細な情報は無料登録してエージェントから紹介してもらうのが無難です。

ただ、登録していない状態でも求人検索はできますので、

気になった人はこの記事の一番下のリンクから求人検索をしてみてください。

 

会員登録後の初回面談までのやり取り

会員登録した翌日に担当者から連絡をもらい、

2週間後にWEB面談の日程を設定しました。

 

その際、事前準備の書類として、

履歴書・職務経歴書・ご自身の状況を聞き取るアンケート

の3つの書式をもらいましたが、

書類作成は必須ではないが、事前に送っていただけるとより適切な求人を示せる

というコメントもいただいていました。

 

事前に書類がないと適した求人示せないんじゃない?

と思って後日詳細に聞いたところ、

 

「最初に示した求人だけで行動に移す人は少ないので、

面談などのやり取りは継続していくことが多く、

繰り返しコミュニケーションをとるのが大切だと思う。

なので、書類準備ができなくても、面談できることの方が大切。

 

という理由で、このようなコメントも添えているとのことでした。

 

私は、すべての書類を面談3日前に提出したのですが、

提出翌日にはその書類をもとに3件ほど求人を送ってきてくれました。

私の担当者はそのくらいのフットワークのある人だったようで、

この時点でかなり私は安心していました。

初回面談の内容

初回面談は2022年の冬、WEBにて行いました。

事前に私が提出した3つの書類と、

先方が示してくれた3件の求人情報をもとに1時間ほど面談しました。

 

初回は私の背景を理解してもらう時間ということで、

ほとんど私が話していました。

ただ、事前に提出した「ご自身の状況を聞き取るアンケート」のおかげで、

自身の状況が頭の中で整理できていたので、

とてもスムーズに情報を伝えられたような気がします。

 

面談の際には、個人的なことも含めて多くの質問を受けましたが、

プレッシャーや圧迫感を感じることはなく、

とても丁寧」という印象でした。

 

担当してくれたエージェントも研究関係の求人について知識が豊富で、

今後キャリアアップにつながるような提案を、

いくつかいただくことができました。

示された求人内容は、確かにいずれもハイクラス

そして最初に紹介してもらった求人内容の中身ですが、

確かにハイクラスな求人のみを紹介してくれました。

 

研究職としての転職を希望していたのですが、

示されたのはいずれも研究所勤務となる求人であり、

国内大手や外資系企業の研究ポストなど、

年収や待遇が上がると想定されるものばかりでした。

 

やはり一般的な評判の通り、

JACリクルートメントの求人にはハイクラスなものが多く

その傾向は研究職であっても同様でした。

 

実際にどのような求人がもらえるかは、

皆様の現在の状況により変わってくると思いますので、

非公開求人も含めて紹介してもらいたい人は

会員登録と初回面談を設定することをお勧めします。

 

一方で、公開求人だけであれば

会員登録せずに検索することができます。

気になった人は以下のリンクから一度検索してみてください。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

新着求人四半期初めに出やすい傾向

ここから先は、私が転職エージェントから聞いた内容です。

エージェント及び私の見解ですので、ご注意ください。

 

研究職としての求人をいくつか紹介いただく中で、

求人が出やすい時期があるのかについて相談しました。

その答えとしては、

四半期の初めに、一番求人が出やすい傾向がある

とのことでした。

 

あくまで傾向であり、詳細は企業ごとに違うようですが、

四半期の初めに、企業は求人を公開する傾向があるそうです。

 

逆に、採用人数が少ない求人は募集開始直後に上限に達してしまい、

それ以外の時期にはなかなか募集がないとのことです。

 

もし研究職のように採用人数が少ない職種を狙う場合は、

四半期ごとに求人を検索するといいかもしれません。

 

この考え方はこのエージェントの方から伺うまで私自身考えたことはなく、

今後の転職活動にとても参考になる情報でした。

 

実際に転職を希望していなくても、

このような情報を聞いて自分の頭に入れておくだけでも、

転職エージェントに登録する価値はあると感じました。 

 

まとめ

・JACリクルートメントの面談前に、3つの書類を提出した。

・書類提出後、面談前に求人3件を示してくれた(私の場合)。

・示された研究職求人は、確かにいずれもハイクラスであった。

・新着求人は四半期の初めころに出やすい傾向がある。

 

今回、JACリクルートメントの初回面談について記事をまとめました。

転職エージェントは他にも複数登録していましたが、

最終的には、JACリクルートに紹介していただいた最初の3件の中の1つから内定をいただき

後日私は転職することになります。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/

お勧め転職エージェント

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しましたが、

主にJACリクルートメントを使用しました。

 

今回の記事を読んで少しでも転職活動に興味がわいた方は、

ぜひ一度覗いてみてください。

 

会員登録、コンサルタントとの面談、求人紹介などはすべて無料です。

転職活動中のサポートもすべて無料です。 

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方




研究職が転職エージェントを使い倒すべき理由:転職体験談

著者は2023年、研究職から研究職への転職活動に成功しました。

書類提出や面接などの本格的な活動は、

約半年という短期間で終わらせることができました。

 

ただ、転職活動自体はもっと以前から進めており、

転職エージェントなどからの情報収集など、

「準備」に相当するものは約2年前から断続的に続けていました。 

2年前からの準備は断続的かつ小さな負担しかないものでしたが、

結果的にこのおかげで、

いざ本格的に転職活動をすると決めた直後から素早く動くことができました。

 

現在は転職を希望していない皆様でも、

早い段階から転職エージェントへコンタクトを取り、

転職エージェントをどんどん使い倒して、情報収集をすることをお勧めします。

 

この記事では、

研究職は転職エージェントをもっと使い倒すべき理由

私の経験をもとにまとめました。

 

研究職は転職エージェントをもっと使い倒すべき理由

自分の市場価値や転職できる可能性を何となく知り、客観視できる。

これは一つの会社にいるだけでは気づくことは困難です。

どうしてもその会社の中の評価軸が頭の中にしみついていますからね…

(一概に悪いという意味ではないですよ。)

 

とはいっても、自分が今の会社以外で働ける可能性があるのか、知っておきたい人も多いでしょう。

 

そのように考えている人は、現在転職希望がなくても、

求人情報を確認しておくほうが安心です。

 

求人情報をざっと見るだけでも、

どんな分野の会社がどんな人を欲しているか、

自分はその対象に入れる可能性がありそうか、

何となくですが把握できるはずです。

 

求人情報を見て、

自分の市場価値や転職できる可能性があるかを客観視しておくだけでも、

安心感はだいぶ違います(個人的経験)。

 

また、転職エージェントに相談すると、

検索では出てこない非公開求人を持ってきてくれることも多いです。

 

ネットだけに頼らずもう少し踏み込んでエージェントと連絡を取ることで、

より具体的な情報に触れ、よりリアルに市場価値を把握できる可能性があります。

 

給与相場が何となくわかる。

求人情報には、およその給与範囲が書いてあることが多いです。

 

400~800万円みたいに幅が広いことも多いですが、

求人内容を見て採用対象と思われる年齢(例えば第二新卒くらい~中堅くらい)を想像すれば、

 

自分のキャリアだとこの辺の金額になるかな?

と何となくイメージできることも多いです。

 

その給与が現在の自分の給与と比較してみれば、

転職で給与を上げられる可能性にも気付けるかもしれません。

 

求人の移り変わりを眺めることで、スピード感をイメージできる。

基本的に、研究職の求人は案件数も人数も少ないことも多く、しかも移り変わりは早いです。

私も、見つけたと思った次の日には見れなくなっていた求人も見たことがあります。

 

人気があり競争力の高い求人は、すぐに募集が終わってしまうことも多いですね。

 

一方で、比較的長い期間掲載されている求人は、

採用人数が多い、もしくはあまり人気のない求人なのかな?と想像することもできます。

(必ずしもそうではないですが…)

 

とにかく、求人がどういうスピード感で流れているかは求人情報を眺めることで把握できます。

自分が実際に転職活動をする時に、どのくらいのスピード感で行動しなくてはいけないか

何となくではありますが知ることができると思います。

 

いざ転職活動を始めるときに、何をすればいいか理解できていてすぐ動ける。

求人を見たり転職エージェントと相談したりすると、

「転職は大体こんな流れなのね!」というのを理解できてきます。

 

転職市場といういわば相手の情報を少し知ることができているので、

いざ相手と戦う(転職活動をする)となったときにも、

何をすればよいか何となく見当がつくようになっています。

 

先ほども言った通り、求人のスピード感は結構すごいです。

良い求人を素早くキャッチするためにも、

自分が関連する転職市場や求人のことを事前に調べておくことをお勧めします。

 

まとめ

「なぜ転職を希望する前の早い段階から準備するほうが良いか」に関する私の考えは以下のものです。

 

・自分の市場価値や転職できる可能性を何となく知り、客観視できる。

・給与相場が何となくわかる。

・求人の移り変わりを眺めることで、スピード感をイメージできる。

・いざ転職活動を始めるときに、何をすればいいか理解できていてすぐ動ける

 

特に私は、事前準備をしておくことでこの4つのメリットを得られたと考えています。

 

現在転職を特に考えていない方も、

情報収集という意味合いでもいいので、事前準備を少ししてみてはいかがでしょうか?

 

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



研究職の皆様、この質問の答えが「はい」なら転職活動しよう

この会社でこのまま研究を続けていいのか?

この研究テーマを続けて、自分のキャリアにプラスになるのか?

企業の研究職の皆様、一度はこのようなことを考えたことはありませんか?

私はめっちゃあります!

 

2023年は、日本全体で転職市場が活況になっているそうです

実際、私の知人も研究職で転職を実現していますし、

私も研究職から研究職への転職を実現しました。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/

これまで、研究職は転職は厳しい、と言われてきましたが、

近年はその傾向はなくなってきているようです。

 

冒頭で研究職の悩みの一部を代弁しましたが、

具体的に何に対してもやもやしているのか

なぜ今の会社で研究を続けるのが不安なのか

はっきりとわからない方も多いのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、私自身の経験をもとにモヤモヤを少し具体化し、

読者の皆様自身の状況と照らし合わせて考えていただければと思っています。

 

今回は、

研究職の皆様:この質問の答えが「はい」なら、転職を考えましょう

というタイトルで、私の意見を書いていきます。

 

以下の質問に一つでも「はい」と答えた方、今が転職を考えるタイミングかもしれません。

 

【おことわり】

この記事のタイトル及び内容は、

リベラルアーツ大学両学長のyoutube動画、

【8つの質問】この質問に対する答えが「はい」なら転職を考えるべし!【自分を無駄にするな】

を参考に(というかこの骨格をいただいて)作成しました。

研究職の皆様:この質問の答えが「はい」なら、転職を考えましょう

今の研究・仕事の進む先が「全く」見えない

企業での研究の多くは、会社が設定したテーマに沿って進めます。

会社の事業内容や方針に合うテーマが設定されますし、

研究が花開いた際の事業性や実用性なども、ある程度事前に見込まれていることが多いです。

すなわち、会社が方向性を立てた中で研究をしており、

「研究が事業や出口を想定していない」ということは通常はほとんど起きません。

 

しかし残念ながら、この見積もりが甘い研究テーマが走っていることも非常に多いです。

具体的には、研究の課題設定が不明瞭、研究の出口が全く決まっていない、などの状態です。

このようなテーマの場合、いくら続けても会社に貢献できる日はやってきません。

 

もし自分の担当テーマについて課題設定や出口が全く決まっていなかったり、

自分でも出口のイメージが全くできなかったりという状況であれば、

テーマの変更などを一度検討してみましょう。

 

変更が認められない、あるいは軌道修正の見込みがないなどの場合は、

会社に貢献できる研究を実施できる環境へ移ることをお勧めします。

 

環境を変える方法の一つとして、他社研究部門への転職を検討してもよいと思います。

自分の強みが活きる研究・仕事が、社内に「全く」ない

研究という仕事は元来高い専門性が要求されることが多く、

本人の専門性や能力と仕事内容がマッチしているかどうかが、

本人の意欲や仕事の成果に大きく関わってきます。

 

会社に一定以上の人数の研究員がいる場合、

一人一人の得意分野や専門性はバラバラであることが多いです。

会社側はそのことをある程度理解したうえで、

会社側が設定した研究テーマに適した人材を割り当てることで、成果を最大化していきます。

 

全員が納得できる割り当てにすることは不可能ですが、

それでもある程度適切に割り当てようと会社側は努力しているはずです。

 

一方で、皆様がイチ研究員として会社の研究テーマを見たときに、

この会社の中では、自分の強みが全く活きないんじゃないか?

と感じた経験はないでしょうか。

感じた経験がある人、だいたいその直感は当たっています

 

先ほどもお話しした通り、研究は専門性が高いことが多いです。

そして、自身の専門性と研究テーマが全く重なっていないという状況も、企業の研究においては頻繁に起こります。

しかし、通常ある程度大きい会社であれば研究テーマは複数走っており、

その中で最も親和性のありそうな人を割り当てることで、このミスマッチを少なくしています。

しかし、「全くリンクしない人」というのが、どうしても一定数出てしまいます。

 

もし皆様がこのような状況になってしまったら、

まずは新しい領域にチャレンジしてみて、与えられたテーマに対して面白さややりがいを感じられるかを確認してみましょう。

 

それでも自分の中で納得感が得られない場合は、

自分の強みが活かされる可能性を求めて、他社へ移ることを考えてみてもよいかもしれません。

研究部門に対してトライアンドエラーを認めない雰囲気がある

研究という仕事が、他の業務と決定的に違う特徴の一つに、

トライアンドエラーを繰り返す必要がある」というものがあります。

 

本来研究には、これまでになかった新しいものを見つける・生み出すという使命があります。

そして、この使命を達成するための過程では、トライアンドエラーは不可欠です。

企業の研究においても同じで、新しい技術・モノ・サービスを形にする過程では、多くの研究員の様々な形のトライアンドエラーが行われています。

 

一方で、研究以外の多くの業務では、「ミスや失敗は許されない」という前提のもと業務が展開されています。

欠品、商品の不良、原材料不足などは、会社に大きな損害を与えますからね。

このように、研究以外の業務に携わる人は「トライアンドエラー」という概念に慣れていません

これは、研究以外の業務の人が悪いわけではないということは、改めて補足しておきます。

 

問題となるのは、

研究部門に対しても、トライアンドエラーや失敗を許さない雰囲気

が蔓延している場合です。

 

研究の生命線である「トライアンドエラー」が認められないとなると、研究はすべて成功しなくてはいけないという考えが支配し始めます。

すると、研究員は何かを試すことに非常に精神的な負担を感じるようになり、

次第に何かを試すことを躊躇するようになっていきます。

その結果、単純に試行錯誤の回数が減ってしまい、いっそう成果がなかなか出ないという状況に陥っていきます。

 

「トライアンドエラーを認めない雰囲気」の中で研究を強いられるというのは、

研究員にとって苦痛以外の何物でもありません。

このような環境では、はっきり言ってコンスタントに成果を出すことは困難です。

 

このような雰囲気が蔓延している会社・部署にいらっしゃる研究職の方は、

転職によって成果が出やすい環境を手に入れられるかもしれません。

他部署から「研究所はお荷物・金食い虫」と「本気で」思われている

先ほどの話と重複しますが、

研究は「トライアンドエラーの繰り返し」であり、その過程では時間や費用が多く投資されています。

もちろん、研究員はそのことを正しく認識して研究活動に励むべきであり、

投資を受けている以上会社の利益や発展につながる研究成果を追い求める必要があるでしょう。

 

また、このような状況を冗談半分で「研究所はお荷物・金食い虫」と表現することもあります。

確かに、研究を起点に巨大な事業が生まれる確率は低いですし、仮に生まれたとしても研究開始から何年も経っていてたくさん投資がなされた後であることが多いです。

ヒト・モノ・カネがそれなりに投資されている以上、そのように例えられても仕方ない部分はあります

 

問題なのは、「お荷物・金食い虫」と「本気で思っている人」が社内にたくさんいる場合です。

このような人たちは、

研究なんてカネばっか使ってカネにならないんだから、やめてしまえ」と本気で思っていることが多いです。

この主張が正しいかどうかは、正直会社によって異なるでしょう。

 

一方で、この状況をイチ研究員目線で見てみましょう。

研究員がそこで研究を続けるべきかに関しては、先ほどの主張の正しさはあまり関係ありません。

果たして、研究員を「金食い虫」と考える人が多い会社で働いて、明るい未来が待っていることを想像できるでしょうか?

 

おそらく、仮に研究を起点に巨大な事業を立ち上げることができたとしても、

この人たちはその事実を認めてくれることはありません。

事業や売り上げを立てても、研究に対して冷たい目線を当て続けます。

 

結局のところ、研究に対して冷たい環境で研究を続けても、仮に成果を上げても、研究員自身の立場や待遇に良い影響は生まれません。

そして、このような環境で研究員は働き続ける必要はありません。

 

研究員に対してもしっかりリスペクトが払われ、正しい認識のもと研究活動を続けることができる企業は、世の中にたくさんあります。

 

もしこのブロックの質問に「はい」と答えた方は、

転職エージェントなどを利用して別の会社の情報を集めてみることをお勧めします。

今の仕事が「全く」楽しくない

私は、この質問に当てはまる人は、全員一度転職活動をした方が良いと思っています。

特に研究において、「全く」楽しくないという状況では、

その研究から良い成果が出る確率が下がってしまいますし、

本人の精神的な負担がどんどん重なっていってしまいます。

 

もし今の仕事が「全く」楽しくないのであれば、

研究テーマを変えることや、社内異動で他の部署へ移ることを申請してみてください。

そして、もしそれらの希望が通らないのであれば、

他社へ移ることを考えても良いタイミングだと思います。

 

世の中には研究に限らずさまざまな仕事の方がたくさんあります。

そしてその中には、ご自身のこれまでの研究で培ったスキルや考え方が活かされる職種もたくさんあるはずです。

 

転職エージェントには、現在の仕事が好きになれていないという状況だけでなく

ご自身が持っているスキルやノウハウを丁寧に棚卸してもらい、

それに合致する求人を一度紹介してもらうとよいと思います。

一つでも当てはまった皆様、転職活動をしてみませんか?

皆様、いかがだったでしょうか。

もし一つも当てはまらなかったのであれば、

今の会社で引き続き研究を続けていけばよいと思います。

 

一方で、一つでも当てはまった人は、その一つの不安・不満が取り返しがつかなくなる前に、

一度社外の状況を知ってみるのもよいかと思います。

すなわち、転職活動をしてみてはいかがでしょうか、ということです。

他社の状況を知って、現在の会社と状況を比較し、

より望ましい環境が得られそうかを知っておくだけでも、安心感が大きく高まるはずです。

 

リベラルアーツ大学の両学長がおっしゃっているように

「転職にはリスクがあるが、転職活動はノーリスク」です。

転職エージェントと情報交換することにリスクはありません。

 

以下に、今回の私の転職で使用した

お勧め転職エージェントのリンクを張っておきます。

この記事を読んでみて転職活動を検討してみようと考えた方は、

一度以下のリンクからエージェントとの面談を設定し、

一度話を聞いてみてください。

新しい発見があるはずです!

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

本ブログの著者は、研究職から研究職の転職に成功しました

本ブログの著者は2023年に、

研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、転職を検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



転職活動がバレないために私が守ったこと:研究職の転職体験談

転職活動 バレる」「転職活動 バレない 方法

転職活動に関するネット記事を調べていると、

上記のワードをよく見かけます。

 

実際、転職活動が現職の同僚にバレてしまうことは、

その後の転職活動や現職での立場に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

転職活動中であることは、現職の人にバレないように気を付ける

というのは、転職活動者の鉄則だと私は考えています。

 

現職の同僚にバレないようにするために、

転職活動中、私は自らにいくつかの約束をして、

それを絶対に守るようにしていました。

 

また、昨今Web会議ツールの利用拡大に伴い転職活動が非常に進めやすくなっており、

この流れも、現職の同僚にバレにくくすることを後押ししてくれています。

 

そこで今回は、

転職活動が現職の人にバレないために、私が守ったこと、行った工夫

というタイトルで記事を書いていきます。

これらを守れば、同僚にバレるリスクは大幅に下がるでしょう!

 

転職活動が現職の人にバレないために、私が守ったこと、行った工夫

転職活動の話を、自宅以外で絶対に口にしない

最初に、絶対守るべきものをお話しします。

自宅以外で、転職活動の話を絶対に口にしない

すべてを差し置いてこれが一番大事です。

 

いつどこで誰が聞いているか分かりません。

信頼できる家族以外に、転職活動をしていることは話さないほうが良いでしょう。

 

リクルートエージェントのサイトで

転職活動がバレる原因は?」という記事がありますが、

この中にも「ぽろっと同僚に話してしまって」という記載があります。

 

意外とやってしまいがちのようです…

 

転職活動に関するメールや電話には、業務中は絶対に対応しない

これも鉄則です。

転職活動に関するメールや電話には、業務中に絶対対応しないようにしましょう。

 

先ほども述べましたが、いつ誰がどこであなたの行動を見ているか分かりません。

業務時間に隙を見せないことが、バレないための大きな秘訣です。

 

転職エージェントからの電話にも注意が必要です。

こちらの業務時間中に、平気で電話をかけてくる転職エージェントもいます。

実際に私もそのようなことがありました。

 

この電話に迂闊に出てしまうと、その内容を近くにいる同僚に聞かれる可能性があります。

基本的に、「業務時間中にメールや電話への対応をしない」ようにしましょう!

 

転職面接や転職エージェントとの面談は、できるだけリモートで行う 

2020年のコロナ以降、Web会議ツールの使用が大きく拡大しました。

この変化は転職活動にとても大きな恩恵をもたらしています。

面接や面談を、リモートで行えるようになった」という点です。

 

リモート面接ができるようになり、

転職活動のために外出・遠出をしなくてはならない場面が大きく減少しました。

 

業務時間中の私用外出や休暇を伴う遠出が急に増加すると、

それを見た同僚たちが不審に思う可能性が十分にあります。

 

リクルートエージェントの記事でも

「休みや早退、遅刻が増えた」という理由でバレたというコメントがあるように、

私用外出や休暇が増えるというのが、実際にバレる理由ランキングの上位のようです。

 

リモート面接、リモート面談を増やすことで、私用外出や休暇を減らし、

同僚から不審に思われるリスクを下げることができます。

 

必要がない限り、転職面接や転職エージェントとの面談は

Web会議ツールを使用してリモートで行うようにしましょう。

 

転職活動に伴う有給休暇取得を減らし、現職への影響を減らす

リモート面接を増やして私用外出や遠出を減らすことができれば、

転職活動に伴う現職への影響も小さくすることができます。

 

私用外出や遠出の増加は、同僚の不審を買うだけでなく、

仕事に悪影響が出る可能性があります。

 

不在が増え、さらに仕事にも悪影響を及ぼしている状況では、

最近お前は何をやっているだ?

と思われてもおかしくありませんね。

 

しかし、リモート面接の利用で外出や休暇を減らすことができれば、

その分現職の通常業務に充てられる時間が増えます。

人によっては、普段と変わらない業務時間を確保できると思います。

 

リモート面接・面談を増やして外出や休暇を減らし、

これまで通り業務時間を確保してしっかり働くことができていれば、

「まさか裏で転職活動をしているなんて」

と後々言われるくらいに、バレるリスクは大きく下がるはずです。

 

実際私も、リモート面接のおかげでこれまでと同じように業務ができていました。

このことは、バレなかった理由の一つであると考えています。

 

現職の仕事を今までと同じように堅実に行う

案外忘れがちですが、これもとても大切です。

現職の仕事には、これまで通り堅実に取り組みましょう!

これが、バレるリスクを大きく下げられる要因になるはずです。

 

結局のところ、転職活動が現職の同僚にバレるかどうかには

相手から不審に思われているか」という点が大きく影響します。

(現行犯で見つかってしまう場合は、この限りではありませんが…)

 

そのため、現職にこれまで通りに取り組むことで、

同僚から不審の目で見られないようにすることがとても大切です。

 

実際私は、

転職活動中も、通常業務はこれまで通り確実にやる!

と心に誓い、通常業務と転職活動の両方をこなしていました。

 

リモート面接で不必要に外出したり休暇をとったりせず、

今まで通りの業務時間で堅実に仕事をこなす。

これができれば、会社の同僚から不審に思われるリスクはほとんどないと私は思います。

 

まとめ

今回は、

「転職活動が現職の人にバレないようにするために、私が行った工夫」

という内容で、私が行った工夫をまとめました。

 

・転職活動の話を、自宅以外で絶対に口にしない

・転職活動に関するメールや電話には、業務中は絶対に対応しない

・転職面接や転職エージェントとの面談は、できるだけリモートで行う 

・転職活動に伴う有給休暇取得を減らし、現職への影響を減らす

・現職の仕事を今までと同じように堅実に行う

 

新型コロナ蔓延に伴い、リモート面接を活用する機会が転職活動でかなり多くなりました。

そのおかげで、転職面接やエージェントとの面談が自宅でWebツールで行えるようになり、

転職活動に必要となる時間が大幅に削減されました。

 

これにより、現職への影響を小さくすることができ、

結果として現職の人たちにバレにくくなったのかもしれません。

 

ただし、バレないために大事なのは、

今までと同じように業務に励むこと」と「自ら口に出さないこと

です。

 

この点を守れば、現職の人に転職活動中であることがバレるリスクは、かなり下がるでしょう。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



転職先を現職の人事や同僚へ言わない方が良い理由:研究職の転職体験談

転職が決まり社内の関係者へ報告する時、必ず聞かれるのが

転職先はどちらですか?」という質問です。

ほぼ全員に聞かれたと思います。

 

そして私は毎回、

申し訳ございませんが、赴任するまで転職先はお伝えできません。」

という一貫した回答をしていました。

 

この「転職先を現職の人に伝えるか」については、一人一人結構考え方が違うように思いますし、

考え方はみんな違って構わない、と私も思っています。

 

一方で、「伝えない」という対応をしたのには、私の中で明確な理由がありました。

 

そこで今回は、

転職先を現職の人へ伝えるか?

について、私の考えを簡単にまとめてみました。

 

「転職先を現職の人へ言わない」実行した私の考え:研究職の転職体験談

情報が、社内・社外にどのように広がっていくか分からず、リスクが高い 

そもそも転職・退職の情報は、様々な情報の中でも機密度が最も高いものです。

そのため、誰かに伝える際には、その伝え方には細心の注意を払う必要があります。

 

少し伝わり方が悪く

「あいつは、現職に対してよくない発言をした」のような誤解を生んでしまうと、

円満な退職ができなくなってしまう可能性も出てきます。

転職・退職に関する情報は、最低限の内容を適切な方法で伝えることが大切です。

 

一方で、転職・退職に関する情報は噂のネタとして持ってこいです。

あっという間に広がりますし、その伝言ゲームを通してどんどん中身が変化していきます。

そして、退職者本人が話していない内容が盛り込まれた噂話が完成し

場合によっては、誰かを不快にする内容になっている可能性もあります。 

 

しかし残念ながら、他人の伝言ゲームを自分がコントロールすることはできません

そして、その伝言ゲームの悪影響を小さくする方法は

転職について、最低限の情報しか他人に話さないこと

しかありません。

 

転職について不必要に多くのことを話さないことは、

結果的に自分を守ることにつながると私は考えています。

 

転職先に、自分についての誤った情報が流れるリスクを減らす

自分の転職に関して真実でない噂話が社内で出来上がるリスクがあると話しましたが、

これが、社外や自分の転職先に漏れてしまったらもっと大変なことになりかねません。

 

世の中、人間関係はどことどこがつながっているのか、全く分かりません。

特に、同業種間の転職の場合、

現職と転職先に共通の知人がいることも珍しくありません。

 

自分が予想もしてなかった人間関係を通して、

自分に関する誤った情報が転職先へ伝わってしまうリスクもあるということです。

 

これを防ぐ方法は、「現職の人に、転職先を伝えないこと」しかありません。

 

実際私の場合、食品会社間の転職ということもあり、

共通の知人がいる可能性が非常に高いです。

そのためリスクが高いと判断し、現職の方には転職先を伝えませんでした。

 

転職先への赴任後に、会社名を現職の方へ伝える予定です

一方で、現職の方へ敬意を欠いた態度をとるつもりはありません。

無事に転職先に赴任した後に、会社名を現職の方へお伝えするつもりです。

 

円満な退社ができていれば、現職と転職先の間でのビジネスを作り上げられる可能性もあります。

自分を守りつつこれまでお世話になった方へ敬意を持った対応をすることで、

現職、転職先、自分の三者いずれも傷を負うことなく次に向かうことができるはずです。

 

まとめ

私が、「転職先を、赴任するまで現職の人へ伝えない理由」は、以下の通りです。

・情報が、社内・社外にどのように広がっていくか分からず、リスクが高い 

・転職先に、自分についての誤った情報が流れるリスクを減らす

・転職先への赴任後に、会社名を現職の方へ伝える予定

 

現職の方への敬意を持ちつつ、自分に関する誤った情報の拡散を防ぎ、

次の転職先へ無事に赴任できるようにすることを考えた結果、

転職先に関する情報は、赴任するまで現職には伝えない

という対応をとることにしました。

 

この考え方の大元は、転職エージェントからこの考え方を推奨していただいたものです。

現職、転職先、自分の三者が良い方向に向かうための対応としては、

この方法が最善なんだろうと私は考えています。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



「マネジメント経験」はありますか?研究職転職体験談

今回の転職活動で経験した「困った質問」の一つに、

これまでの業務で、マネジメント経験はありますか?

というものがありました。

 

今回私は30代前半で転職活動を行いました。

一般的に30代前半は会社に10年程度務めている人が多く、

すでに部下や直属の後輩を数人抱えている人も少なくありません。

 

そのような立場の人は、

部下や後輩の業務を管理する「マネジメント」の仕事を、経験し始めているでしょう。

 

一方で私は、これまで直属の部下や後輩を持ったことがありません。

また、これ私の推測ですが、

30代の研究職でマネジメント経験がある方はあまり多くないのではと想像しています。

 

理由としては、

・特に若手の頃の研究業務は、個人で進める仕事が多い。

・チームで進める場合でも、若手は実験作業などを割り当てられることが多い

などが考えられます。

 

実際以前転職エージェントと「マネジメント経験」についてお話しした際にも、

理系で30代前半の場合、マネジメント経験はない人が多いです」という回答をもらっています。

 

しかし、転職活動で聞かれることが想定されている以上、何かしらの回答を用意する必要があります。

そこで、これまでマネジメント経験がなかった私は、

これまでの自分の経験をもとにいろいろ思案し、

「ありません」以外の回答を何とか作り、実際に面接で回答していました。

 

そこで今回は、

「転職活動での「マネジメント経験」に関する質問への対応」

というテーマで、

マネジメント経験がなかった私がとった対応」について、記事を書いていきます。

 

転職活動での「マネジメント経験」に関する質問への対応

マネジメント経験がない場合は、正直に伝える

まず、「あなたはこれまでの業務でマネジメント経験はありますか?

という質問は、

あなたは、部下を管理する役職・立場に立ったことがありますか?

という意図であることが多いです。

 

つまり、マネジメントをする役職に就いたことがあるかを聞いています。

そのため、就いたことがない人は「経験はありません」と答えるしかありません。

 

実際私も、質問に対する最初の回答は「マネジメント経験はありません」

と正直に伝えていました。

 

研究職で「いわゆるマネジメント」を経験している人は、おそらく多くない

マネジメント経験がないことを率直に伝えることによって、

採用面接において不利になるのではと心配になるかもしれません。

 

もし、その質問をする理由が「マネージャー候補を探している」というものであれば、

「ありません」と答えることで、採用からは一歩遠のくかもしれません。

 

一方で、特に30代前半までの方の場合、

マネジメントの経験がなくてもあまり不利にならないだろうと私は考えます。

なぜなら、「同世代のほとんどの人も、マネジメント経験がないから」です。

 

理系の場合、修士・博士卒で24~28歳くらいで就職すると

30代前半になるまで約5~10年間働く計算になります。

一般的に研究は取り組んでから実績がでるまでかなりの年数を要することを考えると、

5~10年はようやく結果が出始める時期にあたります。

 

言い換えると、若手から取り組んできた仕事が少しずつ花開き始めるのが

30代前半あたりであることが多いということです。

 

研究職の多くの人にとって、30代前半までは自身の研究に取り組んできた時期であり、

マネジメントを経験する時期ではありません。

そのため、マネジメント経験がないことに、そこまで引け目を感じる必要はないと私は思います。

これまでの業務の中から、「マネジメント」に近い経験を探してみる

そうはいっても、「マネジメント経験はありません」と面接で答えるだけでは、

何もアピールできず、良くも悪くも評価を得られずに終わってしまいます。

 

私も同じ悩みを持っていたのですが、

この話を転職エージェントにしたときに、一つアイディアをもらいました。

 

それは

これまでの業務で、マネジメントに近い仕事をしたことがないか

を思い出し、この経験をうまく話すことでアピールにつなげる、というものでした。

 

具体的には、

誰かの仕事を管理したり、大人数で行う仕事を主導したりした経験

をマネジメントに近い仕事としてとらえ、この経験を面接で話すということです。

 

たとえば私の場合、以下のようなマネジメントっぽい仕事もしていました。

 

・共同研究の進捗管理:共同研究先の学生の進捗を管理し、研究についてディスカッションをする。

・技術スタッフの業務管理:部署全体の業務がうまく回るように、技術スタッフへ仕事を割り当てる。

・部署横断プロジェクトの進捗管理:自・他部署の進捗をまとめて、方向性を修正する。

 

上記の業務は、管理職のように直接部下を管理するものではありませんが、

仕事の進捗を管理し、今後の進め方や役割分担などを調整する」という意味では、

マネジメントに近い仕事と考えてよいだろうと私は解釈しました。

 

もしマネジメント職としての経験がない方は、

私と同じような見方で、「マネジメントっぽい経験」を探してみると

意外といろいろ思いつくことがあるかもしれません。

 

経験を掘り下げ、「マネジメント」に近いストーリーにまとめて、面接で話す。

マネジメントっぽい経験を思い出すことができたら、

その経験を掘り下げて面接で話せる内容に仕上げていきます。

すべきことは

マネジメントっぽい仕事をしたとき、どのように考え、行動したか」を言語化することです。

 

私の場合、技術スタッフの業務管理を約3年ほどしていました。

この仕事では、「技術スタッフの方に、楽しく働いてもらうこと」を特に重要視し、

具体的には、以下のようなことを常に意識していました。

 

・技術スタッフの働くスタイル(業務体系や家庭の都合、など)をしっかり把握する。

・常に仕事がある状態を保つこと。

・仕事でぎっちり固めるのではなく、ちょっとした作業ができる隙間時間もとれるようにする。

・本人が得意な仕事をできるだけたくさんお願いすること。

・作業内容だけでなく、研究背景・進捗・お願いしている仕事に位置付けを、丁寧に伝える。

 

一つマネジメントっぽい仕事をしていれば、結構いろいろなことを考えていたりするものです。

そしてこの中から特にアピールできそうな部分をピックアップし、

面接でわかりやすく説明できれば、「マネジメントっぽい経験」のアピールは大丈夫でしょう。

 

自身の「マネジメントっぽい経験」を少し掘り下げて考えてみることで、

アピール材料は見つかると思います。

 

その材料ができれば、

マネジメント経験はありませんが、~を管理した経験があります。その中では—を意識し、な結果が得られました

というアピールができるようになるはずです!

まとめ

今回は、「転職活動での「マネジメント経験」に関する質問への対応」

というタイトルで、マネジメント経験がない私がとった対応についてお話ししました。

 

・マネジメント経験がない場合は、正直に伝える

・研究職で「いわゆるマネジメント」を経験している人は、おそらく多くない

・これまでの業務の中から、「マネジメント」に近い経験を探してみる

・経験を掘り下げ、「マネジメント」に近いストーリーにまとめて、面接で話す

 

マネジメント経験がない方が取れる対策は、

マネジメントっぽい経験を探し、掘り下げ、ストーリー立てする」ことです。

 

うまく話すことができれば、面接官から

マネジメント職には就いたことがないけど、近い経験はありそうだ

と理解してもらえる可能性が高くなります。

 

この考え方は、ある転職エージェントの方から教えていただいたものです。

マネジメント経験がないことで悩んでいる方は、一度考えてみてみてください。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



転職活動のリモート面接:メリットデメリットを解説:研究職の転職体験談

今回の転職活動は、そのほとんどを2022年の下期に行いました。

そして、今回の転職活動における最大の特徴の一つが、

面接がすべてweb、リモートで行われた。」ことです。

 

コロナウイルスが拡大する前の2019年以前に書かれた転職ブログなどを見ると、

採用面接の多くは、会社が指定した場所に赴いて行われていたようです。

 

このように、コロナ以降web会議ツールが急速に普及したことは、

転職活動の在り方にも大きく影響したようです。

 

今回私がリモートで採用面接を受けた中で、

通常の面接とは全く異なる特徴(メリット・デメリット)をいくつか感じました。

 

そこで今回は、

転職活動のリモート面接:メリットデメリットを解説

という内容で、記事を書いていきます。

 

転職活動のリモート面接:著者の経験をもとにメリットデメリットを解説

メリット

自宅で受けられるため、経済的・時間的な負担が小さい

Web会議ツールを使い、自宅で面接を受けられるメリットは、非常に大きいです。

最大のメリットはやはりこれだと思います。

 

先ほども書いた通り、採用面接は通常、相手先が指定した場所へ赴いて行われます。

 

指定した場所が自分の居住地と近ければまだ負担は少ないですが、

全く異なる地域や、僻地を指定された場合、

移動を考慮すると長期日程になってしまい、時間的にもかなり負担を強いられます。

 

また、飛行機や新幹線での移動や宿泊が必要になると、

移動に伴う経済的な負担もかなり大きくなります。

 

一方で、web面接であれば経済的・時間的負担がほぼゼロになります。

自宅で受ける場合は、5分前にPCの立ち上げなどが終わっていれば、準備完了です。

 

時間的にも経済的負担が小さいことが、リモート面接の最大のメリットだと思います。

 

遠出をする必要がなく、有給休暇の消費が少なくて済む

長期日程の移動が必要な場合、必然的に現職への出勤ができなくなります。

その場合、採用面接を受けるために有給休暇をとる必要が出てくることも多いと思います。

 

通常、有給休暇は文字通り休暇でありプライベートな用事に充てたたいものですし、

退職時に一度に多くの有給休暇を利用して、長期休みを取得したいと考える方も多いと思います。

 

このような貴重な有給休暇、採用面接の移動に使ってしまうのはもったいないように感じませんか?

 

一方でリモート面接では、

「採用面接を受けるために有給休暇を使用する」必要が全くありません。

 

採用面接に伴う有給休暇の消化を少なくし、プライベートや有休消化日数を増やせること

リモート面接のメリットの一つだと思います。

 

現職への影響を小さくでき、現職の人にバレるリスクが下がる

採用面接に伴う移動が少なく、有給休暇を使わなくていいということは、

現在勤めている現職への影響を最小限にできることにもつながります。

 

通常業務の隙間時間や終業後を使用して、採用面接を受けられる可能性があるということです。 

 

これにより、通常業務への影響を少なくできるだけでなく、

あなたが転職活動中であることが、現職の同僚にバレにくくなる

というメリットも得られます。

 

一般的に、転職活動中であることが現職の同僚などにバレることは、リスクをはらんでいます。

 

あなたの上司や同僚の立場に立って考えてみると、

転職活動中の同僚と一緒に仕事をすることに、何かしらの感情を抱いてしまうのではないでしょうか?

 

そのため、現職の同僚にバレないように転職活動をすることは非常に大切です。

 

一方で、転職活動の影響で突然有給休暇や早退が増えてしまうと、

この人、もしかして転職活動中なんじゃないか?

という疑念を持たれてしまう可能性があります。

 

しかし、リモート面接が増えることで、

対面での採用面接と比べて、有給休暇や早退の回数が少なくなり

現職への勤務状態を大きく変えなることなく、転職活動ができるようになります。

 

それによって、現職の人に自身の転職活動がバレるリスクは大きく下がるはずです。

 

面接中に、手元にメモを置いておける

これは面接中の内容ですが、個人的にはこのメリットもかなり大きいと思います。

 

通常の対面面接では、手元にメモなどを置くことは難しいことが多いです。

これにより、以下のことが面接中にできなくなります。

 

・話したいことを記したメモを、面接中に確認する。

・面接官との会話で得た情報を、メモに書き残す。

 

しかし、リモート面接では手元にメモを置いておくことができ、

メモを見ながら話したり、面接中にメモを取ることもできるようになります。

 

面接は事前に相当入念に準備して臨むのですが、

面接本番中に話したいことを忘れてしまったり、表現を誤ってしまう可能性も十分にあります。

話したい内容をメモして手元に置いておくことで、上記のミスを防ぐことができます。

 

また、採用面接の中では、事前に知らなかった情報がたくさん得られることがあります。

ただ面接中は緊張していることも多く、得た情報すべてを記憶しておくことは難しいでしょう。

 

しかしリモート面接では、PCの手前にメモ用紙とペンを置いておくことができるので、

面接中に得た情報を手元のメモに残すことができます。

 

しっかりメモに残すことで、内定後や入社後に向けてこの情報を活かせる場面が出てくるはずです。

 

以上のように、リモート面接中に手元にメモを置いておけることは、

面接時と内定後のどちらにも良い影響がある利点だと、私は思っています。

 

デメリット

面接官の雰囲気がつかみにくい

リモート面接はPCカメラとweb会議ツールを使用して行われます。

そのため、自分だけでなく面接官も顔しか映っておらず、

顔と声色の情報だけで相手の雰囲気を汲み取る必要があります。

 

面接とは人と人とのコミュニケーションですので、

その場がどのような雰囲気で展開されているかは非常に大切です。

しかし、リモート面接では通常の面接と比べると、

面接の雰囲気をリアルに感じにくいという側面はあるように感じます。

 

これはお互いさまではあるのですが、

面接中の相手の雰囲気がつかみにくいということをデメリットに感じる方もいるように思います。

 

面接中にジェスチャーが使いにくい

リモート面接はPCカメラで移っている範囲でしか相手に映像は伝わりません。

そのため、手などを使った動きを交えたコミュニケーションも、画面に映るもののみに限定されます。

 

日常のコミュニケーション、ジェスチャーって結構使っていませんか?

面接もコミュニケーションの一つであり、ジェスチャーを使用したほうが伝わりやすい場面もあります。

 

しかし、相手に伝わるが情報が画面上のものに限定されており、

ジェスチャーを使ったアピールは通常面接と比べると使いにくい、という側面はあると思います。

 

転職先の雰囲気や周辺環境が分からないまま、入社する可能性がある

リモート面接のデメリットで、個人的に一番気になるのはこの点です。

 

通常の採用面接で会社から指定される場所は、その会社の本社や勤務予定地などが多いです。

そのため、現地に赴くことで、社内の雰囲気、設備、周辺環境などの情報を得ることができます。

人によっては、これらの情報が内定受諾の大きな決め手になることおあるでしょう。

 

内定を得た後は、勤務地の近いエリアで生活することになるので、

その周辺環境を自分の目で見ておくことは非常に大切です。

 

一方で、リモート面接だけでは、会社や周辺環境の情報を得ることはできません。

特に、内定を得る前にこれらの情報を得られないことは、

「内定受諾後に勤務地に行ってみたら、家族と一緒に住むのは難しそうなエリアだった」

などのリスクがあります。

 

このリスクを回避するためには、内定受諾後に会社の周辺へ自分で言ってみるのもありでしょう。

しかし、会社の建物に入れるわけではないので、得られる情報は限定的になるでしょう。

 

「会社の雰囲気や周辺環境が分からない」というのは

リモート面接のデメリットかもしれません。

 

まとめ

今回は、

転職活動のリモート面接:著者の経験をもとにメリットデメリットを解説

という内容でまとめました。

 

〇メリット

・自宅で受けられるため、経済的・時間的な負担が小さい

・遠出をする必要がなく、有給休暇の消費が少なくて済む

・現職への影響を小さくでき、現職の人にバレるリスクが下がる

・面接中に、手元にメモを置いておける

 

〇デメリット

・面接官の雰囲気がつかみにくい

・面接中にジェスチャーが使いにくい

・転職先の雰囲気や周辺環境が分からないまま、入社する可能性がある

 

今回私の転職活動は、ほとんどすべてがリモート面接でした。

そして、

リモート面接には確かにデメリットもありますが、

それを上回るはるかに大きいメリットがあると感じました。

 

転職活動の途中からは、

リモート面接を実施してくれる企業を中心に探してもらうよう、

転職エージェントにお願いしたこともありました。

 

リモート面接はかなり増えてきており、

以前と比べて転職活動を進めやすくなっています。

 

少しでも転職活動や他の企業に興味がある方は、

一度転職エージェントや転職サイトから、リモート面接可能な企業を探してみてはいかがでしょうか?

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



工場勤務経験が研究職の転職活動で活きる:研究職の転職体験談

今回の転職活動を通して、一つ印象に残ったことがあります。

 

それは、

特にメーカーにおいて、工場勤務の経験が結構評価されたこと

です。

 

 

私自身メーカー勤務の社員として、そして製造工場での勤務経験があるイチ研究者として、製造現場を知っていることが研究開発職においても非常に大切であることは、しっかり理解しているつもりです。

 

しかし、研究職としての転職活動においても工場勤務の経験を評価していただけたことは、少し意外でした。

 

もし、工場勤務の経験がある研究職の中で、転職活動を考えている方がいれば、今回の記事はヒントになるかもしれません。

 

今回は、

工場の経験が転職活動でも活きる:研究職の転職体験談

という内容で、記事を書いていきます。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクから覗いてみてください。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

工場勤務の経験が研究職の転職活動でも活きる

メーカーにおいては、製造現場が最優先

転職の話から少し離れますが、メーカー経験者としてこれだけは確実に言えます。

 

メーカーでは、現場が最も重視される。

 

なぜなら、

商品が安定して製造できない限り事業・会社が成り立たないからです。

 

メーカーに所属している社員たちは、商品の製造フローやそれに関連するプロセスはみっちりと勉強させられます

 

私の所属している会社では、一定期間製造工場に常駐して、製造関連ノウハウを学ぶ研修が行われています。

 

このように、多くのメーカーでは、会社全体で製造現場の大切さを学ばされます。

そして、その経験を頭の片隅に入れた状態で自身の業務に取り組むことになります。

 

教育を受けた社員たちは

「この商品、あのラインでどうやって作る?」

「製造できるかもしれないが、たくさんは無理、巨大発注には耐えられない」

「このラインを改造するだけでこの商品は作れそう、設備投資できるか相談しよう」

のように、現場を意識した仕事をするようになっていきます

 

研究職も製造現場を知っておくとよい(勤務経験があるのもよい)

製造現場を意識した業務を行うことは、研究開発系の職種においても非常に大切です。

 

特に開発側に近い仕事の場合、実際に商品として製造できるかを検討する仕事が非常に多く、その可能性を自分で判断しなくてはいけないからです。

 

基礎系に近い研究を行う部署においても、製造現場を知っていることはプラスです。

 

メーカーにおいては、基礎研究であっても、最終的な目標は「モノを作り売ること」となります。

基礎系の場合すぐにモノづくりを行うわけではないため、製造することへの意識が薄れがちですが、研究開発が進むにつれてそのフェーズは必ず訪れます。

 

自身の研究成果をモノとして実現させることが研究開発の意義である以上、研究を始める時点で「モノを製造すること」を意識しておく必要があります。

その際には「製造する現場の知識があること」が活きてきます。

 

私自身、入社後数年間工場の生産管理の仕事をしている期間があり、毎日現場へ入り、作業や現場改善などの仕事にも参加していました。

 

研究部門へ移ってからモノづくりを目指した活動を行っていますが、

「こういうプロダクトだとしたら、A工場のBラインが近いかな?」

のようなことを頭の中でよく考えています。

 

製造現場の経験があることで、モノづくりのゴールを意識した仕事ができるようになるのかもしれません。

 

転職活動で、工場経験を評価してくれる人も結構いた(個人的経験)

今回の私の転職活動での経験になりますが、

工場勤務を経験していることを評価してくれる面接官もいらっしゃいました。

転職エージェントに聞いた話ですが、

研究開発職の転職希望者はその職種一本で生きてきた方が結構多く

工場などの経験がある方は実はそんなに多くないかも、と言っていました。

 

一方で、現場経験のある研究開発員には先述のようなメリットがあります。

 

市場に人数が少ないが、メーカー側が魅力を感じている人材

採用される確率が上がるはずです。

 

まとめ

今回は、(メーカー特有の傾向かもしれませんが、)

工場勤務の経験が研究職の転職活動で生きる可能性についてお話ししました。

 

・メーカーにおいては、製造現場が最優先

・研究職も製造現場を知っておくとよい(勤務経験があるのもよい)

・転職活動で、現場経験を評価してくれる人も結構いた(個人的経験)

・現場経験のある研究職は、数はあまり多くないかも(転職エージェント談 n = 1)

 

もし研究職の方で製造現場などの経験がある場合は、その経験を現在の研究活動とうまくリンクさせることで、(メーカーの)転職活動においてアピールできる材料になるかもしれません。

 

 

また、転職活動とは関係ないですが、研究開発職として大きな仕事を成し遂げたいと考えている方は、特にモノづくりにおいては製造現場の知識を蓄えることはとても大切です。

今後の業務において現場を知るチャンスをうかがっているとよいでしょう。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15



社会人博士取得経験は、転職活動で有利?研究職の転職体験談

先日、ブログ記事およびツイッターにて、研究職の転職で内定を得たことを報告しました。

 

https://researcherinacompany.com/recruit-15

 

今回の私の転職活動の一つの特徴として、

社会人博士を取得した後に、転職活動を行った

というものがあります。

 

博士号を持つ方が転職しているケースはツイッターなどでよく見かけますが、

「社会人博士」をとった方の転職体験談はあまり見たことがありません。

 

また、今回の経験を通して、

社会人博士は、課程博士とはまた異なる側面から評価されることがある

ということを体感しました。

 

そこで今回は、

社会人博士取得経験は、転職活動で有利に働いた?研究職の転職体験談

というタイトルで、記事を書いていきます。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

社会人博士取得経験は、転職活動で有利?

結論:有利に働く場面はあった

結論としては、有利に働く場面はそこそこありました。

 

どのように評価されたかは後述しますが、特に印象に残ったのは

博士号を持っていること」と「社会人博士へ進学して修了したこと」は、

それぞれ別の側面から評価されているんだろうな、ということでした。

 

少し具体的に書いていきます。

 

「博士号持ち」としての評価は確実にもらえる

まずは、「研究について一定の能力を持っている」という「博士号」そのものに対する評価です。

 

当たり前ですが、博士号は、一定のカリキュラムを経て研究活動を修めたこと、を示すものです。

それは、たとえ社会人博士であっても同じです。

 

「博士号を持っている」という点では、社会人博士も課程博士も違いはなく、転職活動においても同じように評価してもらえるようです。

少なくとも私はそうでした。

 

「現職では信頼されていた人」と評価される

一方、次は社会人博士特有の評価点かもしれません。

それは「社会人博士課程へ送り出せるくらい、現職で評価されていた」という評価です。

 

一般的に、企業に入った研究員全員が社会人博士に進学できるわけではありません。

研究や仕事がある程度できるのは当然のこととして、社外に出ても恥ずかしくないレベルの人材であることが求められます。

 

加えて、会社によっては進学費用の一部を負担する制度の場合には、

会社側にその費用を負担する意義が感じられるか

その投資に値するベネフィットを社員が発揮してくれるか

といった社員本人へ投資する価値があるかについても評価されます。

 

それだけではなく、 研究所や会社がその費用を支払ってもいいと思うか、のような、社員本人には制御できない要素も絡んできます。

 

社会人博士へ進学させることは会社にとって投資であり、その許可を得るには本当にいろいろな要素が絡んでいます。

 

それをクリアしたうえで進学許可が出るような社員は、会社からかなり信頼されている存在」であろうと想像することができます。

 

転職活動で採用や面接を担当する方も、このことをよく理解しています。

すなわち、「社会人博士修了」という経歴が出てきたときには、

 

この社員は、会社から信頼されている存在だったんだろうな

 

と評価してくれる可能性が高くなります。

 

書類選考では評価され、面接での話題程度には使える。

このように、「博士号そのもの」に対する評価と、「社会人博士」特有の評価があることが、少なくとも私の転職活動を通して感じたことです。

 

一方で、社会人博士は「経歴」であり、これ自体は職務経歴書や履歴書を見ればすぐに判断できます。

すなわち社会人博士の経歴は「書類選考」において一定の評価を得られる可能性があります。

 

一方で、研究開発職の転職活動では、その人の研究に対する価値観が問われます。

 

その際のエピソードトークとして、社会人博士の取得やその苦労、そこから得られた自身の考えなどを述べることはできるでしょう。

 

社会人博士を通して得られた経験は、面接での話題作りやそれを起点にした自己アピールに使えますね。

 

ただし、社会人博士が内定の決め手にはならない

ただし注意が必要なのは、「社会人博士」は内定の決め手にはなりません。

当たり前ですが、企業側は一緒に働ける人材、会社の課題を解決してくれる人材を求めています。

 

書類選考や面接では、

 

・この人とうちの会社で一緒に働けそうか

・この人は、会社の課題を解決してくれる能力がありそうか

・会社の価値観と近い考えを持っているか

 

などなど総合的に加味して評価されます。

 

確かに、社会人博士を修了したことで

一定の研究能力があり、現職で信頼されていた人物でありそう、

という評価はもらえます。しかし、採用においてはそれ以外の要素も大きく関わります。

 

社会人博士を持っているだけで内定が得られやすいととは言い切れないだろう

というのが私の見解です。

 

まとめ

社会人博士を取得した後に研究開発職の転職を行った経験から、社会人博士は、転職活動において以下のような位置づけになる、と私は考えます。

 

・「博士号持ち」としての評価は確実にもらえる

・「社会人博士に行けるくらい、現職では信頼されていた人」と評価される

・書類選考では評価され、面接での話題程度には使える。

・ただし、内定の決め手にはならない

 

もし、すでに社会人博士を修了していて転職を考えている方は、

上記のような位置づけだと理解してうまくアピールに使うといいと思います。

 

一方で、社会人博士を持っていない人が転職で有利になるために社会人博士をとるというのは、費用対効果があまりよくないのではと感じています。

 

それよりも、現職でしっかり結果を出すこと、信頼されるような人柄であることのほうが、良い転職を実現するためには必要なことだと思います。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15

転職活動で博士号は有利?

これについては、以下の記事に私見をまとめました。

https://researcherinacompany.com/recruit-19



転職活動で博士号は有利?:研究職の転職体験談

博士号を持っている方が転職では有利なのか?

研究職での転職を考えている方は、一度は気になったことがあるテーマでだと思います。

 

実際、「研究職」「転職」でネット検索をかけてみると、

博士を持っていることは転職に役に立つのか?

と質問しているページをたまに見かけます。

 

確かに博士号は、「研究を一定のレベルでできることを示す資格」的な意味合いで評価している人もいるので、持っていた方がよいのだろうな、有利なんだろうなと感じられます。

私も博士号を持っており、今回研究職の転職活動を行いました。その中で博士号については、有利に働く場面もある」程度の位置づけが適切かな、と感じました。

 

そこで今回は、

転職活動で博士号は有利に働いた?

について、私の転職活動の経験をもとにお話しします。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

転職活動で博士号は有利に働いた?

私が博士号をとった経緯

私の経験をもとにお話しするので、その前提として私がどのような経緯で博士号を取得したか補足しておきます。

 

結論としては、私は「社会人博士課程」を経て博士号を取得しました。

経緯としては以下の通りです。

 

・研究職配属後、共同研究先の大学にお邪魔する(入りびたる)ようになる。

・いい結果が出てきたので、「論文書いて博士とらないか?」と先生から誘われる。

・会社を説得して社会人博士課程へ進学する。

・共同研究の内容をベースに論文等を出して博士号を取得する。

 

比較的、運や巡り合わせが良かったと思っています。

社会人博士課程に興味がある方は、こちらの記事から連載しています。

ぜひご覧ください!

https://researcherinacompany.com/doctor-course-3

転職活動で博士号は有利か:転職エージェントからの意見

転職活動で博士号は有利か?

いくつかの転職エージェントに聞いたところ、おおよそ以下のような意見が返ってきました。

 

・博士号は経歴・資格みたいなものになるので、書類選考のアピールになる。

・博士号必須の企業もあるので、選択肢を残す上で役立つこともあるかも。

・ただ、書類選考以降はあまり関係がなさそう。

 

博士号をとっていることは、これまでの業績と同じように、職務経歴書に書くことができます。

すなわち、職務経歴書上のアピールには使えるが、それ以上にはなりにくい。

というのが、正確な評価なのかもしれません。

 

当然、書類選考を突破しないことにはその先には行けないので、

その際に博士号を持っていることが有利に働くことは間違いないでしょう。

 

博士号に関して、面接の際にどのような話題が出たか。

結論として、博士を持っていることは面接の際によく話題になりました。

ただ、博士を持っていることを採用の決め手にしているというわけではなさそうでした。

 

むしろ、

博士をとることや研究開発に対して、あなた自身がどのような価値観を持っているのか

に迫る質問が多かったように思います。

 

例えば、以下のような質問です。

・なぜ博士をとることになったのか

・会社の研究開発とどのように両立したのか。

・課程博士と違う、社会人博士の良い点などはあると思うか

・企業の研究とアカデミアの研究を、どのように自身の中で区別しているのか。

・研究開発において、あなたが最も大切にしていることや考え方は何か。

 

質問のきっかけは博士号のことに起因していますが、聞かれているのは「応募者の研究に対する考え方・価値観」です。

 

結局、内定を得て入社した後は、その会社の価値観を理解したうえで研究開発をすることになります

おそらく面接官は

この会社の価値観の中で、この人は自分らしく働いてくれるか

を判断しようとしていたのだろうと、私は勝手に想像しています。

 

博士号をとったこと以上に、その人の研究開発に対する考え方の方が、大事なのでしょう。

ちなみに、私は以下のように答えていました。

 

まとめ

今回は、「博士号は有利に働く?」という話題で記事をまとめました。

 

・転職エージェントとしては、博士号は経歴になるので、アピールになる。

・書類選考においては、有利に働く場面もある(必須条件の企業であれば特に)

・博士号を持っていることが採用の決め手にはならないと思われる。

・「研究開発に対する考え方や価値観」を聞くきっかけとして、博士号が話題になることが多かった。

 

博士号をとることが大変であることは私も十分承知しています。

一方で、博士号そのものの価値以上に、研究者本人のマインドや価値観が重要視される場面が、特に採用面接においては多いなと感じました。

 

転職を考えていらっしゃる方は、「研究に対する自分の価値観」を改めて考えてみるといいかもしれません。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15

社会人博士は転職で有利?

これについて、社会人博士を取得した著者の視点で以下の記事にまとめました。

https://researcherinacompany.com/recruit-21



【体験談】30代研究者が転職エージェントと面談、良い雰囲気でした。

研究職に限らず、転職活動を始めるにあたって、

転職エージェントへ連絡する方は多いと思います。

転職エージェントは、

無料の初回登録後にすぐ初回面談の連絡が来ることが多く、

その際に自身の経歴や今後の希望について話すことになります。

 

当然正直に話す必要があるのですが、

自分は客観的に見てどのような評価を付けられるのか、

応募する私たちは想像がつかないので、

不安であり緊張するだろうと思います。

 

そこでそんな皆様に少しでも安心してもらえるように、

今回は、

30代研究者が転職エージェントと面談した時の様子

について、私の経験をお話ししたいと思います。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、

その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクから覗いてみてください。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

30代研究者が転職エージェントと面談した時の雰囲気研究職の転職体験談

前提の整理:私の経歴と使用した転職エージェントなど

経験をお話しする前に、前提を整理しておきます。

私の経歴

主にプロフィールページに書いています。

 

当時30代前半、企業研究員歴は5年程度、

大学の研究員兼務、社会人博士D3の頃でした。

基本的には、

機能性食品の基礎・臨床研究」をやっていたという理解でよいと思います。

商品開発や営業の経験はほんのわずかで、

研究以外にアピールできるものはあまりない状態です。

 

逆に、以下の分野の知識・経験は比較的あります。

・食品学、栄養学、一般的な生化学や生物学の知識。

・免疫学や細菌学もかじっている。

・食品レベルのRCTや観察研究のデザインや簡単な解析手法を知っている。

・成分測定などの分析手法について検討・検証ができる。

 

そして、まだまだ研究開発を中心に仕事をしたかったので、

食品業界もしくはその他業界で食品関連の事業を持っている企業を希望する

というスタンスで最初は臨みました。

 

最初に連絡を取った転職エージェント

約2年前に情報交換を始めるにあたって、

以下の3つとコンタクトをとるようになりました。

JACリクルートメント (外資系含めて、ハイクラス案件が見れる

リクルートエージェント (一般的、幅広く見れる

アカリクキャリア研究者の就活・転職に特化

 

その中でも特に、JACリクルートメントを中心に使用していました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

 

ビズリーチにも登録していましたが、

特定の担当者とお話しするわけではないので、

今回のお話からは除外しています。

私の経歴を伝えた際の転職エージェントの最初の反応

さて本題、上記の経歴をお伝えしたところ、

ざっくり以下のような反応をもらいました。

 

・年齢を踏まえ、「プレーヤー研究員」としての即戦力採用を目指すことになるだろう。

・研究員歴10年手前くらいで、アピールできる成果が出始める時期だと思う。

業績を職務経歴書に書けるようになるタイミングでもあり、転職活動がしやすい年齢だと思う。

・逆に、この時期に書ける業績がない人は書類選考でのアピールが難しいかも。

・理系職の場合、30代前半であればマネジメント経験がマストでないことも。

 文系職ではマネジメント経験を重要視する企業も増える年齢である。

 もしマネジメント経験があるなら、それはアピール材料になる

食品会社研究職の求人は少ない。もう少し視野を広げた方がいい。

→「製薬・化粧品・化学メーカー」で食品事業を持っている会社も知りたい、

 と私から希望を提出。

・そもそも研究職の求人は少ないが、現時点であなたの能力にそこそこマッチする求人はある

 

・ピッタリマッチするの求人は、タイミングが合わないと出てこないかもしれない。

 転職を考えているなら、良い求人が出たら紹介するから、1日2日で応募するか判断をしてほしい。

 

・ごく稀に、「–分野のxxスキルでyyできる人。」みたいなピンポイント求人がでることがあるので、

 あなたがその対象者なのかエージェントにもわかるように、職務経歴書に書いてほしい。

 

条件面について、転職エージェントの反応

次に、給与などのこちらからの希望条件を伝えたうえでの、

条件面に対するエージェントの反応です。

 

食品業界から製薬や化学などの業界に移ることができれば、

 待遇はほぼ間違いなく良くなる。

 ただ、製薬や化学の企業から、

 食品業界の人が欲しいという求人は頻繁には出てこない。

 

食品業界でも大手に移ることを考えれば待遇はよくなると思うが、

 そもそも食品業界の研究職は求人が少なく、

 また出てきても人気であることは覚えておいてほしい。

 

・条件面の重要度が高いのであれば、

 なおさらエージェントと常に情報交換をしてほしい。

 頻繁にやり取りしている人の方が、良い求人はどんどん回っていくと思う。

 

まとめ

今回は、

30代研究者が転職エージェントと面談した時の様子

についてまとめてみました。

 

30代前半は研究員としての業績などのアピール材料が出始めるころであり、

転職を検討するには30代前半はよい年齢かもしれない

というコメントをもらいました。

 

マネジメント経験が30代前半の研究職ならマストではないことも、

少なくとも私にとっては励みになりました。

 

条件面については、

やはり業界を変えた方が改善しやすいが、

製薬や化学の企業から、

食品業界の人が欲しいという求人は頻繁には出てこないので、

業界を変えることを考えるなら、

常に情報にアンテナを張っておく必要があるようです。

 

皆様が最初に転職エージェントとお話しする際に、

どのような反応が返ってくるか。

私の事例と比べてみると

ご自身の立ち位置がより明確になるかもしれません。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



【食品研究者の転職候補先】転職エージェントから紹介された候補先は?研究職の転職体験談

転職活動をしていると、「行きたい業界・会社」と「自分に合いそうな業界・会社

というものが、何となくわかるようになってきます。

 

「現職と同じような仕事をしている業界・企業」

はイメージがわきやすいですが、

実はそれ以外にも転職候補先が見えないところ

に存在している可能性があります。

 

自分の背景情報を踏まえて適切な人から良い情報を聞き出すことで、

自分に適した or 行ってみたい転職候補先を

ピックアップできるようになります。

 

今回は、

・食品研究職である私はどういう企業や業界を転職候補先にしたか。

・それらの情報を踏まえてどのように選考へ進む企業を選んだか。

について紹介します。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、

その中でも、以下の2つを重宝しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

転職を少しでも考えている方は、覗いてみてください。

複数の転職エージェントから紹介された食品研究者の転職候補先

前提を揃えます:私の背景情報

どういった企業や業界が候補になるか考える場合、

まず私がどのような背景を持っているかを理解してもらわなくてはいけません。

 

詳しくはプロフィールページに書いていますが、

基本的には、

機能性食品の基礎・臨床研究」をやっていたという理解でよいと思います。

商品開発や営業の経験はほんのわずかで、

研究以外にアピールできるものはあまりない状態です。

 

逆に、以下の分野の知識・経験は比較的あります。

・食品学、栄養学、一般的な生化学や生物学の知識。

・免疫学や細菌学もかじっている。

・食品レベルのRCTや観察研究のデザインや簡単な解析手法を知っている。

・成分測定などの分析手法について検討・検証ができる。

 

転職先候補と考えた業界や企業と、その情報をエージェントから引き出すコツ

結論としては、

食品会社もしくは

食品部門をもつ製薬・消費財・化粧品・化学系の会社を中心に考えていました。

その中でも、食品関係の研究開発体制がある会社の優先度が高かったです。

これらの領域・企業を希望した理由は以下の通りです。

 

・今後しばらくも、研究開発をメインにして働きたかった。

・食品系の研究開発への興味は失っておらず、まだ続けてみたいと思っていた。

・これまでの知識が活かせるような業界・領域を狙った方がよい

 という、エージェントのアドバイス。

 

実際、複数の転職エージェントとお話をさせてもらいましたが、

これまで食品会社の研究開発で働いていたとお話を伝えると、

まず最初に同じ業界での求人情報を紹介する方たちばかりでした。

 

しかしそれでは

自分が本当にその業界内でしか転職できないのかわからないので、

あえて自分から「食品をやっている製薬・化粧品・化学」という言葉を出して、

エージェントから候補を引き出すという取り組みをしていました。

 

結局のところ、

エージェントとして転職させるイメージがわきやすいのが同じ業界というだけです。

こちらがある程度アイディアをもって提案することができれば、

エージェント側もそれに気づき、

他業界に関する情報も集めてくれるようになります。

 

エージェントといっても抱えている顧客はたくさんいて

優先順位があるようです。

場合によっては

自分の優先順位が低い顧客に対してよい提案をしてこない場合もあるので、

そこにうまく自分から切り込んでいく必要があります。

 

このように、

エージェントなどとうまくコミュニケーションをとることができれば、

同じ業界以外の関連する求人の確認もできるようになるでしょう。

 

これをやった結果、食品以外の業界で食品部門のある企業を紹介していただき、

実際にいくつかは選考に進むことに決めました。

 

選考に進むかどうかの判断は?

結局のところ、

自分が楽しく働けるイメージができる業界・企業」を選んだと思っています。

その会社で働くイメージができるorできそうな会社でないと、

自分もモチベーションが上がらないし、採用される確率も低いでしょう。

 

最終的には自分の心に聞いて、

ここなら行ってもよさそうだ」という判断が

内定後も持ち続けられる業界・企業を選ぶようにしてください。

 

まとめ

今回は、以下について簡単に整理しました。

・食品研究職である私はどういう企業や業界を転職候補先にしたか。

・それらの情報を踏まえてどのように選考へ進む企業を選んだか。

 

結局のところ、

自分が働くイメージができるところ」の選考を進めるほうが内定を得やすいです。

 

自分が働くイメージができる業界や企業を判断するためにも、

・転職エージェントには自分のイメージをしっかりもつ。

・そのイメージをエージェントに伝えて、気づかせる。

・候補となる選択肢を複数入手し、自分の心に聞く。

というくらいのスタンスで転職活動に臨むのが良いと思います。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



【研究職の職務経歴書】どんな行動や経験が役に立ったか:研究職の転職体験談

研究職に限らず、

転職活動では応募に向けて職務経歴書を準備します。

 

職務経歴書は、職務経歴、業績、スキルや資格、仕事における考え方など、

あなたは何者ですか」をまとめる資料です。

書類選考だけでなく、面接の際の話題の起点になることも多いです

 

言うまでもなく、職務経歴書はとても大事ですが、一人一人違う内容になるため

「これを書けばよい」と一貫したものはお示しできません。

 

そこで今回は、

研究職が職務経歴書を作成する上で、どんな行動や経験が役に立ったか

について私の経験をもとにまとめます。

 

研究職の職務経歴書作成で役に立ったこと

職務経歴書の書式を転職エージェントからもらう

契約書、決裁書、請求書、論文や特許と同じように、

職務経歴書にも大まかな書式があるようです。

 

インターネット上で探せばすぐに見つかりますが、

私は転職エージェントから書式をもらい、そのレイアウトに合わせて作りました。

これに関して、私は以下のメリットを感じました。

 

・何を書くかが指示されているので、書けばいいことが分かりやすい。

・少なくともその転職エージェントから、書式に関する指摘を受けなくて済む(時間短縮)

 

職務経歴をまとめるフレームがあると、経歴を整理しやすい。

自分の職務経歴を時系列にまとめるのは、意外とめんどくさいです。

 

あの仕事をやったのが、具体的に20xx年だったか思い出せない、

たくさんの仕事を、どういう順番でどのような経緯があってやっていたか思い出せない。

 

少なくとも私はその傾向がありました。

その時に、職務経歴書にあるフレームが助けになりました。

 

職務経歴書の多くには、職務経歴を書くフレームがあります。

このフレームは、期間と業務内容を継時的に記載できるように作られています。

 

そしてそこに実際に書き込み始めると、

「Aの仕事は、その前のBの仕事で起きたトラブルが原因で始まった」

「Cさんが部署異動したタイミングで仕事Dが降りかかってきて、この時期は大変だった」

など、リアルな記憶がよみがえってくることも多いです。

 

実際に選考が進み面接になると、

過去の仕事における経緯や背景、その際に考えたことなどを話す機会が多くなります。

 

この職務経歴書のフレームを使うことで、

自分の仕事の推移を頭の中で整理して当時の記憶と結び付けることができ、

面接の際によりリアリティのあるお話ができるようになると思います。

 

業績がたくさんある。

身もふたもないですが、

業績欄に、特許、論文、学会発表/セミナー、臨床試験経験(UMIN番号など)

などがたくさん書かれていると、職務経歴書が華やかになります(笑)

 

業績を重要視している会社だけではないですが、

やはり業績欄がびっちり埋まっていると迫力があります。

 

職務経歴書は、「この人が出してきた結果」を判断する資料でもあります。

客観的な業績がそれなりに並んでいる方が、書類選考が通りやすくなるのは間違いないでしょう。

 

改めて身もふたもないですが、業績はたくさんあった方がいいです。

 

もし現在めぼしいものがないな~と思っている方は、

「職務経歴書の業績欄を埋める」ことを秘めたモチベーションにして、

特許や論文などを出したいと会社内で手を挙げるのもありだと思います。

 

職務経歴書を書くと、仕事で大切にしていること、得意なことが見えてくる。

業績がたくさんあることは特に書類選考では有利に働きますが、

面接ではその人自身の人となりの確認も行われます。

そしてその確認は、職務経歴書に書かれた内容を起点に質問されることが多いです。

 

これまでの自分の仕事の経歴を改めて眺めてみると、

・仕事において一貫して大切にしてきた考え方

・仕事でよく使っていたスキル・知識、それを取得する中で工夫したこと

こういったものが整理されてきます。

 

そしてこれらは、あなた自身がどんな人なのかを考えるヒントを与えてくれます。

 

職務経歴を踏まえて自分が大切にしていることや得意としていることを整理できれば、

面接の際にもスムーズに自己アピールができるようになるでしょう。

 

まとめ

今回は、研究職の職務経歴書作成において、どんな行動や経験が役に立ったかをまとめました。

 

・職務経歴書の書式を転職エージェントからもらう。

・職務経歴をまとめるフレームがあると、経歴を整理しやすい。

・業績がたくさんある。

・職務経歴書を書くと、仕事で大切にしていること、得意なことが見えてくる。

 

書類選考は、実質職務経歴書のみで戦うことになります。

当たり前ですが、転職活動ではこの書類のクオリティが勝負に大きく影響します

 

上記のようなお役立ち側面もありますので、

ぜひ職務経歴書のフレームを使い、自分の実績・得意なこと・考え方を

うまく整理してください。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

 

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



【実録】研究職で転職内定!年収アップも実現!私の転職活動のポイントを紹介!

この記事では、著者の経験に基づいて、

30代研究職の転職活動で内定・年収アップにつながったポイントと、

おすすめ転職エージェントを紹介します。

 

表題の通り、無事に内定を得ました!

次も食品会社の研究開発職です!

仕事の中身は変わりますが、新しい場所でも自分らしく頑張りたいですね!

 

育ててくれた現職には感謝していますし、

残っている期間で引継ぎはしっかりやっていくつもりです。

 

この記事では、私の転職活動のハイライトについて簡単にまとめました。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、

その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

研究職の私の転職活動:ハイライト

約2年前から転職エージェントと連絡を取り、情報収集をしていた。

すぐに転職するつもりはなかったのですが、

自分の市場価値や転職できる可能性を知るために、

2年近く前から転職エージェントやアカリクと連絡を取り、情報収集をしていました。

同時に、職務経歴書を定期的に更新していました。

 

そのおかげで、エージェントからも自分の活躍できそうな案件を毎回紹介してもらうことができ、

転職活動をする土台を作れたと考えています。

転職する決意が固まってすぐに行動することができた。

情報収集や準備を事前にしていたおかげで、

転職する決意が固まってすぐに行動することができました。

 

転職市場の求人は流動的で、いいと思った求人もすぐになくなってしまいます。

すぐに動けるように準備しておくことは、良い転職をする上でとても大切です。

 

準備してすぐに動いたおかげで、良い運・巡り合わせに辿り着けた。

どれだけ準備をしてすぐに行動しても、

企業側とマッチングしなければ、

企業にも転職希望者にも良いものにはなりません。

その点私は、運や巡り合わせに恵まれたと思います。

 

一方で、

しっかり準備をして素早く行動できる人の方が、

運を引き寄せられる傾向があるような気もしています。

常に準備しておき、チャンスを狙っているという姿勢は、やはり大切でしょう!

 

まとめ

まずは、内定が得られてホッとしています。

そして、今回書いた心がけをしていたおかげで、

良い結果につながったと考えています。

 

①2年近く前から転職エージェントとは連絡を取り、情報収集をしていた。

②転職する決意が固まってすぐに行動することができた。

③準備してすぐに動いたおかげで、良い運・巡り合わせに辿り着けた。

 

以上のことは、転職活動において非常に大切だと思います。

 

もちろん、入社してみたらいろいろなギャップがあるかと思いますが、

まずは内定が得られたことを喜ぼうと思います。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!




【体験談】理系研究者の転職は30代前半が目安?JACリクルートメントなどのエージェントの意見は?

30代前半は、研究者の皆様は転職しやすい年齢かもしれません。

これは、私が2023年に転職を実現させた際の転職活動中に、複数の転職エージェントから共通していただいたアドバイスです。

この意見について、皆様どのように感じましたか?

 

特に、現在30代前半で研究職をされている方にとっては、もはや自分事でしょう。

かくいう私も30代になり、この話題には非常に敏感になってきていました。

 

そこで私は、食品会社研究職である私転職できる可能性と私の市場価値を知りたいと考え、

転職エージェントに登録して話を聞くという活動を始めています。

 

会社内のフィードバックだけでは自分の価値が分からず、客観的な評価を聞きたい。

自分はどういったことを身に着けていけば、市場価値を高められるのか知りたい。

 

この2つについて意見を聞き、必要なところは自分に取り入れることで、研究者として生き延びることを目指しています。

 

その中で、複数の転職エージェントと話をして共通していたのが

研究職の転職希望者は30代前半が多く、企業側もこの年代を想定した求人が目立つ

というコメントでした。

 

自分も30代前半ということもあり、この意見がでることは非常に興味深く、その理由について詳細を聞いてみました。

 

そこで今回は、

研究職は30代前半が転職の目安?

という内容で、転職エージェントの方々の意見についてまとめていきます。

 

注意:

この記事の内容は、

転職エージェントの個人的見解ついて私の視点でまとめたもので、特定の組織や私自身の主張ではありません。

一つの意見として軽い気持ちで読んでいただければと思います。

 

研究職は30代前半が転職の目安?

主に使用している転職エージェント

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しています。

転職を少しでも考えている方は、今リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

前提:企業の研究職の多くは、修士卒もしくは博士卒

前提条件として、民間企業の研究職はほとんどが修士卒・博士卒で入社した社員です。

修士卒だと入社時が24~25歳程度、博士卒であれば27~28歳程度となります。

 

そして、一般的な大企業の場合、入社直後に研究所に配属されたとしても、

直後の1年程度は、研究所や部署独自の技術・ノウハウ・考え方・専門性を学び習得する期間になってしまうことが多いです。

 

しばらくは先輩の後ろについて仕事を覚えつつ、一部引き継いで実際に試験をしながら多くのことを身に着けていく。

入社後1年程度はそのような期間になってしまうでしょう。

 

普通に過ごしている限り、自分である程度研究・仕事を回せるようになるのは入社2年後くらいからが一つの目安でしょう。

 

30代前半は、目に見える成果が出始めるタイミング

修士・博士時代に一通り研究活動を行ってきたは分かる通り、研究はトライアンドエラーが多く、一定の結果を得るまでに数年かかるようなことも多いです。

それは、企業における研究でも同じです。

 

仮に、入社2年目くらいから自分で研究を遂行できるようになったとして、そこから3年間も研究をしたら、気づいたら5年目、28~32歳くらいになってきます。

 

研究の内容によっては、知的財産の絡みもあってなかなか実績を公開できず、成果を対外的に公開できるのはさらに数年後、ということもあるあるです。

 

研究テーマを複数並行して行っている研究者であっても、めぼしい結果が出始めるのは早くて入社数年後くらいでしょうか。 

そして、その時はもう入社5~7年目くらい、30代前半ですね。

 

30代前半は、職務経歴書に書ける業績が増え、対外的に自分を宣伝しやすい時期

入社後からいくつか研究テーマを遂行し、様々な技術やノウハウを身に着けただけでなく、研究を通して得られた結果もそろってきました。

知的財産、論文、学会発表、開発商品が何かの賞を受賞した、などでしょうか。

30代前半になり、このタイミングで「自分の実績」を示せるようになりました。

 

この自分の実績は、転職活動の際に使う「職務経歴書」に記載することができます。

職務経歴書とは、「自分はこういう経験をしてきて、何ができる人材であるか」を示す書類です。

詳しくは、DODAの以下のサイトを参考にしてください.

研究開発の職務経歴書(DODA)

職務経歴書は、転職活動の書類審査で最初に見られる、非常に大切な書類です。

この書類を充実させることが、転職活動の肝になります(と、転職エージェントに言われています。)

 

裏を返すと、実績が増えてくる30代前半にならないと職務経歴書が埋められず、

自分の能力や成果を転職先へアピールしにくい、というのが現状のようです。

 

30代研究者は即戦力候補であり、専門性や実績が分かる人を求める傾向

巷では、35歳転職限界説をささやいている人がいるようですが、今回の転職エージェントたちの意見を聞く限り、

研究者の場合30代前半にならないと実績がなく、アピール材料が足りないという状況になりがちです。

 

また、企業側も、30代前半の人の場合、即戦力としての採用を目指しています。

 

年を取りすぎていないというのも多少は気にするものの若さが第一ではなく、その人は何ができてどんな結果を出してきたか、というところを重要視しているそうです。

 

このように、若すぎない年齢であり経験と実績がある、という意味でのバランスを考えたとき、

30代前半が一つの目安となるとのことです。

 

以上のような理由から、研究職の転職は30代前半が一つ目安になる傾向があるということを、複数の転職エージェントが話していました。

 

また、これより若いと業績不足で、これより年齢を重ねるとマネージメント能力も重要視されるため、

研究業績ではない部分での勝負が出てくるとのことです。

 

30代前半は、多くの人が係長クラス、早い人では管理職になる人もいるような年齢です。

イチ研究員として成果を出してきたが、まだ部下を持ったり組織を率いた経験はないことも多い。

こんな感じの人が多いイメージでしょうか。

 

もしこの記事を読んだ方の中に30代前半の企業研究職の方がいましたら、自身が即戦力として他の企業に移れるような状況にいるか、一度立ち止まって考えてみると面白いかもしれません。

まとめ

今回の記事のまとめは以下の通りです。

・研究職は修士、博士卒が多く、研究成果が出てくる5年後くらいはもう30代に近い。

・転職につかう「職務経歴書」にかける実績がでてくるのが、どうしても30代前半頃になる。

・企業は、30代前半の研究者は即戦力として採用するため、専門性や実績を求めてくる。

・研究者の場合、若すぎず、なおかつ目に見える実績が分かる年齢が、30代前半になることが多い。

 

研究者の転職の目安が30代前半になる理由は、上記のようなものとのことです。

また、これより若いと業績不足、これより年齢を重ねるとマネージメント能力も重要視される。

ということも教えてもらいました。

 

研究者の転職活動では、職務経歴書にどのような専門性と実績を示せるかが勝負です。

以前、以下の記事でも紹介した通り、研究者は専門性をもってなんぼです。

自分の専門性を高めて業績を積み重ね、自社・他社いろいろなところで通用する研究者になることが、

研究者として生き延びていくために必要なのだろうと私は思います。

 

転職サイト・転職エージェントの登録状況(内定後に追記)

私は今回の転職活動で、以下の転職エージェントや転職サイトに登録し、

それぞれ面談を行ったのち定期的に求人を紹介してもらっていました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

登録者情報は(概略のみになりますが)以下の通りです。

 

・30代半ば、食品企業の研究職。

・大学の研究員を兼務している。

・博士号を持っている。

・その他(経験してきた業務、保有スキル、英語能力、など)

 

研究職の転職に成功しました

この記事を投稿した約1年後、私は、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、転職を検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 




【事例紹介】アカデミアから民間企業へ転職した博士研究員

現在私が所属している食品会社では、

研究職・開発職の社員のほぼすべてが、新卒で採用された社員です。

 

ほとんどが修士課程卒業の理系枠で採用された人たちで構成されており、

博士号持ちの社員は非常に少なく、

それも入社後に取得した人がほとんどです。(私もこのパターン)

 

一方で、博士取得後しばらくアカデミアで働いたのち、

研究職として民間企業へ中途入社する方もいらっしゃいます。

 

私が直接かかわった人としては、

民間企業のオファーを受けて転職したポスドクの方や

私の会社に中途入社してきた元助教の方

などがいらっしゃいました。

 

そのような方と話を聞くと、

自分の経験を何とか企業研究に落とし込んで働いているものの

アカデミア在籍時のイメージと実際の企業研究のギャップなど、

いろいろなことに悩みながら働いているようです。

 

今回は、

ポスドクの転職:アカデミアから民間企業へ転職した研究員

について、紹介します。

 

ポスドクから民間へ転職してきた研究員の事例

今回紹介する事例について

今回は、2名の方について紹介します。

詳細に書くと個人情報的に問題があるので、ある程度ぼかした情報になりますが、ご了承ください。

なお紹介する2名は、

博士取得後しばらくポスドクなどをした後に転職してきたという点、しか共通点はなく、

入社時期、研究分野、年齢等も全く異なります。

 

事例1:就職後、全然違う仕事に割り当てられたAさん

Aさん、生命科学系の基礎研究で博士号をとり、

そのまま助教として働いたのちに私の所属会社に転職してきました。

 

転職のきっかけは、

会社が、ある新規プロジェクトの分野に明るい専門家を探しており、

その方がリストアップされオファーをしたことがきっかけだったようです。

 

中途入社直後から、その方は新規プロジェクトサブリーダー的ポジションとして働き始めました。

部下も数人持ち、約1年半研究開発活動をつづけました。

 

しかし2年後、社内政治的な事情によりそのプロジェクトが終了することになりました。

その方は、終了決定後約1年でプロジェクトをクローズさせる仕事を行い、

その後、同じ研究部門内の分野が違う部署へ異動しました。

 

この異動は、特に専門性を考慮されたわけではなく、

新卒採用の社員と同じような扱いとしての異動だったそうです。

 

中途入社時にはその専門性に期待されて入社したにもかかわらず、

わずか数年後にはその話がすべてなくなってしまうという、残念な状況となりました。

 

その方は自身の専門分野で仕事をしたいという気持ちが強かったため、

プロジェクト終了が決まった直後は転職もかなり検討したそうですが、

様々な事情を考慮して異動を受け入れたそうです。

 

異動先の仕事も楽しんでやれているとは言っていますが、

「いったい自分には何が期待されているかよくわからないんだよね…」

と、不安や不満に感じていることがまだあるようです。

 

また、

・専門性で採用されたのに、結局会社事情で異動させられてしまうこと。

・こんなに短期間で結果を求められると、本質的で質の高い研究はできない。

・このような異動が行われている限り、社内で専門性の高い貴重な研究者は育たない。

 

ということを非常に懸念しているようでした。

いつか異動させられるかと思うと、今の仕事に本気になれないときがあるようで、

今もジレンマを感じながら、仕事をしていらっしゃるようです。

 

事例2:アカデミアで培ったスキルを存分に活かしているBさん

最初の方は、アカデミア時代に身に着けたスキルを比較的活かせているタイプです。

Bさんは、バイオインフォマティクス系のラボで博士をとり、

その後ラボへ移ってポスドクとして働いていました。

 

バイオインフォマティクスという分野は、

食品をはじめ様々なメーカーや企業で専門家が不足している分野です。

その方のラボは、企業の間でも比較的有名だったようで、

企業からの共同研究の申し込みが絶えないような研究室だったそうです。

 

そのため、その方も企業との研究に慣れているだけでなく、

いろいろな企業の考え方や進め方に触れることができていたようです。

こういう経験ができたのは転職活動でも役に立ったということを、

後々この方はおっしゃっていました。

 

さて、この方は、バイオインフォマティクスの専門家として転職活動を行い、

ある食品会社に転職しました。

 

面接の際に、

バイオインフォマティクスやデータサイエンスの仕事を任せる

とはっきり言われるなど、ほぼ専門職として採用されたようです。

採用後は研究部門に配属され、データサイエンスの仕事を中心に行っています。

 

この方のケースでは、

人材が不足している分野の専門家という長所を利点を存分に活かし、

専門性の高いポジションへ転職できました

 

もし、自分の専門性が企業にとって希少価値の高いものであれば、

その専門性を武器に民間企業への転職を実現できるかもしれません。

 

しかし、この方は入社後にいくつかジレンマを感じているようで、

・データサイエンスの過程に興味がなく、解析結果ではなく結論を急かしてくる人が多い。

・インフォマティシャンは何でもできると思っている人が多い。

と嘆いていました。

 

まとめ

・バイオインフォマティクスなど、企業にとって希少価値の高い分野の専門家は、

その専門性を活かした民間企業への転職が実現しやすいかもしれない。

・採用時にはその人の専門性に期待していても、その後のプロジェクト終了などによって

専門以外の仕事に割り当てられてしまうこともあり得る。

・一度企業に入ってしまうと、新卒採用の人と同じ扱いや人事異動を受けてしまうこともある。

 

アカデミアを生き抜いて身に着けてきた専門性など能力が、

民間企業のニーズと合致すれば転職においてとても有利ですが

そのニーズがずっと続くとは限りません。

 

もし企業研究員として活きていくのであれば

専門性という武器を持ちつつも、プロジェクト終了などの会社に意向に従う必要があります。

 

企業のロジックで働くことは、アカデミアのお仕事とはまた違うことが多いようです。

 

大学院卒の強みを生かした転職に特化した

アカリクキャリア」というサービスがあります。

興味がある方はぜひのぞいてみてください。

会員登録は無料ですので、登録しておくだけでも良いと思います。

アカリクキャリア

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



【年収とエリアはよく考えて!】研究職の転職活動での転職エージェントからアドバイス

2022年1月より、

食品会社研究員の私の市場価値を知り、案件次第では転職を視野に入れることも考え、

転職エージェントに登録して話を聞くという活動を始めています。

 

会社内のフィードバックだけでは自分の価値が分からず、客観的な評価を聞きたい。

自分はどういったことを身に着けていけば市場価値を高められるのか。

 

この2つについて意見を聞き、必要なところは自分に取り入れることで、

研究者として生き延びることを目指しています。

 

最近JACリクルートメントの担当者と電話面談を行い、

求人が出ている企業の地域と年収に関してアドバイスをもらう機会がありました。

 

これまで、研究職の年収について企業の地域との関係を考えたことがなく、

新しい考え方を知ることができたので今回まとめることにしました。

 

今回の記事では、

研究職の転職活動:年収と地域について転職エージェントからアドバイス

というタイトルで記事を書いて聞きます。

 

今回面談したJACリクルートメントについては、こちらをご覧ください。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

研究職求人の、地域と年収

ここからは、面談した転職エージェント個人の意見が多く含まれますので、ご了承ください。

年収に関する地域と年収の傾向は、通常の求人と同じで、

首都圏では年収が高く、地方へ行くほど年収が下がる傾向があるそうです。

首都圏 → 関西・中京圏 → その他地方 といった順番で

年収はどうしても下がってしまうそうです。

 

転職エージェントに、以下の条件でおよその目安を紹介してもらいました。

(条件)

・研究開発職、30代

・管理職手前での採用、マネジメント経験をあまり問わない求人

・業界は問わない(製薬、化学、食品、化粧品など、あらゆる業界を含む)

 

上記の条件でおよその目安を聞いてみると、以下のような感じとのことでした。

(下記はエージェント個人の意見です、詳細は各求人情報をご確認ください。)

〇首都圏:年収500-1000万円程度

〇関西・中京圏:年収450-850万円程度

〇その他地方(主に福岡、札幌、仙台):年収400-750万円程度

 

研究職においても、首都圏に行くほど年収が高く、地方に行くほど下がっていく傾向があるようです。

 

年収の決まり方は、企業ごとにいろいろな事例がある。

ただし、上記は全体の傾向を示しているにすぎず、

企業を個別にみていくと様々なパターンが見受けられます。

 

例えば、以下のようなケースもあります。

①本社が東京、研究所が地方、研究員は総合職採用

他の総合職と給与体系が同じで、年収が高水準。

 

②本社は地方だが、研究所が神奈川・千葉・埼玉などの首都圏

本社の拠点の年収水準に加えて、首都圏勤務者には地域手当で対応する。

 

このように、企業ごとに給与体系は様々であり、

全体の傾向と一致しない企業も数多く存在すると思われます。

 

また、企業の給与にかかわる内容は実際に入社しないとわからないことがほとんどです。

このような細かい点は、事前にエージェントや内部の方にヒヤリングすることでしか情報を得られないのかもしれません。

 

まとめ

・研究職においても、年収と地域ではある程度相関がありそう。

・首都圏ほど年収が高く、地域に行くほど下がっていく傾向がある。

・企業個別にみていくと、様々な事例がある。ただ、入社しないとわからないことがほとんど。

 

研究職として年収の高い企業で働きたいのであば、

勤務地域にこだわらないのであれば、首都圏勤務を狙うのが良いかと思います。

 

ただし、企業の個別事情は入社しないとわからないということは、

再度ご説明しておきます。

研究職も転職できる

著者はこの記事を投稿した約1年後

研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/

 




【研究職がビズリーチで転職活動】スカウトは来るのか?

2022年1月より、

食品会社研究員の私の市場価値を知り、案件次第では転職を視野に入れることも考え、

転職エージェントに登録して話を聞くという活動を始めています。

 

会社内のフィードバックだけでは自分の価値が分からず、客観的な評価を聞きたい。

自分はどういったことを身に着けていけば市場価値を高められるのか。

 

この2つについて意見を聞き、必要なところは自分に取り入れることで、

研究者として生き延びることを目指しています。

今回の記事では、

最近実施した、ビズリーチのスカウト機能を利用した取り組みについて、

記事を書いて聞きます。

 

ビズリーチは、

登録するだけでスカウトが届く、すごいハイクラスな案件が届く

と宣伝されていますが、

実際それは本当なのか、研究者の場合でも同じようなことが言えるのか、

今回の取り組みを通して分かったことについてまとめていきます。

 

以前の記事をご覧になっていない方は、ぜひこちらをご覧ください。

研究員の転職活動:JACリクルートメントと面談、求人公開時期に傾向がある?(2022年2月)

食品会社研究員として、転職エージェントに登録してみた。(2022年1月)

研究職の転職活動:ビズリーチスカウト機能の活用例

今回の面談:ビズリーチを介した問い合わせから

今回の面談は、ビズリーチを介して届いた企業と行いました。

まず、ビズリーチについて、簡単に紹介します。

 

ビズリーチは、いわゆる「ハイクラス向けの転職サイト」です。

サイトに基本情報や自分の経歴・経験・スキルを記載・登録するだけで、

その希望にマッチするスカウト案件が届く仕組みで運営されています。

ホームページを見ると、

8割近くの方がこのスカウト機能を使って転職を実現しているそうです。

 

また、求人の多くはハイクラス・高年収であり、

求人の質の高さをうかがわせます。

また、ハイクラスを売りにしているといいつつも、

業界特化型ではなく様々な業界の求人が掲載されています。

登録して求人一覧を見るだけでも楽しめるのではと感じています。

 

食品会社研究員として登録して、スカウト案件は来るのか?

さて、

食品会社の研究員としてビズリーチに実際に登録するとスカウト案件は実際に来るのでしょうか。

 

これまで転職活動を続けてきた中で、

研究職そのものの求人は少なく、その質も玉石混交であるという話を聞いており、

研究者が登録するだけでそんなにいいスカウトが来るのかと心配していました。

しかし、いざ登録してみると、

翌日までに10件以上のスカウトが様々な業界から届きました。

その後も、毎日数件ずつ(重複含む)スカウトが増えていっています。

 

求人内容については、確かにすべてが自分の希望や経験と合致しているわけではありません。

しかし、意外な業界から自分の経験に興味を持ったスカウトが届くこともあり、

自分の経験が他業界でも活かせる可能性に気付けるなど、

視野を広げるきっかけを得ることができました。

 

ビズリーチのスカウト機能は、いろいろな会社を知る機会を与えてくれる。

今回は、ビズリーチを介して私に直接スカウトが届き、

ある有名企業の人事担当者と面談しました。

 

社名を聞いたとき、その会社は食品事業を持っておらず、

事業領域的に食品研究者の私は合わないのでは?と感じました。

 

しかし、転職希望条件に合っていなくてもかまわないとのことだったので、

1時間程度のweb面談をセットしてもらいました。

このように、求職者の条件と合致していなくても、面談を設定してもらえる可能性があります。

相手からの連絡をきっかけにいろんな会社や案件を知ることができるのは

スカウト制度があるビズリーチの強みかなと感じています。

 

実際に面談:話を聞いてみないと知らないことは多い。

実際に面談を行い、なぜ私に連絡がきたかを伺ったところ、

その会社の新事業立ち上げにおいて、食品や健康に触れてきた研究者が必要

というのが主な理由でした。

 

会社そのものは誰もが知る有名企業ですが、

食品・健康にかかわる事業についてはホームページに載っておらず、

まだ、立ち上げ段階の新しい事業に関する人材を募集しているそうです。

 

話を聞いていく中で、

同社の業界では食品・健康に関わる会社が後を絶たないという背景があり

同業界では食品・健康に専門性がある研究者の引き抜きが始まる可能性があると、

教えていただきました。

 

普段自分の仕事に手いっぱいで、他業界の動きなどにアンテナを張れていないことが多いですが、

この業界の動向を引き続き追うことで、

自分の専門性と合致する企業がこの業界から現れる可能性があることを

知ることができました。

 

このように、

相手からのアプローチをきっかけに自分の知らない情報を得られるだけでも、

転職サイトエージェントに登録するメリットがあると感じています。

 

残念ながら、諸々の条件が合わず今回応募は見送らせていただくことになりましたが、

自分のキャリア形成のヒントになる情報を得られる

有意義な時間になりました。

 

もし転職希望が現在ない方でも、

他業界の動きやそれに伴う求人の実情を知るという目的だけでも、

転職サイトやエージェントに登録することをお勧めします。

ビズリーチはこちら

 

まとめ

・ビズリーチは、登録するだけでスカウトが多数届く。

・届いたスカウトを基に転職エージェントや企業の人事担当者と面談を設定することが可能。

・スカウトをきっかけに、新しい情報に触れることができ、転職活動やキャリア形成に役立つ。

 

今回、実際に面談することで新しい情報に触れることができ、

自分の視野を広げるきっかけを得ることができました。

 

様々な会社と面談して自分のキャリア形成に活かすという意味でも、

ビズリーチへ登録しておくことをお勧めします。

ビズリーチはこちら

転職サイト・転職エージェントの登録状況

自分の市場価値を知りたいという目的のため、

あまり多くのエージェントには登録していません。

現在は3つの転職エージェントと1つの転職サイトに登録し、それぞれ面談を行ったのち定期的に求人を紹介してもらっています。

登録先は、

JACリクルートメント

リクルートエージェント

ビズリーチ、です。

また、大学院卒の強みを生かした転職に特化した

アカリクキャリアというサービスもあります。

 

登録者情報は(概略のみになりますが)以下の通りです。

 

・30代半ば、食品企業の研究職。

・大学の研究員を兼務している。

・博士号を持っている。

・その他(経験してきた業務、保有スキル、英語能力、など)

 

転職エージェント情報はこちら

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)




研究職が転職エージェントに登録してみてわかったこと。

以前の記事にも書きましたが、

研究職は普段から勉強をしていないといい仕事ができません。

とはいいつつもその勉強のきっかけは、

「仕事で必要になったから」

という受動的な理由であることも多いです。

 

この理由でも勉強しないよりはいいのですが、

会社で求められたことだけをやっている自分に気づき、ときどき以下のような心配が頭をよぎります。

 

「この会社で必要なことだけを身に着けているのではないか?」

「自分のスキル・能力・経験は、この会社でしか役に立たないのか、環境が変わっても活かせるのか」

 

会社員は通常、自分の能力についての評価やフィードバックをくれるのは

自分の上司や同僚しかいません。

しかもその間柄には利害関係が絡んでおり、客観的な評価がもらえているのか何とも言えません。

 

そこで、社外の人にコメントしてもらう方法がないかと考えました。

リベラルアーツ大学の記事などを参考にし、

その方法として転職エージェントに登録することにしました。

詳細は後日書きますが、

転職希望がない状態でもエージェントに登録することはでき、

自分のキャリアやスキルの評価をもらったり候補となる求人を見せてもらうことができます。

 

転職活動に関する極意などは、もっと専門的なサイトがたくさんあるのでそちらに譲ります。

今回は、私が転職エージェントに登録したほうがいいと思っている理由と、

登録状況について簡単に報告します。

前提:転職エージェントには登録しておき、自分の市場価値を知っておくほうがいい。

上記の通り、現時点で転職希望がない方でも、転職エージェントなどには登録しておくほうが良いと考えます。

理由は、以下の通りです。

・登録をきっかけに履歴書や職務経歴書を作ることになり、キャリアやスキルの棚卸ができる。

・自分の市場価値の客観的評価をエージェントから聞くことができる。

・自分の価値を高めるために必要な改善点を知ることができる。

 

理由や私見は改めて記事にしますが、上記の理由で転職エージェントを活用しても問題ないそうです。

登録状況

自分の市場価値を知りたいという目的のため、

あまり多くのエージェントには登録していません。

現在は2つの転職エージェントと2つの転職サイトに登録し、それぞれ面談を行ったのち定期的に求人を紹介してもらっています。

登録先は、JACリクルートメントリクルートエージェントビズリーチ、です。

また、研究者の就活・転職に特化したアカリクキャリアというサービスも登録しました。

その中でも主に、JACリクルートメントとアカリクキャリアを使用しています。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

登録者情報は(概略のみになりますが)以下の通りです。

 

・30代半ば、食品企業の研究職。

・大学の研究員を兼務している。

・博士号を持っている。

・その他(経験してきた業務、保有スキル、英語能力、など)

状況:求人紹介を幅広く依頼すれば、案件はそれなりにいただける。

状況としては、以下のような結果を得ています。

 

・食品を扱っている企業からの求人はそれなりにもらえる。研究職としての求人も含まれていた。

・自分の業務経験を考慮してか、トクホ、機能性表示食品、健康食品およびそれらを対象とした臨床試験にかかわる求人が多く届いた。おそらく、研究員というよりそれを専門とする人を必要とする求人であった。

・食品会社以外(化学メーカー、製薬メーカーなど)もあった。いずれの企業も、食品事業に従事する社員としての求人であった。

・企業によっては管理職候補の求人が届く。(30代にしては意外と多かった)

・待遇面はバラバラのため、コメントが難しい。ただし、企業間の差が大きいことはよくわかった。

 

具体的な説明はできませんが、

30代半ばの私であっても求人が全くないわけではないということが分かりました。

あるエージェントからは、

「求人情報は絶えず変化しているので、見るタイミングによっては紹介できる案件が今回の倍以上のときも、全くない時もある。だから、転職の可能性が少しでもあるなら、早い時期から相談に来てもらえると、数少ないチャンスをつかめる確率が上がるよ。

というコメントをもらいました。

 

また、私のキャリアを踏まえて今後伸ばしておいた方がよい部分を指摘してくれました。

この改善点は、転職に限らず社内出世の際にも役立つような内容で、

これを聞けただけでも収穫でした。

まとめ

・前提として、企業の研究員も転職エージェントに登録するメリットは多い。

・2つのサイトに登録したところ、いくつかの求人は紹介された。

・求人情報は絶えず変化しているので、少しでも気になる人は登録しておいて損はない。

転職活動はタイミング(+巡り合わせ)の要素が大きいようです。

現在私は希望はありませんが、

運をつかむための行動は常にとっていたいなと感じています。

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)