研究職の年収ってどのくらい?研究職の皆様に聞きました。

研究職の給料は高いんですか?1000万円超えますか?

という質問を、就活生のOB訪問などで受けることがあります。正直この質問に関しては、

企業や業界によって大きく違う

と回答するしかないのですが、自分の就職先が年収が高いか低いかは死活問題ですし、この質問をしたくなる就活生の気持ちもよくわかります。

 

一般的に、企業の研究職は大企業に所属している人数が多いこともあり、研究職全体の年収の傾向は決して低くはないという話も聞いたことがあります。

 

一方で、実際にはどのような分布なのか、1000万円超えはどのくらいいるのか、福利厚生含めて満足している人は多いのかなど、定量的なデータほとんど見当たらず、こちらの記事くらいしか見たことがありませんでした。

 

そこで、本ブログの著者のツイッターアカウントを使用して企業研究職の皆様にアンケートを取り、

企業研究職は年収・福利厚生」について調査しました。

以下のリンクから、私のアカウントを見ることができます。

ぜひフォローをお願いします!

今回は、

研究職の年収はどのくらい?福利厚生にも満足してる?」という内容で、ツイッターアンケートの結果をまとめました。

そしてその後、研究職が年収を上げる実質唯一の方法について、著者の経験をもとに記載しました。

研究職の年収:1000万超えはどのくらい?年収上げる方法は?

研究職の年収はどのくらい?

早速、ツイッターを使用して研究職の皆様にアンケートを取りました。

現在の年収で最も近いものを選んでください。

という質問を行い、

300万円未満300-600万円600-1000万円1000万円以上、の4択で聞き取りました。

結果はこちら↓

回答者の年齢、業種業界などの前提が揃っていないという背景はありますが、

・300-1000万円がマジョリティで、約80%を占める。

・1000万円超えは数%

ということが今回の結果から見えてきました。

 

結果を見る限りですが、企業の研究職は世間一般から比べたときに、給料が安すぎるということはなさそうに見えますね。

ボーナスの割合は?

一般的な会社員の場合、年収は月給とボーナスの2つに分かれます。

そして、ボーナスの割合は会社ごとに結構異なるともいわれています。

月給の割合が高くボーナスの割合が高くない会社、月給は安いがボーナスの割合が非常に高い会社、どちらのパターンもよくあるようです。

 

では、実際に年収の中に占めるボーナスの割合はどのくらいなのでしょうか。

企業研究職を対象に

現在ボーナスが年収の何割程度を占めているか」というアンケートを行いました。

結果はこちら↓

少し選択肢に偏りがあったと反省はしておりますが、

結果を見る限り、年収の2-4割程度をボーナスが占めている人が多いことが分かりました。

 

一般的に、ボーナスが支給される会社では年2回に分けて支給されるため、半年に1回年収の1割がドカンと支払われることになります。

 

私自身もボーナスを年2回受け取っておりますが、ボーナスって結構麻薬的な要素があるんですよね…

普段手取りがあまり多くなく収入に不満を感じていても、半年に1回大きな金額をもらうとその不満がマヒしてしまうんです…

 

ボーナスという制度は、会社員の不満を鎮める制度として優秀なのかもしれません(笑)

福利厚生は充実していると思う?

年収・ボーナスに関する聞き取りを行いましたが、次に企業の福利厚生について聞き取りました。

特に大企業になると、年収とは別にとても素晴らしい福利厚生の制度を有していることが多いです。

 

特に借り上げ社宅住宅手当の制度は、いわゆる「見えない年収」として家庭に大きなメリットをもたらします。

巨大製薬企業に所属する知人は23区内で一人暮らしをしていますが、借り上げ社宅で家賃を数千円しか払っていないそうです。

この話を聞くだけでも、住宅関連の福利厚生のパワーはすごいです。

 

住宅に関する福利厚生のパワーは確かにすごいですが、それ以外にも、家族手当、子育て支援金、リフレッシュ旅行支援など、各社個性的な制度が設定されていたりします。

これらの福利厚生制度を社員が上手く使えているかどうかも、社員の満足度に大きな影響を与えているはずです。

 

では、実際に研究職の皆様の会社も福利厚生は充実しているのでしょうか?

細かいことを聞くことがアンケートでは難しいので、

今回は「福利厚生に満足しているか?」という点に絞って、企業研究職を対象にアンケートを行いました。

結果はこちら↓

アンケートの結果、約60%の人が福利厚生の充実さを感じていることが分かりました。

具体的にどんな項目に満足しているかは聞き取れていませんが、会社の福利厚生に助けられている研究職の皆様も多いようですね。

 

また、研究職という職種は、全体的な傾向として大企業の方が人数が多いです。

そのため、今回答えていただいた人たちも大企業の人が多く、それに伴い手厚い福利厚生を享受てきている人が多いのかもしれません。

年収には満足している?

研究職の年収、ボーナス、福利厚生などについてみてきましたが、最後に、これらすべてを含めたご自身の待遇について、

現在の年収に満足しているか?

というアンケートを行いました。

結果はこちら↓

今回の結果では、あまり満足していない人が約70%いることが見えてきました。

年収は高いに越したことはない。確かにその通りです。

 

研究職が年収を上げる方法って?

研究職の多くの皆様は会社員であると想定されますが、会社員がすぐに年収を上げる方法は、基本的に転職しかありません。

 

同じ会社に所属していても、毎年の昇給は雀の涙でしょうし、昇格はポストが少なく狭き門。

このような状況ですぐに年収を上げることは難しいでしょう。

 

そのため、会社員研究職が年収を上げたいと思っている方は、転職活動をぜひ検討してみてください。

 

本ブログの著者は、2023年に研究職の転職に成功し、年収を100万円以上アップさせることに成功しました。

https://researcherinacompany.com/recruit-15

私の転職体験談についてもたくさん記事をまとめていますので、私の転職体験談をぜひ読んでみてください。

まとめ

・企業研究職の年収は、300~1000万円あたりが中心。

・ボーナスの割合が2~4割程度を占めている人が多い。

・福利厚生が充実していると感じている人が約60%

・年収に満足しているのは約30%しかいない。

・企業研究職が年収を上げる方法は、転職しかない。

 

企業研究職の年収は決して低い水準ではなさそうに見るものの、1000万円超えは数%程度しかいないようです。

 

年収に満足している人の割合も高くないことを考えると、企業の研究職もタイミングを見て転職を行っていくことでしか、年収を上げていくことは難しいのかもしれません。

お勧め転職エージェント

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しましたが、

主にJACリクルートメントを使用しました。

 

今回の記事を読んで少しでも転職活動に興味がわいた方は、ぜひ一度覗いてみてください。

 

会員登録、コンサルタントとの面談、求人紹介などはすべて無料です。

転職活動中のサポートもすべて無料です。 

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方




企業研究職はみんな論文・学会発表・特許をもっている?

研究職の業績と言えば?

と聞かれたときに、皆様何を思いつきますか?

おそらく多くの人が、特許や論文を思い浮かべるのではないでしょうか?

 

著者もそれについては同意で、

特許・論文・そして学会発表などは、企業研究職にとって業績として認知されています。

これらの成果物が多い人の方が、結果を出してきた研究者と認識されやすいでしょう。

 

研究者の業績であり特許・論文・学会発表ですが、

実際現役の研究職の皆様はどのくらいの人が経験があるのでしょうか。

特に、会社の研究成果での経験についてはどうなのでしょうか?

 

実際何割程度の人が経験しているかについて、

これまで定量的なデータをあまり見かけたことがありませんでした。

 

そこで、本ブログの著者のツイッターアカウントを使用して

企業研究職の皆様にアンケートを取り、

企業研究職は論文・学会発表・特許などの業績を積めるのか?」について調査しました。

以下のリンクから、私のアカウントを見ることができます。

ぜひフォローをお願いします!

今回は、

企業研究職の業績アンケート:論文は?学会発表は?特許は?

という内容で、ツイッターアンケートの結果をまとめました。

 

そして、結果をもとに特許と論文・学会発表で傾向が異なる理由や、

逆境がある中でも論文などの対外発表を行った方が良いと著者が考える理由

についても述べました。

企業研究職の業績:論文・学会発表・特許はキャリア形成でめっちゃ大切!

今回のアンケートでは、

会社の研究成果で積んだ業績」に絞って聞き取りました。

学生時代の成果などは対象としていませんので、

その点を踏まえて結果をご覧ください。

会社の成果で論文書いてる?

まずは、論文について聞いてみました。

会社の研究成果で論文を書いたことはありますか?

という質問を、企業研究職を対象にツイッターでアンケートを取りました。

結果はこちら↓

書いたことがある人は約30%、

共著なら経験がある人と合わせても50%を下回りました。

この結果を見る限り、

企業研究職の約半数は会社の研究成果で論文を書いたことがない

ということになりそうです。

 

学会発表の経験はある?

論文が約半数なら、もう少しハードルが低い学会発表ならどうでしょう?

先ほどと同じように、ツイッターアンケートで

会社の研究内容での学会発表の経験はありますか?

という質問を行いました。

結果はこちら↓

約半数が「0回」と回答しており、

企業研究職の約50%の人が、会社の成果での学会発表も経験がない

ということが分かってきました。

 

一方で、経験者の中には5回以上されている方もいるなど、

学会発表経験者と未経験者の間にかなりの差があることも見えてきました。

 

特許出願経験は?

論文、学会発表について聞き取ってきましたので、

最後に「特許」に関するアンケートを取りました。

 

企業での研究では、特許の優先順位が非常に高いです。

発明に基づく知的財産の確保を先に行った後に、

論文・学会などの対外発表を行っていきます。

 

そのため、何か成果が出た際にまず行う作業が特許に関するものであり、

論文・学会などと比べてかかわった経験がある研究職の人も多いのでは?と想像されます。

 

そこで、

自身が発明した特許を出願したことがあるか?

について、ツイッターアンケートを行いました。

結果はこちら↓

約30%の人が0件と回答し、

論文・学会と比べて未経験者が少ないことが分かりました。

 

とはいえ、30%近くの人が特許についても経験がないことから、

企業であっても研究職全員が特許出願できるわけではない

という厳しい現実が垣間見えてきますね。

 

一方で、5件以上発明・出願した経験がある人も20%以上おり、

一定のキャリアを積むことで件数が増えていくことも想像されますね。

 

なぜ論文・学会発表が少ない?(考察)

ここは著者の考察ですが、

論文・学会発表はお金にならない上に、リスクしかない

と考える会社・部門・人が一定数いることは間違いなく、

この考え方のもとでは論文や対外発表は出しにくくなると思われます。

ここでいうリスクとは、

特許に支障をきたし、権利化できないリスク」を指します。

 

先ほども述べた通り、企業の研究では論文や発表よりも特許の優先順位がかなり高いです。

また、優先順位がかなり高いだけでなく、

特許の邪魔になることは極力させない

という考え方を強く持っている会社も少なくありません。

 

ではなぜ論文や学会発表が特許の邪魔になるかというと、

情報公開に伴い、特許の新規性を自ら喪失させてしまうリスクが生じるからです。

 

特許はいわゆる「発明」であり、

発明者以前に誰もなしえなかった発明に対して権利を付与する制度です。

この時、「以前誰も発明していない」という部分については、

発明者本人が自身で公開している情報も対象となり、論文・学会発表も当然含まれます。

 

例えば、

「2023年8月1日に発明Aを特許出願した」とした場合、

8月1日以前にもし発明Aに関する論文が公開されていた場合、権利化は不可能となります。

 

このような形が想定されるため、

企業では特許を出す前に論文・学会発表は原則行わず、

発明に該当するものがないか厳しく確認を受けます。

 

「特許出願後は論文や学会発表は自由なのか?」

これについては、原則その通りなのですが、

その運用は企業ごとに考え方がだいぶ違うようです。

 

特許は出願直後1年半は内容が公開されるはありません。

また、出願直後1年であれば出願内容に修正を加えることができます。

そのため、

出願後1年間は権利化できる内容を増やせるのだから、その間も不必要な情報公開はダメ!

と考える会社も結構多くあり、

このような会社では出願後1年程度の対外発表は厳しいでしょう。

 

1年経ってしまうと発表内容の鮮度も落ちてしまいますし、

場合によってはよりレベルの高い論文・発表が外部から出てくる可能性も十分にあります。

 

このような状況になってくると、

企業から論文・学会発表などで情報公開するメリットが薄れ、

発表したくてもできないということになってきてしまいます。

 

実名で業績を残せるのが、研究職の特徴・長所

ここで、研究者個人としての業績という点で、

特許・論文・学会発表などを見つめてみます。

 

この3つにいずれも共通することとして

実名付きかつ客観的に評価される業績である

という点が挙げられます。

 

通常、会社員などをしていると、

「社内でのあなたの業績」を社外から客観的に評価してくれる人はほとんどいません

というか不可能です。

 

例えば、

前年比売り上げ50%アップを達成しました」という営業職の業績について、

その業績がどのようにすごいものなのか、

外部の人には実態が非常につかみにくくないですか?

どのくらいをその人一人で行ったのか、前任のおかげではないのか?

どの時期の業績なのか?開発品が珠玉だったのではないか?など

本人や関係者に聞いてみないとわからないことが結構たくさんあります。

 

一方で、特許・論文(学会発表は少し弱いですが)については、

上記の不透明さがありません。

出版日が明記されているし、実名が記載されているし、

何をしたかは本文を読めば理解できるし、その人の得意分野の背景も理解できます。

 

実際社会人になると、特許・論文ほど客観性が高く、かつ実名が入っている業績

正直あまり多くありません。

そしてこれは裏を返すと、

特許・論文などは、転職活動など外部へ自分をアピールする際に強い武器になる

ということになります。

 

企業研究職で働いている限り、

特許出願に関する仕事は近いうちにやってくると思います。

その際、特許出願後に論文投稿や学会発表したいということを

関係者に事前に周知しておくとよいでしょう。

 

特許だけでなく論文や学会発表にもつなげることで、

会社の業績をうまく自分のキャリアづくりにも役立てていくとよいと思います。

 

まとめ

・企業研究職で、会社の研究内容で論文・学会発表を経験した人は約50%。

・特許出願経験がある企業研究職は約70%

・企業が特許を優先する意向が強いと、論文や学会発表はやりづらい。

・機会を見つけて論文や学会発表はしておいた方が良い、実名付きの個人の業績になる。

 

企業では特許の優先順位が高く、その優先順位に沿った仕事が企業研究職には求められます。

一方、個人としての業績に目を向けたとき、

特許ももちろん大きな業績ではありますが、

併せて論文を書くことも研究者個人としてとても大きな仕事となります。

 

知財部門などからは結構抵抗にあう可能性がありますが、

うまく落としどころを見つけながら、

論文・学会発表などのご自身の実名入りの業績をどんどん増やして、

研究者としてステップアップしていくことをお勧めします。

 

企業研究職は会社のために働いているものの、

同時に個人の業績に基づいた評価も下されやすい、個人事業主的な側面もあります。

企業でのご自身の研究成果をうまく自身のキャリアアップに役立てられるよう、

特許・論文・学会発表などの客観性の高い業績をどんどん積んでいきましょう!

 

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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【体験談】研究職転職者が語る、JACリクルートメント(初回面談)

研究職の転職はどの転職エージェントがいいのか?

JACリクルートメントはたまに聞くけど、研究開発職の転職に使えるの?

安心してください、

このブログの著者は、主にJACリクルートメントを使用して、

2023年に研究職から研究職への転職を実現させました!

 

JACリクルートメントといえば、

主に外資系企業を中心とする

ハイクラス求人を扱っている転職エージェントです。

 

一方で、私自身は日本の企業で研究職をしてました。

そのため読者の中には、

日本企業出身者はJACリクルートメントはミスマッチなんではないか?

と思う方がいるかもしれません。

 

しかし現実として、私自身は

JACリクルートメントを使用することで内定を得ることができたので、

先ほどの心配は不要であると考えています。

 

そこで今回は、私の転職体験の中でも

JACリクルートメントの初回面談の内容とその事前準備に焦点を当て、

日本の研究所で働いてきた研究職であっても、

JACリクルートメントから求人を紹介してもらえたのか?

について、まとめていきます。

研究職転職者が語る、JACリクルートメント(初回面談)

JACリクルートメントについて

まず、JACリクルートメントについて、簡単に紹介します。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

 

JACリクルートメントは、

いわゆる「ハイクラス向けの転職エージェント」の位置づけです。

外資系企業や海外に拠点があるグローバル企業の求人が多いようです。

30代以上、管理職、役員クラスの求人も多い印象です。

 

非公開求人が多いという特徴があるため、

詳細な情報は無料登録してエージェントから紹介してもらうのが無難です。

ただ、登録していない状態でも求人検索はできますので、

気になった人はこの記事の一番下のリンクから求人検索をしてみてください。

 

会員登録後の初回面談までのやり取り

会員登録した翌日に担当者から連絡をもらい、

2週間後にWEB面談の日程を設定しました。

 

その際、事前準備の書類として、

履歴書・職務経歴書・ご自身の状況を聞き取るアンケート

の3つの書式をもらいましたが、

書類作成は必須ではないが、事前に送っていただけるとより適切な求人を示せる

というコメントもいただいていました。

 

事前に書類がないと適した求人示せないんじゃない?

と思って後日詳細に聞いたところ、

 

「最初に示した求人だけで行動に移す人は少ないので、

面談などのやり取りは継続していくことが多く、

繰り返しコミュニケーションをとるのが大切だと思う。

なので、書類準備ができなくても、面談できることの方が大切。

 

という理由で、このようなコメントも添えているとのことでした。

 

私は、すべての書類を面談3日前に提出したのですが、

提出翌日にはその書類をもとに3件ほど求人を送ってきてくれました。

私の担当者はそのくらいのフットワークのある人だったようで、

この時点でかなり私は安心していました。

初回面談の内容

初回面談は2022年の冬、WEBにて行いました。

事前に私が提出した3つの書類と、

先方が示してくれた3件の求人情報をもとに1時間ほど面談しました。

 

初回は私の背景を理解してもらう時間ということで、

ほとんど私が話していました。

ただ、事前に提出した「ご自身の状況を聞き取るアンケート」のおかげで、

自身の状況が頭の中で整理できていたので、

とてもスムーズに情報を伝えられたような気がします。

 

面談の際には、個人的なことも含めて多くの質問を受けましたが、

プレッシャーや圧迫感を感じることはなく、

とても丁寧」という印象でした。

 

担当してくれたエージェントも研究関係の求人について知識が豊富で、

今後キャリアアップにつながるような提案を、

いくつかいただくことができました。

示された求人内容は、確かにいずれもハイクラス

そして最初に紹介してもらった求人内容の中身ですが、

確かにハイクラスな求人のみを紹介してくれました。

 

研究職としての転職を希望していたのですが、

示されたのはいずれも研究所勤務となる求人であり、

国内大手や外資系企業の研究ポストなど、

年収や待遇が上がると想定されるものばかりでした。

 

やはり一般的な評判の通り、

JACリクルートメントの求人にはハイクラスなものが多く

その傾向は研究職であっても同様でした。

 

実際にどのような求人がもらえるかは、

皆様の現在の状況により変わってくると思いますので、

非公開求人も含めて紹介してもらいたい人は

会員登録と初回面談を設定することをお勧めします。

 

一方で、公開求人だけであれば

会員登録せずに検索することができます。

気になった人は以下のリンクから一度検索してみてください。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

新着求人四半期初めに出やすい傾向

ここから先は、私が転職エージェントから聞いた内容です。

エージェント及び私の見解ですので、ご注意ください。

 

研究職としての求人をいくつか紹介いただく中で、

求人が出やすい時期があるのかについて相談しました。

その答えとしては、

四半期の初めに、一番求人が出やすい傾向がある

とのことでした。

 

あくまで傾向であり、詳細は企業ごとに違うようですが、

四半期の初めに、企業は求人を公開する傾向があるそうです。

 

逆に、採用人数が少ない求人は募集開始直後に上限に達してしまい、

それ以外の時期にはなかなか募集がないとのことです。

 

もし研究職のように採用人数が少ない職種を狙う場合は、

四半期ごとに求人を検索するといいかもしれません。

 

この考え方はこのエージェントの方から伺うまで私自身考えたことはなく、

今後の転職活動にとても参考になる情報でした。

 

実際に転職を希望していなくても、

このような情報を聞いて自分の頭に入れておくだけでも、

転職エージェントに登録する価値はあると感じました。 

 

まとめ

・JACリクルートメントの面談前に、3つの書類を提出した。

・書類提出後、面談前に求人3件を示してくれた(私の場合)。

・示された研究職求人は、確かにいずれもハイクラスであった。

・新着求人は四半期の初めころに出やすい傾向がある。

 

今回、JACリクルートメントの初回面談について記事をまとめました。

転職エージェントは他にも複数登録していましたが、

最終的には、JACリクルートに紹介していただいた最初の3件の中の1つから内定をいただき

後日私は転職することになります。

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お勧め転職エージェント

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しましたが、

主にJACリクルートメントを使用しました。

 

今回の記事を読んで少しでも転職活動に興味がわいた方は、

ぜひ一度覗いてみてください。

 

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高年収のハイクラス転職を目指したい方




研究職が転職エージェントを使い倒すべき理由:転職体験談

著者は2023年、研究職から研究職への転職活動に成功しました。

書類提出や面接などの本格的な活動は、

約半年という短期間で終わらせることができました。

 

ただ、転職活動自体はもっと以前から進めており、

転職エージェントなどからの情報収集など、

「準備」に相当するものは約2年前から断続的に続けていました。 

2年前からの準備は断続的かつ小さな負担しかないものでしたが、

結果的にこのおかげで、

いざ本格的に転職活動をすると決めた直後から素早く動くことができました。

 

現在は転職を希望していない皆様でも、

早い段階から転職エージェントへコンタクトを取り、

転職エージェントをどんどん使い倒して、情報収集をすることをお勧めします。

 

この記事では、

研究職は転職エージェントをもっと使い倒すべき理由

私の経験をもとにまとめました。

 

研究職は転職エージェントをもっと使い倒すべき理由

自分の市場価値や転職できる可能性を何となく知り、客観視できる。

これは一つの会社にいるだけでは気づくことは困難です。

どうしてもその会社の中の評価軸が頭の中にしみついていますからね…

(一概に悪いという意味ではないですよ。)

 

とはいっても、自分が今の会社以外で働ける可能性があるのか、知っておきたい人も多いでしょう。

 

そのように考えている人は、現在転職希望がなくても、

求人情報を確認しておくほうが安心です。

 

求人情報をざっと見るだけでも、

どんな分野の会社がどんな人を欲しているか、

自分はその対象に入れる可能性がありそうか、

何となくですが把握できるはずです。

 

求人情報を見て、

自分の市場価値や転職できる可能性があるかを客観視しておくだけでも、

安心感はだいぶ違います(個人的経験)。

 

また、転職エージェントに相談すると、

検索では出てこない非公開求人を持ってきてくれることも多いです。

 

ネットだけに頼らずもう少し踏み込んでエージェントと連絡を取ることで、

より具体的な情報に触れ、よりリアルに市場価値を把握できる可能性があります。

 

給与相場が何となくわかる。

求人情報には、およその給与範囲が書いてあることが多いです。

 

400~800万円みたいに幅が広いことも多いですが、

求人内容を見て採用対象と思われる年齢(例えば第二新卒くらい~中堅くらい)を想像すれば、

 

自分のキャリアだとこの辺の金額になるかな?

と何となくイメージできることも多いです。

 

その給与が現在の自分の給与と比較してみれば、

転職で給与を上げられる可能性にも気付けるかもしれません。

 

求人の移り変わりを眺めることで、スピード感をイメージできる。

基本的に、研究職の求人は案件数も人数も少ないことも多く、しかも移り変わりは早いです。

私も、見つけたと思った次の日には見れなくなっていた求人も見たことがあります。

 

人気があり競争力の高い求人は、すぐに募集が終わってしまうことも多いですね。

 

一方で、比較的長い期間掲載されている求人は、

採用人数が多い、もしくはあまり人気のない求人なのかな?と想像することもできます。

(必ずしもそうではないですが…)

 

とにかく、求人がどういうスピード感で流れているかは求人情報を眺めることで把握できます。

自分が実際に転職活動をする時に、どのくらいのスピード感で行動しなくてはいけないか

何となくではありますが知ることができると思います。

 

いざ転職活動を始めるときに、何をすればいいか理解できていてすぐ動ける。

求人を見たり転職エージェントと相談したりすると、

「転職は大体こんな流れなのね!」というのを理解できてきます。

 

転職市場といういわば相手の情報を少し知ることができているので、

いざ相手と戦う(転職活動をする)となったときにも、

何をすればよいか何となく見当がつくようになっています。

 

先ほども言った通り、求人のスピード感は結構すごいです。

良い求人を素早くキャッチするためにも、

自分が関連する転職市場や求人のことを事前に調べておくことをお勧めします。

 

まとめ

「なぜ転職を希望する前の早い段階から準備するほうが良いか」に関する私の考えは以下のものです。

 

・自分の市場価値や転職できる可能性を何となく知り、客観視できる。

・給与相場が何となくわかる。

・求人の移り変わりを眺めることで、スピード感をイメージできる。

・いざ転職活動を始めるときに、何をすればいいか理解できていてすぐ動ける

 

特に私は、事前準備をしておくことでこの4つのメリットを得られたと考えています。

 

現在転職を特に考えていない方も、

情報収集という意味合いでもいいので、事前準備を少ししてみてはいかがでしょうか?

 

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



企業の研究者も副業してる?副業禁止?研究職の皆様に聞きました。

最近副業の話題多いけど、企業の研究者も副業しているの?

研究職って、どんな副業ができるの?

 

国が会社員の副業を後押しするなど、副業をさせようという雰囲気が世の中に広がりつつあります。

一方で、実際のところどのくらいの人が副業をしているのか、特に、企業研究職の人たちも副業をしている人が増えているのか、あまり情報は見当たりません。

 

著者も副業をしてはいますが、自分の周囲の人全員が副業をしている雰囲気はあまり感じられず、実際のところどうなのか、非常に気になっています。

 

また、

副業したいんだけど、研究職の場合どのような副業が向いているのか

について気になっている人もいるのではないでしょうか。

 

そこで

本ブログの著者のツイッターアカウントを使用して、企業研究職の皆様にアンケートを取り、

研究職の副業」について調査しました。

以下のリンクから、私のアカウントを見ることができます。

ぜひフォローをお願いします!

今回は、

研究職も副業してる?

というテーマで、アンケートの結果を紹介していきます。

記事の最後では、「研究職へのおすすめ副業スタイル」についても紹介しますので、ぜひご覧ください。

研究職も副業してる?研究職の皆様に聞きました

勤務先は副業禁止?

早速、研究職の皆様にアンケートを取りました。

所属する会社は副業禁止ですか

という質問に、はい/いいえ、で答えていただきました。

結果はこちら↓

今回の回答では、半分ずつに分かれました。

ネット上の情報を見た個人的印象では「副業を禁止している会社は今もかなり多いのでは?」

と感じていました。

ただ、今回のアンケートを見る限り、副業を許可している会社も増えてきているようですね。

 

ちなみに私の場合、

転職前の会社では副業禁止と社則に書かれていましたが、転職後の今の会社では副業が認められています

現在副業をしているか?

少しずつ副業を許可している会社が増えている中で、研究職のどのくらいの割合の人が副業をしているのでしょうか?

現在副業をしていますか?

という質問を、研究職の人を対象に行いました。

結果はこちら↓

このアンケートでは、副業をしている人は約20%に留まりました。

確かに、仮に会社が副業を認めてくれていたとしても、副業の必要性がない人もいるでしょうし、

実際に何か副業を始めるにしても、いくつかハードルがあります。

「会社がOK⇒すぐ副業を始める」という人ばかりではないようですね。

 

著者の場合、もしこのブログを副業と捉えると、前職(副業禁止の会社)の時から副業を始めています。

収益は小さいので収入源と言えるものではないですが、少しずつ発展させていきたいなと思っているところです。

同僚は副業をしているか?

実際に副業をしている人は20%程度でしたが、次に

会社の同僚は副業をしているか」についても聞いてみました。

注意点として、

副業に成功しかけている人は、副業していることを言わない

のが普通です。

そのため、以下の結果はどこまで信頼できるかは正直不明です(笑)

結果はこちら↓

副業をしている同僚がいると答えた人が約30%で、先ほどの20%より少し高い値になりました。

自分含め多くの人は副業をしていないが、副業している同僚がいる」という状況が、いろんな会社で起きているのかもしれません。

 

副業をしている人の割合はまだ決して高くないものの、少しずつ拡大しているのが現状かもしれません。

研究職の同僚がやっているなら、もしかしたら自分もできるかも

と考える人が、今後増えてくる気がします。

どんな副業がしたい?研究職の経験が活きる副業?

最後に、

どんな副業をしてみたいか?」について聞いてみることにしました。

とはいえ、副業経験者があまり多くないのでどんな副業があるかをご存じない人も多いでしょう。

そこで今回は、

本業を活かせるほうがいい?違うことがやりたい?

という視点で、アンケートに答えてもらいました。

結果はこちら↓

結果を見る限り、

本業とは関係ないこと」をやりたい人が多いことが分かりました。

一方で、本業を活かせる副業をしたいと思っている人も多く、考え方は結構分かれるのだろうという印象を受けました。

 

本記事の最後では、

・本業とは関係ない副業

・研究職の本業が活かせる副業

についても紹介しているので、ぜひご覧になってください。

アンケートまとめ

・現在も、約半数の企業が副業を禁止している。

・約20%の人が、副業を実施している。

・副業をしている同僚を知っている人も多い。

・副業するなら、本業(研究)とは関係ないことをしたい人が多い。

 

アンケート結果を見る限り、副業OKの会社は増えているものの、それでも副業を実施している人は20%程度であり、

マジョリティではないことが見えてきました。

また、もし研究職として副業をするなら、専門性を活かしたい人もいれば、全く関係ない仕事をしたい人もいる、という状況も見えてきました。

 

最後に、この両方のタイプの人に向けて、実際に副業をしている私から、研究職向けおすすめ副業スタイルをお伝えします。

研究職のおすすめ副業スタイル

もし研究職が副業をするとなった場合、どのような副業が選択肢に上がってくるでしょうか。

 

例えば、リベラルアーツ大学の記事を見ると、

月5万円の副収入を得る副業として

プログラミング」「Webデザイン

動画編集」「せどり」「SNS発信

ブログ・アフィリエイト

などが紹介されています。

 

もし、研究職としての専門性とは関係ない副業をしたい人は、これらの選択肢の中からいくつか試し、ご自身に合った副業を選べばよいと思います。

本業後にコツコツ勉強と作業を続ければ、月5万円も夢ではないと、この記事では紹介してくれています。

 

次に、研究職としての専門性を活かした副業をしたい人についてです。

もし皆様に「プログラミング」のような専門スキルがあれば、スキルをそのまま仕事の受託業務を始めるのが良いと思います。

最近ではココナラなどを使えば、個人が簡単に受託業務ができるようになってきました。

一度覗いてみると、自分にできそうなことが見つかってくると思うので、それをまねする形で初めて見るのが良いでしょう。

 

一方で、プログラミングのようなすぐに使えるスキルがない人は、ご自身の専門性もとに世の中に役立つ情報を発信していくことで、

副業として成立させていくというスタイルになる思います。

具体的には、

SNS発信」や「ブログ・アフィリエイト」などの

文字媒体を基本とする方法で行うのが良いと思います。

 

普段から論文を読み・書きしている人が多い研究職の人たちは、ロジカルな文章に抵抗がない人が多いです。

自身の専門性を文字媒体で発信しつつ、その中で自身が本当にお勧めしたい商品・サービスを発信する。

このスタイルが王道のような気がします。

 

著者もツイッターとブログ・アフィリエイトを併用していますが、普段の仕事の延長のような形で取り組めることも多く、ストレス少なく続けることができています。

 

また、私以外にも多くの研究者が副業をしていますが、

特に「すきとほるさん」のブログ・ツイッターにはいつも脱帽しています。

ぜひご覧いただくことをお勧めします。

副業OKの会社なら「バレてはいけない」というストレスがない。

とはいえ現実としては、副業にはいくつかハードルがあります。

その中の一つに、

会社が副業禁止なので、バレたらヤバイ」という心理的な負担があると思います。

 

副業禁止の会社で副業することについては

普通にしている限り、副業なんて絶対バレない

バレたとしても、法的には何の問題もない(公務員除く)

というのが、私からの回答になります。

 

とはいえ、副業禁止の会社で堂々と副業をすることは「バレると肩身が狭くなるんじゃないか」というようなストレスを伴う可能性があります。

 

これに対する私からのアドバイスとして、

副業OKの会社に移ると、このストレスは全くなくなるよ!

ということをお伝えします。

著者は転職により、副業OKの会社へ移ることができました。

著者は、副業禁止の会社にいるときから副業を始めていましたが、

その際やはり、

バレないように気をつけなきゃ

という気持ちは常々持っていました。これ、結構ストレスなんですよね…

 

ところが、著者は昨年転職を実現しましたが、現在の会社は副業OKの指針を出しています。

そのため現在は、バレてはいけないというストレスから解放され、安心して副業に取り組むことができています。

 

「バレたらどうしよう」というストレスを改善する方法として、副業OKの会社へ移るという作戦は、個人的にもお勧めです。

 

私は、転職エージェントを使って転職しました。

応募する会社が副業OKであるかについてエージェントから事前に聞いていましたし、

もちろん、転職に関するあらゆるアドバイスを1年近くもらい続けていました。

 

他の会社の状況が気になった人は、

一度転職エージェントへ相談することをお勧めします。

私が使用した転職エージェントは主に以下の2つです、

転職を考えている方は、

以下のリンクをクリックしてブックマークへ登録し、

できるだけ早く転職エージェントとの面談を設定してみましょう。

話を聞くだけでも、新しい発見があるはずです!

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

著者の転職経験談はこちら

https://researcherinacompany.com/recruit-15



研究職の転職は難しいってホント?年収アップは目指せる?

研究職の皆様、転職を検討したことはありますか?

研究職での転職を考えているけど、できるの?

研究職の転職でも、年収アップはできるの?

こんなことを考えたことはありませんか。

 

本ブログの著者は2023年に研究職の転職を実現しており、

年収アップに成功しました。

本ブログでは、私の転職体験談もまとめていますので、

興味のある方はぜひご覧ください。

 

私自身は比較的良い転職を実現できたと思います。

一方で、一般論として研究職の転職はどんな感じなのか

正直なところあまりリアルな情報は私も分かりません。

 

・研究職の転職経験者の割合

・研究職の転職で年収を上げられるのか

・転職を考えている人はどのように取り組み始めているのか

 

このあたりの情報を現役研究職から聞いてみたいなと、

私自身も以前から感じていました。

 

そこで

本ブログの著者のツイッターアカウントを使用して、

企業研究職の皆様にアンケートを取り、

研究職の転職」について調査しました。

以下のリンクから、私のアカウントを見ることができます。

ぜひフォローをお願いします!

今回は、

研究職も転職できる?年収上がる?

というテーマで、

アンケートの結果を紹介していきます。

研究職も転職できる?したい?研究職の皆様に聞きました。

これまでに転職経験があるか?

早速、研究職の皆様を対象に

これまでに転職経験があるか?

というアンケートを取りました。

結果はこちら↓

今回のアンケートでは、

約30%の人が転職経験があると回答してくれました。

 

ご存じの通り、昔は一社で定年まで働くのが普通であり、

転職は一般的ではありませんでした。

特に、研究職は専門性が高いことが多く、

一社へとどまって同じ領域の研究に会社人生をささげる人も

少なくなかったそうです。

 

そのような時代と比べると現在は、

研究職であっても転職が一般的になっているようですね。

転職により年収は上がった?

次に

転職により、年収は増えたか?

というアンケートを取りました。

転職をする大きな目的の一つに、

収入を上げる」というものがあると思います。

転職で年収アップが実現できるかは、とても大事な情報ですね!

なお、複数回転職されている人には、

直近の転職での結果について答えてもらいました。

結果はこちら↓

今回のアンケートでは、

年収が上がったと答えた人が約60%

変わらなかったと答えた人が約30%となり、

減ったと答えた人はあまりいらっしゃいませんでした。

 

もちろん、今回のアンケートは回答者が多くなく、

偏ったアンケート結果になっている可能性があります。

そのあたりを考慮しても、

研究職も転職により年収を上げられる

ということを、この結果は示してくれていますね。

 

年収を上げたい研究職の皆様にも、

転職を検討する勇気を与えてくれる結果ですね。

 

これまでに転職活動をしたことはあるか?

研究職も転職が一般的になっていること、

年収を上げられる可能性があることが、

先ほどのアンケートで分かってきました。

 

では、このような状況になってきた中で、

どのくらいの人が転職活動を行っているのでしょうか

そこで、

これまでに転職活動をしたことはありますか?

というアンケートを取り、

過去・現在において転職経験者がどのくらいいるかを調べました。

結果はこちら↓

 

研究職の皆様は、現在、転職を考えているか?

では、実際にどのくらいの人を転職を検討しているのでしょうか?

現役の研究職の皆様を対象に、

現在転職を考えていますか

というアンケートを取りました。

結果はこちら↓

約半数の人が転職を考えていることが分かりました。

転職を希望する研究職の人、増えているようです。

現在、転職エージェント・転職サイトに登録しているか?

一般企業の社員が転職を考えるとき、

転職サイトや転職エージェントへの登録を検討すると思います。

現在、多くの人が転職を検討している中で、

どのくらいの人が登録しているのでしょうか?

転職エージェントや転職サイトに登録していますか?

について、アンケートを取りました。

結果はこちら↓

回答数が少なかったものの、

半数以上の人が転職エージェントや転職サイトに登録していることが分かりました。

この結果を見る限り、転職希望者のほとんどが、

転職エージェントや転職サイトを利用しているようです。

著者は転職エージェントを使用して研究職の転職、年収アップを実現しました。

転職をするにあたっては、

 

このブログである著者の私も

2023年に研究職から研究職の転職を実現し、

100万円以上の年収アップに成功しました!

https://researcherinacompany.com/recruit-15/

転職にあたっては、転職エージェントにとてもお世話になりました。

求人情報の紹介に始まり、

私のキャリアで目指せる会社や年収のアドバイス、

履歴書や職務経歴書の練習、

面接前の面接官に関する情報共有

あらゆることを一緒に行いました。

 

良い転職エージェントがいたおかげで、

希望した会社への内定と年収アップにつながったと考えています。

ぜひ、転職を考えている方は、

一度転職エージェントへ相談することをお勧めします。

私が使用した転職エージェントは主に以下の2つです、

転職を考えている方は、

以下のリンクをクリックしてブックマークへ登録し、

できるだけ早く転職エージェントとの面談を設定してください。

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

アンケートまとめ

・研究職の約30%が転職経験があり、その60%は年収が上がった。

・研究職の約半数が転職を考えており、転職経験がある。

・研究職の半数以上が、転職エージェントや転職サイトに登録している。

 

上位の結果は、ツイッターアンケートの結果であり、

日本全体の研究職を表しているわけではないと思います。

 

とはいえ、研究職の中にも

実際に転職し、年収を上げている人がいます。

この事実は間違いないはずです。私もその一人です!

現在転職を考えている方は、

すぐにでも情報収集を始めることをお勧めします。

 

転職活動自体はノーリスク、研究職も、転職エージェントをうまく使おう。

「転職にはリスクがあるが、転職活動はノーリスク」です。

リベラルアーツ大学の両学長が上記のフレーズをよくおっしゃっていますし、

実際、転職エージェントと情報交換することにリスクはありません。

 

以下に、今回の私の転職で使用した

お勧め転職エージェントのリンクを張っておきます。

以下のリンクをクリックしてブックマークへ登録し、

できるだけ早く転職エージェントとの面談を設定してみましょう。

話を聞くだけでも、新しい発見があるはずです!

 

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!




研究職の皆様、この質問の答えが「はい」なら転職活動しよう

この会社でこのまま研究を続けていいのか?

この研究テーマを続けて、自分のキャリアにプラスになるのか?

企業の研究職の皆様、一度はこのようなことを考えたことはありませんか?

私はめっちゃあります!

 

2023年は、日本全体で転職市場が活況になっているそうです

実際、私の知人も研究職で転職を実現していますし、

私も研究職から研究職への転職を実現しました。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/

これまで、研究職は転職は厳しい、と言われてきましたが、

近年はその傾向はなくなってきているようです。

 

冒頭で研究職の悩みの一部を代弁しましたが、

具体的に何に対してもやもやしているのか

なぜ今の会社で研究を続けるのが不安なのか

はっきりとわからない方も多いのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、私自身の経験をもとにモヤモヤを少し具体化し、

読者の皆様自身の状況と照らし合わせて考えていただければと思っています。

 

今回は、

研究職の皆様:この質問の答えが「はい」なら、転職を考えましょう

というタイトルで、私の意見を書いていきます。

 

以下の質問に一つでも「はい」と答えた方、今が転職を考えるタイミングかもしれません。

 

【おことわり】

この記事のタイトル及び内容は、

リベラルアーツ大学両学長のyoutube動画、

【8つの質問】この質問に対する答えが「はい」なら転職を考えるべし!【自分を無駄にするな】

を参考に(というかこの骨格をいただいて)作成しました。

研究職の皆様:この質問の答えが「はい」なら、転職を考えましょう

今の研究・仕事の進む先が「全く」見えない

企業での研究の多くは、会社が設定したテーマに沿って進めます。

会社の事業内容や方針に合うテーマが設定されますし、

研究が花開いた際の事業性や実用性なども、ある程度事前に見込まれていることが多いです。

すなわち、会社が方向性を立てた中で研究をしており、

「研究が事業や出口を想定していない」ということは通常はほとんど起きません。

 

しかし残念ながら、この見積もりが甘い研究テーマが走っていることも非常に多いです。

具体的には、研究の課題設定が不明瞭、研究の出口が全く決まっていない、などの状態です。

このようなテーマの場合、いくら続けても会社に貢献できる日はやってきません。

 

もし自分の担当テーマについて課題設定や出口が全く決まっていなかったり、

自分でも出口のイメージが全くできなかったりという状況であれば、

テーマの変更などを一度検討してみましょう。

 

変更が認められない、あるいは軌道修正の見込みがないなどの場合は、

会社に貢献できる研究を実施できる環境へ移ることをお勧めします。

 

環境を変える方法の一つとして、他社研究部門への転職を検討してもよいと思います。

自分の強みが活きる研究・仕事が、社内に「全く」ない

研究という仕事は元来高い専門性が要求されることが多く、

本人の専門性や能力と仕事内容がマッチしているかどうかが、

本人の意欲や仕事の成果に大きく関わってきます。

 

会社に一定以上の人数の研究員がいる場合、

一人一人の得意分野や専門性はバラバラであることが多いです。

会社側はそのことをある程度理解したうえで、

会社側が設定した研究テーマに適した人材を割り当てることで、成果を最大化していきます。

 

全員が納得できる割り当てにすることは不可能ですが、

それでもある程度適切に割り当てようと会社側は努力しているはずです。

 

一方で、皆様がイチ研究員として会社の研究テーマを見たときに、

この会社の中では、自分の強みが全く活きないんじゃないか?

と感じた経験はないでしょうか。

感じた経験がある人、だいたいその直感は当たっています

 

先ほどもお話しした通り、研究は専門性が高いことが多いです。

そして、自身の専門性と研究テーマが全く重なっていないという状況も、企業の研究においては頻繁に起こります。

しかし、通常ある程度大きい会社であれば研究テーマは複数走っており、

その中で最も親和性のありそうな人を割り当てることで、このミスマッチを少なくしています。

しかし、「全くリンクしない人」というのが、どうしても一定数出てしまいます。

 

もし皆様がこのような状況になってしまったら、

まずは新しい領域にチャレンジしてみて、与えられたテーマに対して面白さややりがいを感じられるかを確認してみましょう。

 

それでも自分の中で納得感が得られない場合は、

自分の強みが活かされる可能性を求めて、他社へ移ることを考えてみてもよいかもしれません。

研究部門に対してトライアンドエラーを認めない雰囲気がある

研究という仕事が、他の業務と決定的に違う特徴の一つに、

トライアンドエラーを繰り返す必要がある」というものがあります。

 

本来研究には、これまでになかった新しいものを見つける・生み出すという使命があります。

そして、この使命を達成するための過程では、トライアンドエラーは不可欠です。

企業の研究においても同じで、新しい技術・モノ・サービスを形にする過程では、多くの研究員の様々な形のトライアンドエラーが行われています。

 

一方で、研究以外の多くの業務では、「ミスや失敗は許されない」という前提のもと業務が展開されています。

欠品、商品の不良、原材料不足などは、会社に大きな損害を与えますからね。

このように、研究以外の業務に携わる人は「トライアンドエラー」という概念に慣れていません

これは、研究以外の業務の人が悪いわけではないということは、改めて補足しておきます。

 

問題となるのは、

研究部門に対しても、トライアンドエラーや失敗を許さない雰囲気

が蔓延している場合です。

 

研究の生命線である「トライアンドエラー」が認められないとなると、研究はすべて成功しなくてはいけないという考えが支配し始めます。

すると、研究員は何かを試すことに非常に精神的な負担を感じるようになり、

次第に何かを試すことを躊躇するようになっていきます。

その結果、単純に試行錯誤の回数が減ってしまい、いっそう成果がなかなか出ないという状況に陥っていきます。

 

「トライアンドエラーを認めない雰囲気」の中で研究を強いられるというのは、

研究員にとって苦痛以外の何物でもありません。

このような環境では、はっきり言ってコンスタントに成果を出すことは困難です。

 

このような雰囲気が蔓延している会社・部署にいらっしゃる研究職の方は、

転職によって成果が出やすい環境を手に入れられるかもしれません。

他部署から「研究所はお荷物・金食い虫」と「本気で」思われている

先ほどの話と重複しますが、

研究は「トライアンドエラーの繰り返し」であり、その過程では時間や費用が多く投資されています。

もちろん、研究員はそのことを正しく認識して研究活動に励むべきであり、

投資を受けている以上会社の利益や発展につながる研究成果を追い求める必要があるでしょう。

 

また、このような状況を冗談半分で「研究所はお荷物・金食い虫」と表現することもあります。

確かに、研究を起点に巨大な事業が生まれる確率は低いですし、仮に生まれたとしても研究開始から何年も経っていてたくさん投資がなされた後であることが多いです。

ヒト・モノ・カネがそれなりに投資されている以上、そのように例えられても仕方ない部分はあります

 

問題なのは、「お荷物・金食い虫」と「本気で思っている人」が社内にたくさんいる場合です。

このような人たちは、

研究なんてカネばっか使ってカネにならないんだから、やめてしまえ」と本気で思っていることが多いです。

この主張が正しいかどうかは、正直会社によって異なるでしょう。

 

一方で、この状況をイチ研究員目線で見てみましょう。

研究員がそこで研究を続けるべきかに関しては、先ほどの主張の正しさはあまり関係ありません。

果たして、研究員を「金食い虫」と考える人が多い会社で働いて、明るい未来が待っていることを想像できるでしょうか?

 

おそらく、仮に研究を起点に巨大な事業を立ち上げることができたとしても、

この人たちはその事実を認めてくれることはありません。

事業や売り上げを立てても、研究に対して冷たい目線を当て続けます。

 

結局のところ、研究に対して冷たい環境で研究を続けても、仮に成果を上げても、研究員自身の立場や待遇に良い影響は生まれません。

そして、このような環境で研究員は働き続ける必要はありません。

 

研究員に対してもしっかりリスペクトが払われ、正しい認識のもと研究活動を続けることができる企業は、世の中にたくさんあります。

 

もしこのブロックの質問に「はい」と答えた方は、

転職エージェントなどを利用して別の会社の情報を集めてみることをお勧めします。

今の仕事が「全く」楽しくない

私は、この質問に当てはまる人は、全員一度転職活動をした方が良いと思っています。

特に研究において、「全く」楽しくないという状況では、

その研究から良い成果が出る確率が下がってしまいますし、

本人の精神的な負担がどんどん重なっていってしまいます。

 

もし今の仕事が「全く」楽しくないのであれば、

研究テーマを変えることや、社内異動で他の部署へ移ることを申請してみてください。

そして、もしそれらの希望が通らないのであれば、

他社へ移ることを考えても良いタイミングだと思います。

 

世の中には研究に限らずさまざまな仕事の方がたくさんあります。

そしてその中には、ご自身のこれまでの研究で培ったスキルや考え方が活かされる職種もたくさんあるはずです。

 

転職エージェントには、現在の仕事が好きになれていないという状況だけでなく

ご自身が持っているスキルやノウハウを丁寧に棚卸してもらい、

それに合致する求人を一度紹介してもらうとよいと思います。

一つでも当てはまった皆様、転職活動をしてみませんか?

皆様、いかがだったでしょうか。

もし一つも当てはまらなかったのであれば、

今の会社で引き続き研究を続けていけばよいと思います。

 

一方で、一つでも当てはまった人は、その一つの不安・不満が取り返しがつかなくなる前に、

一度社外の状況を知ってみるのもよいかと思います。

すなわち、転職活動をしてみてはいかがでしょうか、ということです。

他社の状況を知って、現在の会社と状況を比較し、

より望ましい環境が得られそうかを知っておくだけでも、安心感が大きく高まるはずです。

 

リベラルアーツ大学の両学長がおっしゃっているように

「転職にはリスクがあるが、転職活動はノーリスク」です。

転職エージェントと情報交換することにリスクはありません。

 

以下に、今回の私の転職で使用した

お勧め転職エージェントのリンクを張っておきます。

この記事を読んでみて転職活動を検討してみようと考えた方は、

一度以下のリンクからエージェントとの面談を設定し、

一度話を聞いてみてください。

新しい発見があるはずです!

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

本ブログの著者は、研究職から研究職の転職に成功しました

本ブログの著者は2023年に、

研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、転職を検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



企業の研究職はつらい?しんどい?:現役研究職に聞きました。

研究職の皆様、仕事、つらいですか?

研究職を目指す皆様、研究職がつらい仕事か、気になりませんか?

 

研究職に限った話ではないですが、

自分の目指す職業はしんどい仕事なのか?

先輩社員は、しんどい思いをして働いているのか?

といった疑問点については、就職する前に把握しておきたいと思いませんか?

 

このブログでは主に研究職を対象として記事を書いていますので、

研究職のつらい点、しんどい点」についても、情報を提供できたらいいなと考えていました。

 

一方で、一口に研究職といってもつらいことやしんどいことは会社・個人でバラバラでしょう

 

そこで今回は少し解像度を粗くして、

研究職の皆様は、仕事について「つらい・しんどい」と感じているのか?

研究職の仕事では、何がつらいのか?しんどいのか?

という点に注目することにしました。

 

本ブログの著者のツイッターアカウントを使用して、企業研究職の皆様にアンケートを取り、

研究職のつらいこと、しんどいこと」について調査しました。

以下のリンクから、私のアカウントを見ることができます。

ぜひフォローをお願いします!

今回は、

研究職はつらい?しんどい?何に対して?

というテーマで、アンケートの結果を紹介していきます。

研究職はつらい?しんどい?何に対して?

研究職は「つらい?」「しんどい?」

早速、ツイッターアンケートで

今の仕事で「つらい」や「しんどい」と感じていますか?

という質問に回答していただきました。

結果はこちら↓

約50%の人が、「つらい」「しんどい」と感じながら仕事をしていることが分かりました。

 

どのくらい「つらい・しんどい」と感じているかは、一人一人異なると思いますが、

世間一般から「ゆったりした働き方ができる職種」

というイメージを持たれている研究職であっても、

実際に働いている人たちの約半数はしんどい思いをしている部分があるようです。

 

一体研究職の方は、何に対してしんどさを感じているのでしょうか?

研究職のどの業務がつらい?しんどい?

研究職が何に対してしんどさを感じているかについて、少し細分化して聞き取ることにしました。

 

具体的には、

研究に関すること」「研究以外の業務

人間関係」「その他」の4つに分類し、

この中で「つらい・しんどい」と感じていることについて、一番当てはまるものに投票してもらいました。

 

結果はこちら↓

比較的票が割れた結果となりましたが、

研究以外の業務」と「人間関係」の2つが抜き出る結果となり、本業である「研究に関すること」を上回っていました。

 

この結果をそのまま受け取ると、

研究職は、研究以外の業務と人間関係でしんどい思いをしている

ということになりそうです。

 

えっ、研究職なのに、研究以外のことで悩まされるの?

そう感じた就活生の方もいるかもしれません。

しかし、私個人の経験においてもこの傾向はほぼその通りだと思います。

 

研究職として配属されている人の多くは、やはり研究は大好きです。本当は、研究のことで悩みたい人ばかりです。

 

一方で、研究に没頭することを妨害してくるような研究以外の業務、人間関係のいざこざによるストレスなどは、学生時代と比べて企業での方がたくさん発生しますし、業務中もその対応に多くの時間を割いている気がしています。

 

以上のように、

研究職なのに、研究以外のことに時間と頭を使わされ、疲れてしまう

という現象に、多くの研究職が直面していると想像されます。

 

では、実際に多くの人がこの状況に直面しているのか、聞いてみることにしました。

 

そこで、ツイッターアンケートを使って

研究と研究以外の業務、どちらに多くの時間を割いていますか

というアンケートを行い、私の体感と世の研究職の方の意見を比べてみました。

 

結果はこちら↓

やはり私の体感と近い感想を持っている方が多く、

研究よりも研究以外の業務に多くの時間を取られている方がとてもたくさんいるようです。

 

本当は研究に集中したいのに、研究以外の業務に時間を取られて研究が進められない。

企業研究職あるあるなのでしょうか…

研究以外の業務がなくなったら嬉しい?

「研究がしたいのに、研究以外の業務が多すぎる」という意見に対しては

研究以外の業務がなくなったらいいんじゃないの?

と率直に感じた方もいるかもしれません。

 

確かに、研究以外の業務に割く時間が減れば、研究に集中できてみんなハッピーな方向に向かいそう。

 

そこで、

もし、研究以外の業務をやる必要がなくなったら、うれしいか?

というアンケートを取りました。

 

結果はこちら↓

これもやはり予想通り、

研究以外の業務がなくなってほしいという人たちは多いようですね。

 

研究以外の業務が嫌いでめんどくさいという人も、

研究をする時間を確保できることがうれしいという人も、どちらもいらっしゃるともいます。

 

いずれにしろ、 

本業である研究に割ける時間を増やすということは、研究職をより楽しく輝ける仕事にする上でも、大切なことなのかもしれません。

 

研究に集中できる会社は存在する

改善が見込める会社であればよいですが、

うちの会社は、当分改善しないだろうな~

と感じている方もいるかもしれません。

 

そのような方は、

他社の研究職について、一度情報を集めてみることをお勧めします。

 

私は一度、研究職→研究職の転職を実現しており

現在の勤務先の方が、研究に割ける時間が増えました。

https://researcherinacompany.com/recruit-15

 

自分が研究に集中できる環境を求める方は、

一度転職エージェントなどから情報を集めることをお勧めします。

 

私は、以下2つの転職エージェント・サイトを主に使用しました

利用料は一切かかりませんので、

以下のリンクをクリックして、ブックマークへ保存しておきましょう。

後日登録して、一度求人を紹介してもらってみてください。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

まとめ

・企業研究職の約半数が、「つらい・しんどい」と感じている。

・研究以外の業務と、人間関係に悩んでいる人が多い。

・研究以外の業務がなくなると嬉しい研究員は多い。

 

研究職も「つらい・しんどい」と感じている人は多いものの、その理由は研究そのものよりも、

研究以外の業務や人間関係によるものであることが、今回のアンケートから分かりました。

 

業務体系や人間関係については、社員一人で改善できる範囲は限られています。

 

自分にできる改善活動を試すことと並行して、

「もう無理!」と感じる前に違う環境(他社)へ移ることを、考えてみてもよいのではないでしょうか?

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

転職を少しでも考えている方は、以下のリンクをクリックして、ブックマークへ保存すると良いでしょう。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

それぞれ用途が違うので、

研究職の方はすべてに登録し、できるだけ早く面談することをお勧めします!

登録と求人紹介はすべて無料です!

 

転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の転職可能性を知っておきましょう!




研究職の有給休暇や長期休暇をとりやすい?研究職に聞きました

皆様は、有給休暇を十分にかつ自分の希望通りに取得できているでしょうか。

せっかく与えられている権利ですし、自分の希望通りに取得したいところですよね。

 

厚生労働省からも、以下のように有給休暇の取得が推奨されています。

https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/newpage_00289.html

毎年付与される全日数を消化するのが理想的ですが、

それが難しくても、

年5日」という厚生労働省が定める最低ラインは取得したいところです。

 

一般的に、企業研究職は働き方の融通が利きやすく、休暇が取りやすいといわれています。

しかし、会社が異なると有給休暇の取得状況は違うかもしれません。

他社がどのような状況か、気になりませんか?

 

そこで私は

2023年4月に開始した研究職の働き方に関するアンケートの中で、

有給休暇取得に関する情報を集めてみることにしました。

以下のリンクから、私のアカウントを見ることができます。

ぜひフォローをお願いします!

今回は、研究職の皆様を対象にアンケートを取り、

有給休暇の取得状況

・有給休暇を自分の希望通りに取得できるか

・2023年と2024年のゴールデンウイークは大型連休を作ることができたか

について、調査しました。

 

多くの方から投票していただき、

研究職の有給休暇事情を知ることができました。

 

今回は、

研究職の有給休暇や長期休暇をとりやすい?研究職に聞きました

というタイトルで、ツイッターアンケートの結果を紹介します。

 

ぜひ、自分の会社の状況とアンケートの結果を比べてみてください。

研究職の有給休暇や長期休暇をとりやすい?研究職に聞きました

有給休暇は毎年どのくらい使える?

まずは、「与えられた有給休暇日数のうち何割程度消化できているか」について聞き取りました。

結果はこちら↓

何と、約40%の人が8割以上を消化できている!とのこと。

えっ、すごい!みんなそんなに有休とれるの?」

正直そう思ってしまいました。研究職、魅力的ですね!

 

また、約5割を取得できる人も含めると、

80%近い人が5割以上の有給休暇を取得できていることが明らかになりました。

 

なぜ研究職は有給休暇をしっかり取れる傾向があるのか?

ここからは私の経験に基づく想像です。

 

研究職という職種は、他の職種と比べると

業務において「お客様」とつながることがあまり多くありません。

そのため、お客様の都合に振り回されることが少なく

自分で計画したスケジュールで業務を遂行しやすいという特徴があります。

そして、自分で業務予定を決められるため、

有給休暇の取得予定も立てやすくなります。

 

このように、

研究員自身で業務日程を決められるという業務上の特徴が、

高い取得率につながっているのではと私は考えています。

有給休暇の日は自由に決められるか

次に、有給休暇の日程を自分で自由に決められるか?について聞きました。

「そんなの当たり前でしょ!」と思う方もいるかもしれません。

しかし、現実そうでない事業所は存在します。

 

業務によっては、毎日一定の人数がその事業所に出勤している必要があります。

その場合、個人が勝手に日程を決めて休んだ時、たまたま多くの人が休んでしまい、

人手不足になってしまうという状況が発生しかねません。

 

そのような事業所では、

上長などが日程やローテーションを決めて、従業員に有給休暇を消化させていることもあります。

 

一方で、研究職は比較的個人で進める仕事が多く、自分の業務スケジュールも自由に決めやすい傾向があります。 

ただ、実際に有給休暇の日程を自由に決められるのか、

調べたことはありませんでした。

 

そこで、

有給休暇は自分である程度自由に日程を決めて取得できますか?

というアンケートを実施しました。

結果はこちら↓

何とほぼ全員が「できる!」と回答しました。

いや~ここまで高い割合とは思いませんでした。

 

先ほども書いた通り、

他の職種と比べて研究職は業務スケジュールを立てやすい傾向があります。

その傾向が、

有給休暇を自由に取得できるという状況につながっているのかもしれません。

2023年のゴールデンウイークの休暇予定は?

次に、

この記事を書いている2023年5月のゴールデンウィークの休暇予定を聞きました。

この年は、

5/1,2の2日間を休むと、連続9日間の連休を作ることができました。

https://www.klook.com/ja/blog/when-is-golden-week/

有給休暇を自由に使える人の多くは、

5/1,2に有給休暇を設定した可能性が高いと思われます。

 

そこで、企業の研究職の皆様に、

2023年5月のGWの連休は

というアンケートを取りました。

結果はこちら↓

この結果を見る限り、

半数以上の人が9連休以上を実現していますね。

有給休暇を使用して大型連休を作ったと想像されます。

研究職の多くの方が、自由に有給休暇を利用できているからこのような結果になったのでしょう。

[追加情報]2024年のゴールデンウイークの休暇予定は?

研究職はゴールデンウィークに長期休暇が取りやすいのか?

2024年5月において、再度アンケートを取りました。

この年は、

4/30, 5/1,2の2日間を休むと、連続10日間の連休を作ることができました。

 

結果はこちら↓

この結果を見る限り、半数以上の人が10連休以上を実現しています。

企業研究職は長期休暇を取りやすい」という点については、ある程度再現性がありそうですね。

まとめ

・約40%の研究員が、有給休暇の約8割以上を消化できている。

・9割以上の方が、自分の希望通りの日程で有給休暇を設定できている。

・GWは大型連休を取りやすく、再現性もありそう。

 

研究職の皆様にアンケートをとった結果、

多くの方が有給休暇を自由にかつ十分に取得できていることが分かりました。

 

研究職という職種へ移ることで、

有給休暇を自由に取得できる環境が得られるかもしれません。

現在有給休暇をあまり取得できていない、自分の都合で決められない方がいましたら、

研究職への異動や、会社を変えることを考えてみてもいいかもしれません。

 

もし、少しでも他社の状況を知りたいと思った方がいましたら、

一度転職エージェントに他社の状況を聞いてみることをお勧めします。

当ブログの運営者は、

2023年に転職エージェントを使用して研究職の転職に成功しました!

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

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転職を希望している方もしていない方も、

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研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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研究職は土日休み?残業少ない?研究職の皆様に聞きました

みなさま、残業時間は多いですか?土日祝の出勤は多いですか?

多い方も少ない方もいらっしゃると思います。

皆様の同僚も同じような状況かもしれません。

 

しかし、他の会社の社員も同じような状況か、聞いてみたことはありますか?

同じ研究職でも会社によって残業や休日出勤の状況が違う可能性もありますよね。

 

同じ研究職でも、会社が違うと残業時間が違うのでは?」 

うちの会社は労働時間や出勤日数の負担が大きすぎる気がする

これらの質問は実際に誰かに聞いてみないと、自分の状況が普通なのか把握できません。

 

そこで私は

2023年4月に開始した研究職の働き方に関するアンケートの中で、この質問をしてみることにしました。

以下のリンクから、私のアカウントを見ることができます。

ぜひフォローをお願いします!

実際に残業時間や土日祝の出勤についてもアンケートを取ってみたところ、結構多くの方から投票していただき、研究職のスタンダードを把握することができました。

 

そこで今回は、

研究職の残業時間・土日出勤は?研究職の皆様に聞きました

というタイトルで、ツイッターアンケートの結果を紹介します。

ぜひ、自分の会社の状況とアンケートの結果を比べてみてください。

研究職の残業時間・土日出勤は?

研究職の残業時間は?

早速、ツイッターで聞きました。

企業の研究職の皆様、1か月の残業時間は平均何時間くらいですか?

ストレートな質問に対して、多くの方が答えてくれました。

結果は、こちら↓

結構、散らばってますね…

とはいえ、多くの人が1か月あたり30時間以内のは収まっているようです。

10時間未満の人も一定数いらっしゃいますね。

 

時間外労働(いわゆる残業)は上限が決められており、月45時間、年間360時間以内に収めることが法律で定められています。

https://hatarakikatakaikaku.mhlw.go.jp/overtime.html

年間360時間なので、1か月あたりの平均を30時間に納めなくてはいけません。

 

今回の回答を見ると、多くの方が平均30時間以内と答えており、研究職は残業が著しく多い職種ではない、と想像されます。

残業時間を含む勤務時間は、どのように記録されている?

先ほどの残業時間の回答を見て、こう思った方はいませんか?

残業時間を正確に記録しないように、会社から指示されている人もいそう

サービス残業たくさんしている人もいるのでは?

たしかに、その可能性は否めません。

 

しかし近年、労働時間を正確に記録するツールが、各企業に導入されてきています。

PCのログイン時間で、その人の勤務時間を測定する。

・会社の建物に入出する際にICカードが必要で、その記録時間を労働時間とみなす。

こんな感じの取り組みが広がっているようです。

 

上記のような仕組みを導入している会社では、

少なくともサービス残業が常態化しにくい仕組みになっているのでは?と想像されます。

 

そこで、

自身の業務時間が自動で管理される仕組みは導入されていますか?

というアンケートをとってみました。

 

その結果が、こちら↓

約7割の会社ではこの仕組みが導入されているようです。結構多いですね。

多くの会社では社員の労働時間をある程度正確に管理し、サービス残業が発生しにくい労働環境が作られつつあるようです。

 

以上のことから、研究職の残業時間については今回のアンケートの数値をある程度参考にしてもよさそうですね。

土日祝の出勤は?

最後に、平日の勤務状況だけでなく、土日祝の勤務についても聞いてみました。

結果は、こちら↓

ほとんどないそうです! アカデミアの方、びっくりするかもしれません!

実際、研究職として私も約10年働いてきましたが、土日祝の出勤は数えるくらいしかありませんでしたし、同僚も同じでした。

 

この結果を見ると、研究職は土日祝は休みを安定して確保できる可能性が高い職種のようです。

土日祝の休みは最低限確保したい理系学生の皆様、土日祝の出勤が常態化している理系社会人の皆様、

研究職のキャリアはいかがですか?

まとめ

・残業時間は人によってばらばらだが、ほとんどの人は月30時間に収まっている。

・勤務時間管理がPCログイン時間やICカードで記録されており、サービス残業は少なそう。

・土日祝の出勤はほとんどなく、週2日休める人がほとんど

 

皆様の中に、以下のような方はいませんか?

・残業時間が常態化している。

・土日祝の出勤がかなり多い。

 

今回の結果を見ると、上記に当てはまる方は少数派のようで、残業時間は正規の範囲、土日祝は休めるのが、研究職のスタンダードのようです。

 

自身の労働時間などに不満を感じられている方は、会社を変えてみたら自由度の高い働き方を得られるかもしれません。

 

今回の結果で、他社の状況が気になった方は、一度転職エージェントから情報を集めてみることをお勧めします。

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研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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研究職はリモートワークできる?研究職に聞きました。

新型コロナ拡大以降、リモートワークや在宅勤務の制度が多くの会社で取り入れられました。

しかし、「うちの会社にはそんな制度ないよ~」という声も耳にします。

 

また、研究職の方に注目して考えてみると、

実験・作業がメインだから、制度があっても出社しないといけないんだよ

というコメントも、ツイッターなどでは散見されます。

 

どのくらいの会社でリモートワークや在宅勤務の制度が導入されているのか、

自由に利用できる会社はどのくらいあるのか、

研究職はどのくらいの頻度で利用しているのか、

個人的にとても気になっていました。

 

そんな中、とあるきっかけで

そういうことは、ツイッターで聞いてみればいいじゃないか?

というコメントをいただき、

2023年4月より研究職の働き方に関するアンケートを始めました。

(現在も続けていますので、ぜひフォローをお願いします!

その中で、リモートワークや在宅勤務の制度についてもアンケートを取り、

なかなか面白い結果を得ることができました。

 

そこで今回は、

研究職はリモートワークする?研究職の皆様に聞きました

というタイトルで、ツイッターアンケートの結果を紹介します。

 

自分の会社の状況とアンケートの結果を比べてみてください。

今の会社より良い環境がありそうなら、

転職エージェントから情報を集めてみるのもよいかもしれません!

研究職はリモートワークする?研究職の皆様に聞きました

リモートワーク制度/在宅勤務制度はあるか

まずは、「そもそもリモートワークや在宅勤務の制度はあるか?

というところから聞いてみました。

 

ここでいう「リモートワーク」と「在宅勤務」は、以下のように区別しています。

リモートワーク:勤務場所を問わず、どこで仕事をしてもよい

在宅勤務:自宅での勤務のみ認められている。

 

それでは、ツイッターアンケートの結果はこちら!↓

約40%ではリモートワークが、約35%では在宅勤務が認められている

という結果が得られました。

裏を返すと、約2割の会社では認められていないんですね…

 

使用回数などに制限があるか

多くの会社でリモートワークや在宅勤務が認められているようですが、

実際に自由に使用できるのでしょうか?

 

例えば、1か月あたりX回まで、繁忙期はダメ、など、

利用には何らかの制限がある会社もありそうです。

 

そこで、「時期、回数、時間などに制限があるか?」というアンケートを取りました。

 

結果はこちら↓

約半数の人は自由に利用できると回答しました。

 

リモートワークや在宅勤務を自由にできることは、

自分のプライベートも含めて時間の使い方の自由度がとても高まります。

制度がない、もしくは利用に制限がある方には、

とてもうらやましく感じられるかもしれません。 

誰かの承認が必要か

リモートワークや在宅勤務の制度があるのであれば、

自分の業務状況に合わせて自由に使えるほうが望ましいですね。

 

一方で、事前に上司などの承認が必要などの制約があると、

上司が認めてくれない」「承認依頼がめんどくさい」など、

使用するためのハードルが上がってしまい、使いづらいですね。

 

そこで、「リモートワークや在宅勤務をする際、事前に申請や承認は必要ですか?

という質問をツイッターでしてみました。

結果はこちら↓

3割程度は必要と回答した一方で、

約7割は事前承認なく利用できるルールで運用されていることが分かりました。

 

せっかく導入されているリモートワークや在宅勤務の制度ですし、

使いたいときに使える状況であることは非常にありがたいですね。

どのくらいの頻度で使っているか

リモートワークや在宅勤務の制度が整っていたとしても、

実験や作業を主な業務をしている方は、出社中心の働き方になるでしょう。

 

受け持っている仕事によって、リモートワークの実施状況には個人差がありそうです。

そこで、「リモートワークや在宅勤務を、実際にどのくらいの頻度で使用しているか?

を聞いてみました。

結果はこちら

結果を見ると、

研究職の多くは、リモートワークをほとんど使わない

というのが実情のようです。

やはり、実験・作業を伴う仕事が多く、出勤が必要な方が多いのでしょうか? 

 

一方で、週1~2回を使用している方も約4割いました。

「実験の日が週3回、事務作業の日が週2回」

のような使い方が想像できますね。

 

実験・作業の日と事務作業の日をしっかり分けることで、

研究職でもリモートワークを取り入れることは可能なのかもしれません。

 

まとめ

・約7割の会社でリモートワークor在宅勤務の制度がありそう。

・利用に制限がついている会社も存在する。

・事前に上司の承認などがなくても使える会社も多い。

・研究職の約半数はリモートワークや在宅勤務をほとんど使わないが、週2回使う人もいる。

 

もし、現在かなり自由度の低い働き方をしている方は、

会社を変えてみたら自由度の高い働き方を得られるかもしれません。

 

例えば、

実験をする時だけ出社し、週1回事務作業を自宅で実施する。

といったことも可能になるでしょう。

 

今回の結果で他社の状況も気になった方は、

一度転職エージェントから情報を集めてみることをお勧めします。

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転職時だけでなく、転職後の対応についても転職エージェントに相談していました。

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転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

 




転職活動がバレないために私が守ったこと:研究職の転職体験談

転職活動 バレる」「転職活動 バレない 方法

転職活動に関するネット記事を調べていると、

上記のワードをよく見かけます。

 

実際、転職活動が現職の同僚にバレてしまうことは、

その後の転職活動や現職での立場に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

転職活動中であることは、現職の人にバレないように気を付ける

というのは、転職活動者の鉄則だと私は考えています。

 

現職の同僚にバレないようにするために、

転職活動中、私は自らにいくつかの約束をして、

それを絶対に守るようにしていました。

 

また、昨今Web会議ツールの利用拡大に伴い転職活動が非常に進めやすくなっており、

この流れも、現職の同僚にバレにくくすることを後押ししてくれています。

 

そこで今回は、

転職活動が現職の人にバレないために、私が守ったこと、行った工夫

というタイトルで記事を書いていきます。

これらを守れば、同僚にバレるリスクは大幅に下がるでしょう!

 

転職活動が現職の人にバレないために、私が守ったこと、行った工夫

転職活動の話を、自宅以外で絶対に口にしない

最初に、絶対守るべきものをお話しします。

自宅以外で、転職活動の話を絶対に口にしない

すべてを差し置いてこれが一番大事です。

 

いつどこで誰が聞いているか分かりません。

信頼できる家族以外に、転職活動をしていることは話さないほうが良いでしょう。

 

リクルートエージェントのサイトで

転職活動がバレる原因は?」という記事がありますが、

この中にも「ぽろっと同僚に話してしまって」という記載があります。

 

意外とやってしまいがちのようです…

 

転職活動に関するメールや電話には、業務中は絶対に対応しない

これも鉄則です。

転職活動に関するメールや電話には、業務中に絶対対応しないようにしましょう。

 

先ほども述べましたが、いつ誰がどこであなたの行動を見ているか分かりません。

業務時間に隙を見せないことが、バレないための大きな秘訣です。

 

転職エージェントからの電話にも注意が必要です。

こちらの業務時間中に、平気で電話をかけてくる転職エージェントもいます。

実際に私もそのようなことがありました。

 

この電話に迂闊に出てしまうと、その内容を近くにいる同僚に聞かれる可能性があります。

基本的に、「業務時間中にメールや電話への対応をしない」ようにしましょう!

 

転職面接や転職エージェントとの面談は、できるだけリモートで行う 

2020年のコロナ以降、Web会議ツールの使用が大きく拡大しました。

この変化は転職活動にとても大きな恩恵をもたらしています。

面接や面談を、リモートで行えるようになった」という点です。

 

リモート面接ができるようになり、

転職活動のために外出・遠出をしなくてはならない場面が大きく減少しました。

 

業務時間中の私用外出や休暇を伴う遠出が急に増加すると、

それを見た同僚たちが不審に思う可能性が十分にあります。

 

リクルートエージェントの記事でも

「休みや早退、遅刻が増えた」という理由でバレたというコメントがあるように、

私用外出や休暇が増えるというのが、実際にバレる理由ランキングの上位のようです。

 

リモート面接、リモート面談を増やすことで、私用外出や休暇を減らし、

同僚から不審に思われるリスクを下げることができます。

 

必要がない限り、転職面接や転職エージェントとの面談は

Web会議ツールを使用してリモートで行うようにしましょう。

 

転職活動に伴う有給休暇取得を減らし、現職への影響を減らす

リモート面接を増やして私用外出や遠出を減らすことができれば、

転職活動に伴う現職への影響も小さくすることができます。

 

私用外出や遠出の増加は、同僚の不審を買うだけでなく、

仕事に悪影響が出る可能性があります。

 

不在が増え、さらに仕事にも悪影響を及ぼしている状況では、

最近お前は何をやっているだ?

と思われてもおかしくありませんね。

 

しかし、リモート面接の利用で外出や休暇を減らすことができれば、

その分現職の通常業務に充てられる時間が増えます。

人によっては、普段と変わらない業務時間を確保できると思います。

 

リモート面接・面談を増やして外出や休暇を減らし、

これまで通り業務時間を確保してしっかり働くことができていれば、

「まさか裏で転職活動をしているなんて」

と後々言われるくらいに、バレるリスクは大きく下がるはずです。

 

実際私も、リモート面接のおかげでこれまでと同じように業務ができていました。

このことは、バレなかった理由の一つであると考えています。

 

現職の仕事を今までと同じように堅実に行う

案外忘れがちですが、これもとても大切です。

現職の仕事には、これまで通り堅実に取り組みましょう!

これが、バレるリスクを大きく下げられる要因になるはずです。

 

結局のところ、転職活動が現職の同僚にバレるかどうかには

相手から不審に思われているか」という点が大きく影響します。

(現行犯で見つかってしまう場合は、この限りではありませんが…)

 

そのため、現職にこれまで通りに取り組むことで、

同僚から不審の目で見られないようにすることがとても大切です。

 

実際私は、

転職活動中も、通常業務はこれまで通り確実にやる!

と心に誓い、通常業務と転職活動の両方をこなしていました。

 

リモート面接で不必要に外出したり休暇をとったりせず、

今まで通りの業務時間で堅実に仕事をこなす。

これができれば、会社の同僚から不審に思われるリスクはほとんどないと私は思います。

 

まとめ

今回は、

「転職活動が現職の人にバレないようにするために、私が行った工夫」

という内容で、私が行った工夫をまとめました。

 

・転職活動の話を、自宅以外で絶対に口にしない

・転職活動に関するメールや電話には、業務中は絶対に対応しない

・転職面接や転職エージェントとの面談は、できるだけリモートで行う 

・転職活動に伴う有給休暇取得を減らし、現職への影響を減らす

・現職の仕事を今までと同じように堅実に行う

 

新型コロナ蔓延に伴い、リモート面接を活用する機会が転職活動でかなり多くなりました。

そのおかげで、転職面接やエージェントとの面談が自宅でWebツールで行えるようになり、

転職活動に必要となる時間が大幅に削減されました。

 

これにより、現職への影響を小さくすることができ、

結果として現職の人たちにバレにくくなったのかもしれません。

 

ただし、バレないために大事なのは、

今までと同じように業務に励むこと」と「自ら口に出さないこと

です。

 

この点を守れば、現職の人に転職活動中であることがバレるリスクは、かなり下がるでしょう。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

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それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

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転職を希望している方もしていない方も、

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研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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食品会社の研究職で、学生時代と同じ研究はできるのか?

研究職の就職活動でよく聞く話題の一つに、

学生時代の研究は、企業へ就職しても活かされるのか

というものがあります。

 

確かに、大学・大学院と続けてきた研究や関連スキルには一定の自身があるでしょうし、

可能ならその近い領域の仕事を企業へ行っても行いたいと考えることもあるでしょう。

 

一方で、企業には得意とする研究領域があり、

企業の内容が学生自身の専門性と合致していないことがほとんどでしょう。

 

一方で、入社後に大学時代の専門性が活きる研究テーマを与えられ、

その領域での研究を継続している人がいることも事実です。

 

専門性が活きる研究を担当できる人とそうでない人は、何か違いがあるのか、

もし専門性が活きない研究を担当できない可能性が高いなら、

就職活動ではどのようなスキルや価値観が評価されているのか、

この辺りについて疑問に思ったことはないでしょうか。

 

この記事では、まず

大学時代と同じ分野の研究を、食品会社の研究職で担当することはできるのか?

というテーマで、食品会社研究職の著者の視点から書いていきます。その後、

企業と専門性が合致していない学生は、どのようなスキルを身につけるのがよいか

についても書いていきます。

 

ほとんどの人は、大学の研究内容とは異なる研究を行っている

結論としては

大学時代の研究と近い研究を担当する人は、非常に少ない

となると思います。

 

理由としては、以下のようなことが挙げられます。

・大学時代の研究内容が、就職先の企業でも行われている確率が低い

・食品会社は実用化研究が多く、大学のような基礎研究を担当させてもらえる人数が少ない

 

そもそも、大学と企業では研究に対するスタンスが異なることが多いです。

企業ではどちらかというと、モノづくりや仕組みづくりなど、

実用化やビジネスにつながる研究に重点が置かれることが多いです。

 

そのため、学生時代の研究と企業で行っている研究がピッタリマッチする確率は高くありません。

 

そして入社して研究職に配属された後も、

新入社員の配属や研究テーマの割り当ては会社の事情で決められることが多く、

学生時代の経験がピッタリはまる研究が回ってこない可能性が高いです。

 

そのため、食品会社の研究職を希望されている方は、

学生時代とは異なる研究を担当する可能性が非常に高い

と考えていただいた方がよいと思います。

 

企業が求める専門性と合致した一部の人は、大学時代と近い研究を担当することもある

一方で最近一部の企業では、特定の専門領域で活躍している学生(主に博士)を

ピンポイントで採用しているようです。

 

私の経験や、現在の食品会社の求人情報をいくつか眺めた限りでは、

①企業が注力している特定の研究領域を学生時代に行っていて、業績がすごい学生

②データサイエンスを学んでいた学生

などが、ピンポイントで採用される可能性があります。

この場合、学生時代の経験が直接活きる研究を担当できる可能性があります。

 

しかし、このピンポイントの採用は、

企業が求めるスキルを持った学生が、偶然応募してきた(もしくはスカウティング)時に成立します。

 

そのため、学生時代の研究領域で企業でも活躍したい学生ができることは、

その研究領域での採用を行っている企業へ応募すること

くらいしかありません。

 

しかし先述の通り、大学の基礎研究がそのまま企業で活かせる確率は少なく、

ましてやその研究領域で求人が出る確率は、非常に低いです。

大学院の研究室へ届いた企業からのスカウトの中身が

学生自身の専門性と合致していた時くらいでしょう。

 

以上のことから、「学生時代の専門性が活きる研究を企業で担当できる人は、ほんの一握り

と考えてよいと思います。

 

学生時代とは異なる研究でも活躍できる人になるために必要なこと

「自分は上記の研究分野ではないな…」と感じだ方、安心してください。

大学での研究内容が企業の研究分野と完全に一致している学生は、ほとんどいません!

 

そのため、就職活動で採用枠を争う学生たちの多くは、

「自分の研究分野と企業の研究領域が合致していない」

状態で就職活動に挑んでいます。

 

そのような学生たちが応募してくる中で、

採用する企業はどのような視点で研究職の採用を考えているか想像してみましょう。

 

結論、「入社後に当社の研究職として活躍してくれそうか」を見ています。

 

少し分解すると、以下のような能力が挙げられます

・研究における基本的な考え方(研究の組み立て、実験的思考、など)ができる

・自分の研究について、分かりやすい言葉で相手に説明できる、質疑応答ができる

・文章が書ける、分かりやすい資料が作れる

・一般的な情報収集力がある

・学生自身の研究に対する考え方が、応募している企業の考え方と一致している

 

上記の能力を応募書類や面接などを通して評価し、

この学生ならこの会社の研究でも活躍してくれそう」と感じられた学生が

選考を進んでいき内定に近づいていきます。

 

そのため、食品会社の研究職で内定を得たい方は、

上で記載された能力を身に着け、それが伝わるような応募書類を作り、面接でアピールする

ことが求められます。

 

そして、企業が掲げている研究に対する価値観・考え方をOBOGなどから聞き出し、

自身の応募書類や面接での想定問答に反映さえておくとよいでしょう。

 

食品会社の研究で活かされた、学生時代に身に着けた経験・スキル

食品会社で研究職を5年以上担当してきた私の経験ですが、

大学・大学院生時代に身に着けた以下のスキルは、実際に企業の研究でも活きていると思います。

 

論文や情報検索ツールを使用した情報収集力

論文を読むことは企業で研究をする上でも不可欠です。

特に、学生時代とは異なる研究領域を担当する場合、

最初は文献を読んで研究領域の概要を理解することから始まります。

学生時代に身に着けた論文を読むスキル・習慣は、企業においても活かされます。

 

また、最近はChatGPTなどのAIツールを使うことで,

知りたい情報に簡単にアクセスできるようになってきました。

最新のAIツールをうまく取り入れることで、情報収集の効率が格段に上がるはずです。

 

HPLC、GCなどの分析機器を使った経験

食品会社では、製品に含まれる栄養成分や機能性成分の分析を行っていることが多いです。

この場面では、HPLCやGCなどの分析機器を使用します。 

 

研究職としての配属先として

分析機器を使用する部署が含まれている可能性があり、

その場合は学生時代のHPLCやGCの使用経験が活きてくる可能性があります。

 

私は学生時代に様々な種類の分析機器を使用しており、

この経験が企業での最初の配属先で非常に役立ちました。

 

パワポなどの発表資料作成スキル

必ずしも良いという内容ではありませんが、

企業に入ると他人や他部署へ何かを説明する機会が非常に多いです。

その際、見やすい発表資料を作れるスキルが活きてきます。

 

学生時代、研究室内・学会・審査会などで発表資料を作る機会が非常に多くあります。

発表資料は作成者の個性がかなり強く出ており、

見やすい資料とそうでない資料がはっきり分かれていると思います。

そのくらい、発表資料作成スキルには個人差があります。

 

見やすい発表資料を作れるスキルがあることによって、

他部署へ分かりやすい説明ができる人という評価を得られ、

仕事上のコミュニケーションがより進めやすくなります。

 

就職活動の際に研究概要などを紹介する際には、

ぜひ見やすい資料を提示して相手に気持ちよく資料を見てもらうことで、

研究に関する質疑応答の質が上がり、結果として高い評価や内定が得られる可能性が高まるはずです。

 

まとめ

今回は、

大学時代と同じ分野の研究を、食品会社の研究職で担当することはできるのか?

というテーマから始まり、

企業と専門性が合致していない学生は、どのようなスキルを身につけるのがよいか

についても、私の経験をもとにまとめました。

 

・ほとんどの人は、大学の研究内容とは異なる研究を行っている

・企業が求める専門性と合致した一部の人は、大学時代と近い研究を担当することもある

・学生時代とは異なる研究でも活躍するためには、「入社後に当社の研究職として活躍してくれそう」と評価してもらえるスキルを身に着け、それを就職活動でアピールする必要がある。

・食品会社に勤めた著者の経験では、学生時代に身に着けた情報収集力、分析機器のスキル、発表資料作成スキル、などは企業でも活かすことができる。

 

大学時代の研究とほぼ同じことを、食品会社で実施できる可能性はあまり高くありません。

そのため、就職活動では専門性以外のところで勝負すること多く、その際の企業側の評価軸は

入社後に当社の研究職として活躍してくれそう」という点になります。

 

上記にまとめた考え方を参考に、評価につながるスキルを身に着けて

この人は、この会社で研究職として活躍してくれそうだ」と思われる人材を目指すことが、

就職活動で希望する会社に進める確率を高める方法かもしれません。

 

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転職先を現職の人事や同僚へ言わない方が良い理由:研究職の転職体験談

転職が決まり社内の関係者へ報告する時、必ず聞かれるのが

転職先はどちらですか?」という質問です。

ほぼ全員に聞かれたと思います。

 

そして私は毎回、

申し訳ございませんが、赴任するまで転職先はお伝えできません。」

という一貫した回答をしていました。

 

この「転職先を現職の人に伝えるか」については、一人一人結構考え方が違うように思いますし、

考え方はみんな違って構わない、と私も思っています。

 

一方で、「伝えない」という対応をしたのには、私の中で明確な理由がありました。

 

そこで今回は、

転職先を現職の人へ伝えるか?

について、私の考えを簡単にまとめてみました。

 

「転職先を現職の人へ言わない」実行した私の考え:研究職の転職体験談

情報が、社内・社外にどのように広がっていくか分からず、リスクが高い 

そもそも転職・退職の情報は、様々な情報の中でも機密度が最も高いものです。

そのため、誰かに伝える際には、その伝え方には細心の注意を払う必要があります。

 

少し伝わり方が悪く

「あいつは、現職に対してよくない発言をした」のような誤解を生んでしまうと、

円満な退職ができなくなってしまう可能性も出てきます。

転職・退職に関する情報は、最低限の内容を適切な方法で伝えることが大切です。

 

一方で、転職・退職に関する情報は噂のネタとして持ってこいです。

あっという間に広がりますし、その伝言ゲームを通してどんどん中身が変化していきます。

そして、退職者本人が話していない内容が盛り込まれた噂話が完成し

場合によっては、誰かを不快にする内容になっている可能性もあります。 

 

しかし残念ながら、他人の伝言ゲームを自分がコントロールすることはできません

そして、その伝言ゲームの悪影響を小さくする方法は

転職について、最低限の情報しか他人に話さないこと

しかありません。

 

転職について不必要に多くのことを話さないことは、

結果的に自分を守ることにつながると私は考えています。

 

転職先に、自分についての誤った情報が流れるリスクを減らす

自分の転職に関して真実でない噂話が社内で出来上がるリスクがあると話しましたが、

これが、社外や自分の転職先に漏れてしまったらもっと大変なことになりかねません。

 

世の中、人間関係はどことどこがつながっているのか、全く分かりません。

特に、同業種間の転職の場合、

現職と転職先に共通の知人がいることも珍しくありません。

 

自分が予想もしてなかった人間関係を通して、

自分に関する誤った情報が転職先へ伝わってしまうリスクもあるということです。

 

これを防ぐ方法は、「現職の人に、転職先を伝えないこと」しかありません。

 

実際私の場合、食品会社間の転職ということもあり、

共通の知人がいる可能性が非常に高いです。

そのためリスクが高いと判断し、現職の方には転職先を伝えませんでした。

 

転職先への赴任後に、会社名を現職の方へ伝える予定です

一方で、現職の方へ敬意を欠いた態度をとるつもりはありません。

無事に転職先に赴任した後に、会社名を現職の方へお伝えするつもりです。

 

円満な退社ができていれば、現職と転職先の間でのビジネスを作り上げられる可能性もあります。

自分を守りつつこれまでお世話になった方へ敬意を持った対応をすることで、

現職、転職先、自分の三者いずれも傷を負うことなく次に向かうことができるはずです。

 

まとめ

私が、「転職先を、赴任するまで現職の人へ伝えない理由」は、以下の通りです。

・情報が、社内・社外にどのように広がっていくか分からず、リスクが高い 

・転職先に、自分についての誤った情報が流れるリスクを減らす

・転職先への赴任後に、会社名を現職の方へ伝える予定

 

現職の方への敬意を持ちつつ、自分に関する誤った情報の拡散を防ぎ、

次の転職先へ無事に赴任できるようにすることを考えた結果、

転職先に関する情報は、赴任するまで現職には伝えない

という対応をとることにしました。

 

この考え方の大元は、転職エージェントからこの考え方を推奨していただいたものです。

現職、転職先、自分の三者が良い方向に向かうための対応としては、

この方法が最善なんだろうと私は考えています。

 

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「マネジメント経験」はありますか?研究職転職体験談

今回の転職活動で経験した「困った質問」の一つに、

これまでの業務で、マネジメント経験はありますか?

というものがありました。

 

今回私は30代前半で転職活動を行いました。

一般的に30代前半は会社に10年程度務めている人が多く、

すでに部下や直属の後輩を数人抱えている人も少なくありません。

 

そのような立場の人は、

部下や後輩の業務を管理する「マネジメント」の仕事を、経験し始めているでしょう。

 

一方で私は、これまで直属の部下や後輩を持ったことがありません。

また、これ私の推測ですが、

30代の研究職でマネジメント経験がある方はあまり多くないのではと想像しています。

 

理由としては、

・特に若手の頃の研究業務は、個人で進める仕事が多い。

・チームで進める場合でも、若手は実験作業などを割り当てられることが多い

などが考えられます。

 

実際以前転職エージェントと「マネジメント経験」についてお話しした際にも、

理系で30代前半の場合、マネジメント経験はない人が多いです」という回答をもらっています。

 

しかし、転職活動で聞かれることが想定されている以上、何かしらの回答を用意する必要があります。

そこで、これまでマネジメント経験がなかった私は、

これまでの自分の経験をもとにいろいろ思案し、

「ありません」以外の回答を何とか作り、実際に面接で回答していました。

 

そこで今回は、

「転職活動での「マネジメント経験」に関する質問への対応」

というテーマで、

マネジメント経験がなかった私がとった対応」について、記事を書いていきます。

 

転職活動での「マネジメント経験」に関する質問への対応

マネジメント経験がない場合は、正直に伝える

まず、「あなたはこれまでの業務でマネジメント経験はありますか?

という質問は、

あなたは、部下を管理する役職・立場に立ったことがありますか?

という意図であることが多いです。

 

つまり、マネジメントをする役職に就いたことがあるかを聞いています。

そのため、就いたことがない人は「経験はありません」と答えるしかありません。

 

実際私も、質問に対する最初の回答は「マネジメント経験はありません」

と正直に伝えていました。

 

研究職で「いわゆるマネジメント」を経験している人は、おそらく多くない

マネジメント経験がないことを率直に伝えることによって、

採用面接において不利になるのではと心配になるかもしれません。

 

もし、その質問をする理由が「マネージャー候補を探している」というものであれば、

「ありません」と答えることで、採用からは一歩遠のくかもしれません。

 

一方で、特に30代前半までの方の場合、

マネジメントの経験がなくてもあまり不利にならないだろうと私は考えます。

なぜなら、「同世代のほとんどの人も、マネジメント経験がないから」です。

 

理系の場合、修士・博士卒で24~28歳くらいで就職すると

30代前半になるまで約5~10年間働く計算になります。

一般的に研究は取り組んでから実績がでるまでかなりの年数を要することを考えると、

5~10年はようやく結果が出始める時期にあたります。

 

言い換えると、若手から取り組んできた仕事が少しずつ花開き始めるのが

30代前半あたりであることが多いということです。

 

研究職の多くの人にとって、30代前半までは自身の研究に取り組んできた時期であり、

マネジメントを経験する時期ではありません。

そのため、マネジメント経験がないことに、そこまで引け目を感じる必要はないと私は思います。

これまでの業務の中から、「マネジメント」に近い経験を探してみる

そうはいっても、「マネジメント経験はありません」と面接で答えるだけでは、

何もアピールできず、良くも悪くも評価を得られずに終わってしまいます。

 

私も同じ悩みを持っていたのですが、

この話を転職エージェントにしたときに、一つアイディアをもらいました。

 

それは

これまでの業務で、マネジメントに近い仕事をしたことがないか

を思い出し、この経験をうまく話すことでアピールにつなげる、というものでした。

 

具体的には、

誰かの仕事を管理したり、大人数で行う仕事を主導したりした経験

をマネジメントに近い仕事としてとらえ、この経験を面接で話すということです。

 

たとえば私の場合、以下のようなマネジメントっぽい仕事もしていました。

 

・共同研究の進捗管理:共同研究先の学生の進捗を管理し、研究についてディスカッションをする。

・技術スタッフの業務管理:部署全体の業務がうまく回るように、技術スタッフへ仕事を割り当てる。

・部署横断プロジェクトの進捗管理:自・他部署の進捗をまとめて、方向性を修正する。

 

上記の業務は、管理職のように直接部下を管理するものではありませんが、

仕事の進捗を管理し、今後の進め方や役割分担などを調整する」という意味では、

マネジメントに近い仕事と考えてよいだろうと私は解釈しました。

 

もしマネジメント職としての経験がない方は、

私と同じような見方で、「マネジメントっぽい経験」を探してみると

意外といろいろ思いつくことがあるかもしれません。

 

経験を掘り下げ、「マネジメント」に近いストーリーにまとめて、面接で話す。

マネジメントっぽい経験を思い出すことができたら、

その経験を掘り下げて面接で話せる内容に仕上げていきます。

すべきことは

マネジメントっぽい仕事をしたとき、どのように考え、行動したか」を言語化することです。

 

私の場合、技術スタッフの業務管理を約3年ほどしていました。

この仕事では、「技術スタッフの方に、楽しく働いてもらうこと」を特に重要視し、

具体的には、以下のようなことを常に意識していました。

 

・技術スタッフの働くスタイル(業務体系や家庭の都合、など)をしっかり把握する。

・常に仕事がある状態を保つこと。

・仕事でぎっちり固めるのではなく、ちょっとした作業ができる隙間時間もとれるようにする。

・本人が得意な仕事をできるだけたくさんお願いすること。

・作業内容だけでなく、研究背景・進捗・お願いしている仕事に位置付けを、丁寧に伝える。

 

一つマネジメントっぽい仕事をしていれば、結構いろいろなことを考えていたりするものです。

そしてこの中から特にアピールできそうな部分をピックアップし、

面接でわかりやすく説明できれば、「マネジメントっぽい経験」のアピールは大丈夫でしょう。

 

自身の「マネジメントっぽい経験」を少し掘り下げて考えてみることで、

アピール材料は見つかると思います。

 

その材料ができれば、

マネジメント経験はありませんが、~を管理した経験があります。その中では—を意識し、な結果が得られました

というアピールができるようになるはずです!

まとめ

今回は、「転職活動での「マネジメント経験」に関する質問への対応」

というタイトルで、マネジメント経験がない私がとった対応についてお話ししました。

 

・マネジメント経験がない場合は、正直に伝える

・研究職で「いわゆるマネジメント」を経験している人は、おそらく多くない

・これまでの業務の中から、「マネジメント」に近い経験を探してみる

・経験を掘り下げ、「マネジメント」に近いストーリーにまとめて、面接で話す

 

マネジメント経験がない方が取れる対策は、

マネジメントっぽい経験を探し、掘り下げ、ストーリー立てする」ことです。

 

うまく話すことができれば、面接官から

マネジメント職には就いたことがないけど、近い経験はありそうだ

と理解してもらえる可能性が高くなります。

 

この考え方は、ある転職エージェントの方から教えていただいたものです。

マネジメント経験がないことで悩んでいる方は、一度考えてみてみてください。

 

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転職活動のリモート面接:メリットデメリットを解説:研究職の転職体験談

今回の転職活動は、そのほとんどを2022年の下期に行いました。

そして、今回の転職活動における最大の特徴の一つが、

面接がすべてweb、リモートで行われた。」ことです。

 

コロナウイルスが拡大する前の2019年以前に書かれた転職ブログなどを見ると、

採用面接の多くは、会社が指定した場所に赴いて行われていたようです。

 

このように、コロナ以降web会議ツールが急速に普及したことは、

転職活動の在り方にも大きく影響したようです。

 

今回私がリモートで採用面接を受けた中で、

通常の面接とは全く異なる特徴(メリット・デメリット)をいくつか感じました。

 

そこで今回は、

転職活動のリモート面接:メリットデメリットを解説

という内容で、記事を書いていきます。

 

転職活動のリモート面接:著者の経験をもとにメリットデメリットを解説

メリット

自宅で受けられるため、経済的・時間的な負担が小さい

Web会議ツールを使い、自宅で面接を受けられるメリットは、非常に大きいです。

最大のメリットはやはりこれだと思います。

 

先ほども書いた通り、採用面接は通常、相手先が指定した場所へ赴いて行われます。

 

指定した場所が自分の居住地と近ければまだ負担は少ないですが、

全く異なる地域や、僻地を指定された場合、

移動を考慮すると長期日程になってしまい、時間的にもかなり負担を強いられます。

 

また、飛行機や新幹線での移動や宿泊が必要になると、

移動に伴う経済的な負担もかなり大きくなります。

 

一方で、web面接であれば経済的・時間的負担がほぼゼロになります。

自宅で受ける場合は、5分前にPCの立ち上げなどが終わっていれば、準備完了です。

 

時間的にも経済的負担が小さいことが、リモート面接の最大のメリットだと思います。

 

遠出をする必要がなく、有給休暇の消費が少なくて済む

長期日程の移動が必要な場合、必然的に現職への出勤ができなくなります。

その場合、採用面接を受けるために有給休暇をとる必要が出てくることも多いと思います。

 

通常、有給休暇は文字通り休暇でありプライベートな用事に充てたたいものですし、

退職時に一度に多くの有給休暇を利用して、長期休みを取得したいと考える方も多いと思います。

 

このような貴重な有給休暇、採用面接の移動に使ってしまうのはもったいないように感じませんか?

 

一方でリモート面接では、

「採用面接を受けるために有給休暇を使用する」必要が全くありません。

 

採用面接に伴う有給休暇の消化を少なくし、プライベートや有休消化日数を増やせること

リモート面接のメリットの一つだと思います。

 

現職への影響を小さくでき、現職の人にバレるリスクが下がる

採用面接に伴う移動が少なく、有給休暇を使わなくていいということは、

現在勤めている現職への影響を最小限にできることにもつながります。

 

通常業務の隙間時間や終業後を使用して、採用面接を受けられる可能性があるということです。 

 

これにより、通常業務への影響を少なくできるだけでなく、

あなたが転職活動中であることが、現職の同僚にバレにくくなる

というメリットも得られます。

 

一般的に、転職活動中であることが現職の同僚などにバレることは、リスクをはらんでいます。

 

あなたの上司や同僚の立場に立って考えてみると、

転職活動中の同僚と一緒に仕事をすることに、何かしらの感情を抱いてしまうのではないでしょうか?

 

そのため、現職の同僚にバレないように転職活動をすることは非常に大切です。

 

一方で、転職活動の影響で突然有給休暇や早退が増えてしまうと、

この人、もしかして転職活動中なんじゃないか?

という疑念を持たれてしまう可能性があります。

 

しかし、リモート面接が増えることで、

対面での採用面接と比べて、有給休暇や早退の回数が少なくなり

現職への勤務状態を大きく変えなることなく、転職活動ができるようになります。

 

それによって、現職の人に自身の転職活動がバレるリスクは大きく下がるはずです。

 

面接中に、手元にメモを置いておける

これは面接中の内容ですが、個人的にはこのメリットもかなり大きいと思います。

 

通常の対面面接では、手元にメモなどを置くことは難しいことが多いです。

これにより、以下のことが面接中にできなくなります。

 

・話したいことを記したメモを、面接中に確認する。

・面接官との会話で得た情報を、メモに書き残す。

 

しかし、リモート面接では手元にメモを置いておくことができ、

メモを見ながら話したり、面接中にメモを取ることもできるようになります。

 

面接は事前に相当入念に準備して臨むのですが、

面接本番中に話したいことを忘れてしまったり、表現を誤ってしまう可能性も十分にあります。

話したい内容をメモして手元に置いておくことで、上記のミスを防ぐことができます。

 

また、採用面接の中では、事前に知らなかった情報がたくさん得られることがあります。

ただ面接中は緊張していることも多く、得た情報すべてを記憶しておくことは難しいでしょう。

 

しかしリモート面接では、PCの手前にメモ用紙とペンを置いておくことができるので、

面接中に得た情報を手元のメモに残すことができます。

 

しっかりメモに残すことで、内定後や入社後に向けてこの情報を活かせる場面が出てくるはずです。

 

以上のように、リモート面接中に手元にメモを置いておけることは、

面接時と内定後のどちらにも良い影響がある利点だと、私は思っています。

 

デメリット

面接官の雰囲気がつかみにくい

リモート面接はPCカメラとweb会議ツールを使用して行われます。

そのため、自分だけでなく面接官も顔しか映っておらず、

顔と声色の情報だけで相手の雰囲気を汲み取る必要があります。

 

面接とは人と人とのコミュニケーションですので、

その場がどのような雰囲気で展開されているかは非常に大切です。

しかし、リモート面接では通常の面接と比べると、

面接の雰囲気をリアルに感じにくいという側面はあるように感じます。

 

これはお互いさまではあるのですが、

面接中の相手の雰囲気がつかみにくいということをデメリットに感じる方もいるように思います。

 

面接中にジェスチャーが使いにくい

リモート面接はPCカメラで移っている範囲でしか相手に映像は伝わりません。

そのため、手などを使った動きを交えたコミュニケーションも、画面に映るもののみに限定されます。

 

日常のコミュニケーション、ジェスチャーって結構使っていませんか?

面接もコミュニケーションの一つであり、ジェスチャーを使用したほうが伝わりやすい場面もあります。

 

しかし、相手に伝わるが情報が画面上のものに限定されており、

ジェスチャーを使ったアピールは通常面接と比べると使いにくい、という側面はあると思います。

 

転職先の雰囲気や周辺環境が分からないまま、入社する可能性がある

リモート面接のデメリットで、個人的に一番気になるのはこの点です。

 

通常の採用面接で会社から指定される場所は、その会社の本社や勤務予定地などが多いです。

そのため、現地に赴くことで、社内の雰囲気、設備、周辺環境などの情報を得ることができます。

人によっては、これらの情報が内定受諾の大きな決め手になることおあるでしょう。

 

内定を得た後は、勤務地の近いエリアで生活することになるので、

その周辺環境を自分の目で見ておくことは非常に大切です。

 

一方で、リモート面接だけでは、会社や周辺環境の情報を得ることはできません。

特に、内定を得る前にこれらの情報を得られないことは、

「内定受諾後に勤務地に行ってみたら、家族と一緒に住むのは難しそうなエリアだった」

などのリスクがあります。

 

このリスクを回避するためには、内定受諾後に会社の周辺へ自分で言ってみるのもありでしょう。

しかし、会社の建物に入れるわけではないので、得られる情報は限定的になるでしょう。

 

「会社の雰囲気や周辺環境が分からない」というのは

リモート面接のデメリットかもしれません。

 

まとめ

今回は、

転職活動のリモート面接:著者の経験をもとにメリットデメリットを解説

という内容でまとめました。

 

〇メリット

・自宅で受けられるため、経済的・時間的な負担が小さい

・遠出をする必要がなく、有給休暇の消費が少なくて済む

・現職への影響を小さくでき、現職の人にバレるリスクが下がる

・面接中に、手元にメモを置いておける

 

〇デメリット

・面接官の雰囲気がつかみにくい

・面接中にジェスチャーが使いにくい

・転職先の雰囲気や周辺環境が分からないまま、入社する可能性がある

 

今回私の転職活動は、ほとんどすべてがリモート面接でした。

そして、

リモート面接には確かにデメリットもありますが、

それを上回るはるかに大きいメリットがあると感じました。

 

転職活動の途中からは、

リモート面接を実施してくれる企業を中心に探してもらうよう、

転職エージェントにお願いしたこともありました。

 

リモート面接はかなり増えてきており、

以前と比べて転職活動を進めやすくなっています。

 

少しでも転職活動や他の企業に興味がある方は、

一度転職エージェントや転職サイトから、リモート面接可能な企業を探してみてはいかがでしょうか?

 

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私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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工場勤務経験が研究職の転職活動で活きる:研究職の転職体験談

今回の転職活動を通して、一つ印象に残ったことがあります。

 

それは、

特にメーカーにおいて、工場勤務の経験が結構評価されたこと

です。

 

 

私自身メーカー勤務の社員として、そして製造工場での勤務経験があるイチ研究者として、製造現場を知っていることが研究開発職においても非常に大切であることは、しっかり理解しているつもりです。

 

しかし、研究職としての転職活動においても工場勤務の経験を評価していただけたことは、少し意外でした。

 

もし、工場勤務の経験がある研究職の中で、転職活動を考えている方がいれば、今回の記事はヒントになるかもしれません。

 

今回は、

工場の経験が転職活動でも活きる:研究職の転職体験談

という内容で、記事を書いていきます。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクから覗いてみてください。

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工場勤務の経験が研究職の転職活動でも活きる

メーカーにおいては、製造現場が最優先

転職の話から少し離れますが、メーカー経験者としてこれだけは確実に言えます。

 

メーカーでは、現場が最も重視される。

 

なぜなら、

商品が安定して製造できない限り事業・会社が成り立たないからです。

 

メーカーに所属している社員たちは、商品の製造フローやそれに関連するプロセスはみっちりと勉強させられます

 

私の所属している会社では、一定期間製造工場に常駐して、製造関連ノウハウを学ぶ研修が行われています。

 

このように、多くのメーカーでは、会社全体で製造現場の大切さを学ばされます。

そして、その経験を頭の片隅に入れた状態で自身の業務に取り組むことになります。

 

教育を受けた社員たちは

「この商品、あのラインでどうやって作る?」

「製造できるかもしれないが、たくさんは無理、巨大発注には耐えられない」

「このラインを改造するだけでこの商品は作れそう、設備投資できるか相談しよう」

のように、現場を意識した仕事をするようになっていきます

 

研究職も製造現場を知っておくとよい(勤務経験があるのもよい)

製造現場を意識した業務を行うことは、研究開発系の職種においても非常に大切です。

 

特に開発側に近い仕事の場合、実際に商品として製造できるかを検討する仕事が非常に多く、その可能性を自分で判断しなくてはいけないからです。

 

基礎系に近い研究を行う部署においても、製造現場を知っていることはプラスです。

 

メーカーにおいては、基礎研究であっても、最終的な目標は「モノを作り売ること」となります。

基礎系の場合すぐにモノづくりを行うわけではないため、製造することへの意識が薄れがちですが、研究開発が進むにつれてそのフェーズは必ず訪れます。

 

自身の研究成果をモノとして実現させることが研究開発の意義である以上、研究を始める時点で「モノを製造すること」を意識しておく必要があります。

その際には「製造する現場の知識があること」が活きてきます。

 

私自身、入社後数年間工場の生産管理の仕事をしている期間があり、毎日現場へ入り、作業や現場改善などの仕事にも参加していました。

 

研究部門へ移ってからモノづくりを目指した活動を行っていますが、

「こういうプロダクトだとしたら、A工場のBラインが近いかな?」

のようなことを頭の中でよく考えています。

 

製造現場の経験があることで、モノづくりのゴールを意識した仕事ができるようになるのかもしれません。

 

転職活動で、工場経験を評価してくれる人も結構いた(個人的経験)

今回の私の転職活動での経験になりますが、

工場勤務を経験していることを評価してくれる面接官もいらっしゃいました。

転職エージェントに聞いた話ですが、

研究開発職の転職希望者はその職種一本で生きてきた方が結構多く

工場などの経験がある方は実はそんなに多くないかも、と言っていました。

 

一方で、現場経験のある研究開発員には先述のようなメリットがあります。

 

市場に人数が少ないが、メーカー側が魅力を感じている人材

採用される確率が上がるはずです。

 

まとめ

今回は、(メーカー特有の傾向かもしれませんが、)

工場勤務の経験が研究職の転職活動で生きる可能性についてお話ししました。

 

・メーカーにおいては、製造現場が最優先

・研究職も製造現場を知っておくとよい(勤務経験があるのもよい)

・転職活動で、現場経験を評価してくれる人も結構いた(個人的経験)

・現場経験のある研究職は、数はあまり多くないかも(転職エージェント談 n = 1)

 

もし研究職の方で製造現場などの経験がある場合は、その経験を現在の研究活動とうまくリンクさせることで、(メーカーの)転職活動においてアピールできる材料になるかもしれません。

 

 

また、転職活動とは関係ないですが、研究開発職として大きな仕事を成し遂げたいと考えている方は、特にモノづくりにおいては製造現場の知識を蓄えることはとても大切です。

今後の業務において現場を知るチャンスをうかがっているとよいでしょう。

 

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私は、主に以下の2つを併用しました。

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研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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社会人博士取得経験は、転職活動で有利?研究職の転職体験談

先日、ブログ記事およびツイッターにて、研究職の転職で内定を得たことを報告しました。

 

https://researcherinacompany.com/recruit-15

 

今回の私の転職活動の一つの特徴として、

社会人博士を取得した後に、転職活動を行った

というものがあります。

 

博士号を持つ方が転職しているケースはツイッターなどでよく見かけますが、

「社会人博士」をとった方の転職体験談はあまり見たことがありません。

 

また、今回の経験を通して、

社会人博士は、課程博士とはまた異なる側面から評価されることがある

ということを体感しました。

 

そこで今回は、

社会人博士取得経験は、転職活動で有利に働いた?研究職の転職体験談

というタイトルで、記事を書いていきます。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

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社会人博士取得経験は、転職活動で有利?

結論:有利に働く場面はあった

結論としては、有利に働く場面はそこそこありました。

 

どのように評価されたかは後述しますが、特に印象に残ったのは

博士号を持っていること」と「社会人博士へ進学して修了したこと」は、

それぞれ別の側面から評価されているんだろうな、ということでした。

 

少し具体的に書いていきます。

 

「博士号持ち」としての評価は確実にもらえる

まずは、「研究について一定の能力を持っている」という「博士号」そのものに対する評価です。

 

当たり前ですが、博士号は、一定のカリキュラムを経て研究活動を修めたこと、を示すものです。

それは、たとえ社会人博士であっても同じです。

 

「博士号を持っている」という点では、社会人博士も課程博士も違いはなく、転職活動においても同じように評価してもらえるようです。

少なくとも私はそうでした。

 

「現職では信頼されていた人」と評価される

一方、次は社会人博士特有の評価点かもしれません。

それは「社会人博士課程へ送り出せるくらい、現職で評価されていた」という評価です。

 

一般的に、企業に入った研究員全員が社会人博士に進学できるわけではありません。

研究や仕事がある程度できるのは当然のこととして、社外に出ても恥ずかしくないレベルの人材であることが求められます。

 

加えて、会社によっては進学費用の一部を負担する制度の場合には、

会社側にその費用を負担する意義が感じられるか

その投資に値するベネフィットを社員が発揮してくれるか

といった社員本人へ投資する価値があるかについても評価されます。

 

それだけではなく、 研究所や会社がその費用を支払ってもいいと思うか、のような、社員本人には制御できない要素も絡んできます。

 

社会人博士へ進学させることは会社にとって投資であり、その許可を得るには本当にいろいろな要素が絡んでいます。

 

それをクリアしたうえで進学許可が出るような社員は、会社からかなり信頼されている存在」であろうと想像することができます。

 

転職活動で採用や面接を担当する方も、このことをよく理解しています。

すなわち、「社会人博士修了」という経歴が出てきたときには、

 

この社員は、会社から信頼されている存在だったんだろうな

 

と評価してくれる可能性が高くなります。

 

書類選考では評価され、面接での話題程度には使える。

このように、「博士号そのもの」に対する評価と、「社会人博士」特有の評価があることが、少なくとも私の転職活動を通して感じたことです。

 

一方で、社会人博士は「経歴」であり、これ自体は職務経歴書や履歴書を見ればすぐに判断できます。

すなわち社会人博士の経歴は「書類選考」において一定の評価を得られる可能性があります。

 

一方で、研究開発職の転職活動では、その人の研究に対する価値観が問われます。

 

その際のエピソードトークとして、社会人博士の取得やその苦労、そこから得られた自身の考えなどを述べることはできるでしょう。

 

社会人博士を通して得られた経験は、面接での話題作りやそれを起点にした自己アピールに使えますね。

 

ただし、社会人博士が内定の決め手にはならない

ただし注意が必要なのは、「社会人博士」は内定の決め手にはなりません。

当たり前ですが、企業側は一緒に働ける人材、会社の課題を解決してくれる人材を求めています。

 

書類選考や面接では、

 

・この人とうちの会社で一緒に働けそうか

・この人は、会社の課題を解決してくれる能力がありそうか

・会社の価値観と近い考えを持っているか

 

などなど総合的に加味して評価されます。

 

確かに、社会人博士を修了したことで

一定の研究能力があり、現職で信頼されていた人物でありそう、

という評価はもらえます。しかし、採用においてはそれ以外の要素も大きく関わります。

 

社会人博士を持っているだけで内定が得られやすいととは言い切れないだろう

というのが私の見解です。

 

まとめ

社会人博士を取得した後に研究開発職の転職を行った経験から、社会人博士は、転職活動において以下のような位置づけになる、と私は考えます。

 

・「博士号持ち」としての評価は確実にもらえる

・「社会人博士に行けるくらい、現職では信頼されていた人」と評価される

・書類選考では評価され、面接での話題程度には使える。

・ただし、内定の決め手にはならない

 

もし、すでに社会人博士を修了していて転職を考えている方は、

上記のような位置づけだと理解してうまくアピールに使うといいと思います。

 

一方で、社会人博士を持っていない人が転職で有利になるために社会人博士をとるというのは、費用対効果があまりよくないのではと感じています。

 

それよりも、現職でしっかり結果を出すこと、信頼されるような人柄であることのほうが、良い転職を実現するためには必要なことだと思います。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

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転職を希望している方もしていない方も、

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研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15

転職活動で博士号は有利?

これについては、以下の記事に私見をまとめました。

https://researcherinacompany.com/recruit-19



転職活動で博士号は有利?:研究職の転職体験談

博士号を持っている方が転職では有利なのか?

研究職での転職を考えている方は、一度は気になったことがあるテーマでだと思います。

 

実際、「研究職」「転職」でネット検索をかけてみると、

博士を持っていることは転職に役に立つのか?

と質問しているページをたまに見かけます。

 

確かに博士号は、「研究を一定のレベルでできることを示す資格」的な意味合いで評価している人もいるので、持っていた方がよいのだろうな、有利なんだろうなと感じられます。

私も博士号を持っており、今回研究職の転職活動を行いました。その中で博士号については、有利に働く場面もある」程度の位置づけが適切かな、と感じました。

 

そこで今回は、

転職活動で博士号は有利に働いた?

について、私の転職活動の経験をもとにお話しします。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

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転職活動で博士号は有利に働いた?

私が博士号をとった経緯

私の経験をもとにお話しするので、その前提として私がどのような経緯で博士号を取得したか補足しておきます。

 

結論としては、私は「社会人博士課程」を経て博士号を取得しました。

経緯としては以下の通りです。

 

・研究職配属後、共同研究先の大学にお邪魔する(入りびたる)ようになる。

・いい結果が出てきたので、「論文書いて博士とらないか?」と先生から誘われる。

・会社を説得して社会人博士課程へ進学する。

・共同研究の内容をベースに論文等を出して博士号を取得する。

 

比較的、運や巡り合わせが良かったと思っています。

社会人博士課程に興味がある方は、こちらの記事から連載しています。

ぜひご覧ください!

https://researcherinacompany.com/doctor-course-3

転職活動で博士号は有利か:転職エージェントからの意見

転職活動で博士号は有利か?

いくつかの転職エージェントに聞いたところ、おおよそ以下のような意見が返ってきました。

 

・博士号は経歴・資格みたいなものになるので、書類選考のアピールになる。

・博士号必須の企業もあるので、選択肢を残す上で役立つこともあるかも。

・ただ、書類選考以降はあまり関係がなさそう。

 

博士号をとっていることは、これまでの業績と同じように、職務経歴書に書くことができます。

すなわち、職務経歴書上のアピールには使えるが、それ以上にはなりにくい。

というのが、正確な評価なのかもしれません。

 

当然、書類選考を突破しないことにはその先には行けないので、

その際に博士号を持っていることが有利に働くことは間違いないでしょう。

 

博士号に関して、面接の際にどのような話題が出たか。

結論として、博士を持っていることは面接の際によく話題になりました。

ただ、博士を持っていることを採用の決め手にしているというわけではなさそうでした。

 

むしろ、

博士をとることや研究開発に対して、あなた自身がどのような価値観を持っているのか

に迫る質問が多かったように思います。

 

例えば、以下のような質問です。

・なぜ博士をとることになったのか

・会社の研究開発とどのように両立したのか。

・課程博士と違う、社会人博士の良い点などはあると思うか

・企業の研究とアカデミアの研究を、どのように自身の中で区別しているのか。

・研究開発において、あなたが最も大切にしていることや考え方は何か。

 

質問のきっかけは博士号のことに起因していますが、聞かれているのは「応募者の研究に対する考え方・価値観」です。

 

結局、内定を得て入社した後は、その会社の価値観を理解したうえで研究開発をすることになります

おそらく面接官は

この会社の価値観の中で、この人は自分らしく働いてくれるか

を判断しようとしていたのだろうと、私は勝手に想像しています。

 

博士号をとったこと以上に、その人の研究開発に対する考え方の方が、大事なのでしょう。

ちなみに、私は以下のように答えていました。

 

まとめ

今回は、「博士号は有利に働く?」という話題で記事をまとめました。

 

・転職エージェントとしては、博士号は経歴になるので、アピールになる。

・書類選考においては、有利に働く場面もある(必須条件の企業であれば特に)

・博士号を持っていることが採用の決め手にはならないと思われる。

・「研究開発に対する考え方や価値観」を聞くきっかけとして、博士号が話題になることが多かった。

 

博士号をとることが大変であることは私も十分承知しています。

一方で、博士号そのものの価値以上に、研究者本人のマインドや価値観が重要視される場面が、特に採用面接においては多いなと感じました。

 

転職を考えていらっしゃる方は、「研究に対する自分の価値観」を改めて考えてみるといいかもしれません。

 

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私は、主に以下の2つを併用しました。

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研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15

社会人博士は転職で有利?

これについて、社会人博士を取得した著者の視点で以下の記事にまとめました。

https://researcherinacompany.com/recruit-21



【体験談】30代研究者が転職エージェントと面談、良い雰囲気でした。

研究職に限らず、転職活動を始めるにあたって、

転職エージェントへ連絡する方は多いと思います。

転職エージェントは、

無料の初回登録後にすぐ初回面談の連絡が来ることが多く、

その際に自身の経歴や今後の希望について話すことになります。

 

当然正直に話す必要があるのですが、

自分は客観的に見てどのような評価を付けられるのか、

応募する私たちは想像がつかないので、

不安であり緊張するだろうと思います。

 

そこでそんな皆様に少しでも安心してもらえるように、

今回は、

30代研究者が転職エージェントと面談した時の様子

について、私の経験をお話ししたいと思います。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、

その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクから覗いてみてください。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

30代研究者が転職エージェントと面談した時の雰囲気研究職の転職体験談

前提の整理:私の経歴と使用した転職エージェントなど

経験をお話しする前に、前提を整理しておきます。

私の経歴

主にプロフィールページに書いています。

 

当時30代前半、企業研究員歴は5年程度、

大学の研究員兼務、社会人博士D3の頃でした。

基本的には、

機能性食品の基礎・臨床研究」をやっていたという理解でよいと思います。

商品開発や営業の経験はほんのわずかで、

研究以外にアピールできるものはあまりない状態です。

 

逆に、以下の分野の知識・経験は比較的あります。

・食品学、栄養学、一般的な生化学や生物学の知識。

・免疫学や細菌学もかじっている。

・食品レベルのRCTや観察研究のデザインや簡単な解析手法を知っている。

・成分測定などの分析手法について検討・検証ができる。

 

そして、まだまだ研究開発を中心に仕事をしたかったので、

食品業界もしくはその他業界で食品関連の事業を持っている企業を希望する

というスタンスで最初は臨みました。

 

最初に連絡を取った転職エージェント

約2年前に情報交換を始めるにあたって、

以下の3つとコンタクトをとるようになりました。

JACリクルートメント (外資系含めて、ハイクラス案件が見れる

リクルートエージェント (一般的、幅広く見れる

アカリクキャリア研究者の就活・転職に特化

 

その中でも特に、JACリクルートメントを中心に使用していました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

 

ビズリーチにも登録していましたが、

特定の担当者とお話しするわけではないので、

今回のお話からは除外しています。

私の経歴を伝えた際の転職エージェントの最初の反応

さて本題、上記の経歴をお伝えしたところ、

ざっくり以下のような反応をもらいました。

 

・年齢を踏まえ、「プレーヤー研究員」としての即戦力採用を目指すことになるだろう。

・研究員歴10年手前くらいで、アピールできる成果が出始める時期だと思う。

業績を職務経歴書に書けるようになるタイミングでもあり、転職活動がしやすい年齢だと思う。

・逆に、この時期に書ける業績がない人は書類選考でのアピールが難しいかも。

・理系職の場合、30代前半であればマネジメント経験がマストでないことも。

 文系職ではマネジメント経験を重要視する企業も増える年齢である。

 もしマネジメント経験があるなら、それはアピール材料になる

食品会社研究職の求人は少ない。もう少し視野を広げた方がいい。

→「製薬・化粧品・化学メーカー」で食品事業を持っている会社も知りたい、

 と私から希望を提出。

・そもそも研究職の求人は少ないが、現時点であなたの能力にそこそこマッチする求人はある

 

・ピッタリマッチするの求人は、タイミングが合わないと出てこないかもしれない。

 転職を考えているなら、良い求人が出たら紹介するから、1日2日で応募するか判断をしてほしい。

 

・ごく稀に、「–分野のxxスキルでyyできる人。」みたいなピンポイント求人がでることがあるので、

 あなたがその対象者なのかエージェントにもわかるように、職務経歴書に書いてほしい。

 

条件面について、転職エージェントの反応

次に、給与などのこちらからの希望条件を伝えたうえでの、

条件面に対するエージェントの反応です。

 

食品業界から製薬や化学などの業界に移ることができれば、

 待遇はほぼ間違いなく良くなる。

 ただ、製薬や化学の企業から、

 食品業界の人が欲しいという求人は頻繁には出てこない。

 

食品業界でも大手に移ることを考えれば待遇はよくなると思うが、

 そもそも食品業界の研究職は求人が少なく、

 また出てきても人気であることは覚えておいてほしい。

 

・条件面の重要度が高いのであれば、

 なおさらエージェントと常に情報交換をしてほしい。

 頻繁にやり取りしている人の方が、良い求人はどんどん回っていくと思う。

 

まとめ

今回は、

30代研究者が転職エージェントと面談した時の様子

についてまとめてみました。

 

30代前半は研究員としての業績などのアピール材料が出始めるころであり、

転職を検討するには30代前半はよい年齢かもしれない

というコメントをもらいました。

 

マネジメント経験が30代前半の研究職ならマストではないことも、

少なくとも私にとっては励みになりました。

 

条件面については、

やはり業界を変えた方が改善しやすいが、

製薬や化学の企業から、

食品業界の人が欲しいという求人は頻繁には出てこないので、

業界を変えることを考えるなら、

常に情報にアンテナを張っておく必要があるようです。

 

皆様が最初に転職エージェントとお話しする際に、

どのような反応が返ってくるか。

私の事例と比べてみると

ご自身の立ち位置がより明確になるかもしれません。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

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転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



【食品研究者の転職候補先】転職エージェントから紹介された候補先は?研究職の転職体験談

転職活動をしていると、「行きたい業界・会社」と「自分に合いそうな業界・会社

というものが、何となくわかるようになってきます。

 

「現職と同じような仕事をしている業界・企業」

はイメージがわきやすいですが、

実はそれ以外にも転職候補先が見えないところ

に存在している可能性があります。

 

自分の背景情報を踏まえて適切な人から良い情報を聞き出すことで、

自分に適した or 行ってみたい転職候補先を

ピックアップできるようになります。

 

今回は、

・食品研究職である私はどういう企業や業界を転職候補先にしたか。

・それらの情報を踏まえてどのように選考へ進む企業を選んだか。

について紹介します。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、

その中でも、以下の2つを重宝しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

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転職を少しでも考えている方は、覗いてみてください。

複数の転職エージェントから紹介された食品研究者の転職候補先

前提を揃えます:私の背景情報

どういった企業や業界が候補になるか考える場合、

まず私がどのような背景を持っているかを理解してもらわなくてはいけません。

 

詳しくはプロフィールページに書いていますが、

基本的には、

機能性食品の基礎・臨床研究」をやっていたという理解でよいと思います。

商品開発や営業の経験はほんのわずかで、

研究以外にアピールできるものはあまりない状態です。

 

逆に、以下の分野の知識・経験は比較的あります。

・食品学、栄養学、一般的な生化学や生物学の知識。

・免疫学や細菌学もかじっている。

・食品レベルのRCTや観察研究のデザインや簡単な解析手法を知っている。

・成分測定などの分析手法について検討・検証ができる。

 

転職先候補と考えた業界や企業と、その情報をエージェントから引き出すコツ

結論としては、

食品会社もしくは

食品部門をもつ製薬・消費財・化粧品・化学系の会社を中心に考えていました。

その中でも、食品関係の研究開発体制がある会社の優先度が高かったです。

これらの領域・企業を希望した理由は以下の通りです。

 

・今後しばらくも、研究開発をメインにして働きたかった。

・食品系の研究開発への興味は失っておらず、まだ続けてみたいと思っていた。

・これまでの知識が活かせるような業界・領域を狙った方がよい

 という、エージェントのアドバイス。

 

実際、複数の転職エージェントとお話をさせてもらいましたが、

これまで食品会社の研究開発で働いていたとお話を伝えると、

まず最初に同じ業界での求人情報を紹介する方たちばかりでした。

 

しかしそれでは

自分が本当にその業界内でしか転職できないのかわからないので、

あえて自分から「食品をやっている製薬・化粧品・化学」という言葉を出して、

エージェントから候補を引き出すという取り組みをしていました。

 

結局のところ、

エージェントとして転職させるイメージがわきやすいのが同じ業界というだけです。

こちらがある程度アイディアをもって提案することができれば、

エージェント側もそれに気づき、

他業界に関する情報も集めてくれるようになります。

 

エージェントといっても抱えている顧客はたくさんいて

優先順位があるようです。

場合によっては

自分の優先順位が低い顧客に対してよい提案をしてこない場合もあるので、

そこにうまく自分から切り込んでいく必要があります。

 

このように、

エージェントなどとうまくコミュニケーションをとることができれば、

同じ業界以外の関連する求人の確認もできるようになるでしょう。

 

これをやった結果、食品以外の業界で食品部門のある企業を紹介していただき、

実際にいくつかは選考に進むことに決めました。

 

選考に進むかどうかの判断は?

結局のところ、

自分が楽しく働けるイメージができる業界・企業」を選んだと思っています。

その会社で働くイメージができるorできそうな会社でないと、

自分もモチベーションが上がらないし、採用される確率も低いでしょう。

 

最終的には自分の心に聞いて、

ここなら行ってもよさそうだ」という判断が

内定後も持ち続けられる業界・企業を選ぶようにしてください。

 

まとめ

今回は、以下について簡単に整理しました。

・食品研究職である私はどういう企業や業界を転職候補先にしたか。

・それらの情報を踏まえてどのように選考へ進む企業を選んだか。

 

結局のところ、

自分が働くイメージができるところ」の選考を進めるほうが内定を得やすいです。

 

自分が働くイメージができる業界や企業を判断するためにも、

・転職エージェントには自分のイメージをしっかりもつ。

・そのイメージをエージェントに伝えて、気づかせる。

・候補となる選択肢を複数入手し、自分の心に聞く。

というくらいのスタンスで転職活動に臨むのが良いと思います。

 

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【研究職の職務経歴書】どんな行動や経験が役に立ったか:研究職の転職体験談

研究職に限らず、

転職活動では応募に向けて職務経歴書を準備します。

 

職務経歴書は、職務経歴、業績、スキルや資格、仕事における考え方など、

あなたは何者ですか」をまとめる資料です。

書類選考だけでなく、面接の際の話題の起点になることも多いです

 

言うまでもなく、職務経歴書はとても大事ですが、一人一人違う内容になるため

「これを書けばよい」と一貫したものはお示しできません。

 

そこで今回は、

研究職が職務経歴書を作成する上で、どんな行動や経験が役に立ったか

について私の経験をもとにまとめます。

 

研究職の職務経歴書作成で役に立ったこと

職務経歴書の書式を転職エージェントからもらう

契約書、決裁書、請求書、論文や特許と同じように、

職務経歴書にも大まかな書式があるようです。

 

インターネット上で探せばすぐに見つかりますが、

私は転職エージェントから書式をもらい、そのレイアウトに合わせて作りました。

これに関して、私は以下のメリットを感じました。

 

・何を書くかが指示されているので、書けばいいことが分かりやすい。

・少なくともその転職エージェントから、書式に関する指摘を受けなくて済む(時間短縮)

 

職務経歴をまとめるフレームがあると、経歴を整理しやすい。

自分の職務経歴を時系列にまとめるのは、意外とめんどくさいです。

 

あの仕事をやったのが、具体的に20xx年だったか思い出せない、

たくさんの仕事を、どういう順番でどのような経緯があってやっていたか思い出せない。

 

少なくとも私はその傾向がありました。

その時に、職務経歴書にあるフレームが助けになりました。

 

職務経歴書の多くには、職務経歴を書くフレームがあります。

このフレームは、期間と業務内容を継時的に記載できるように作られています。

 

そしてそこに実際に書き込み始めると、

「Aの仕事は、その前のBの仕事で起きたトラブルが原因で始まった」

「Cさんが部署異動したタイミングで仕事Dが降りかかってきて、この時期は大変だった」

など、リアルな記憶がよみがえってくることも多いです。

 

実際に選考が進み面接になると、

過去の仕事における経緯や背景、その際に考えたことなどを話す機会が多くなります。

 

この職務経歴書のフレームを使うことで、

自分の仕事の推移を頭の中で整理して当時の記憶と結び付けることができ、

面接の際によりリアリティのあるお話ができるようになると思います。

 

業績がたくさんある。

身もふたもないですが、

業績欄に、特許、論文、学会発表/セミナー、臨床試験経験(UMIN番号など)

などがたくさん書かれていると、職務経歴書が華やかになります(笑)

 

業績を重要視している会社だけではないですが、

やはり業績欄がびっちり埋まっていると迫力があります。

 

職務経歴書は、「この人が出してきた結果」を判断する資料でもあります。

客観的な業績がそれなりに並んでいる方が、書類選考が通りやすくなるのは間違いないでしょう。

 

改めて身もふたもないですが、業績はたくさんあった方がいいです。

 

もし現在めぼしいものがないな~と思っている方は、

「職務経歴書の業績欄を埋める」ことを秘めたモチベーションにして、

特許や論文などを出したいと会社内で手を挙げるのもありだと思います。

 

職務経歴書を書くと、仕事で大切にしていること、得意なことが見えてくる。

業績がたくさんあることは特に書類選考では有利に働きますが、

面接ではその人自身の人となりの確認も行われます。

そしてその確認は、職務経歴書に書かれた内容を起点に質問されることが多いです。

 

これまでの自分の仕事の経歴を改めて眺めてみると、

・仕事において一貫して大切にしてきた考え方

・仕事でよく使っていたスキル・知識、それを取得する中で工夫したこと

こういったものが整理されてきます。

 

そしてこれらは、あなた自身がどんな人なのかを考えるヒントを与えてくれます。

 

職務経歴を踏まえて自分が大切にしていることや得意としていることを整理できれば、

面接の際にもスムーズに自己アピールができるようになるでしょう。

 

まとめ

今回は、研究職の職務経歴書作成において、どんな行動や経験が役に立ったかをまとめました。

 

・職務経歴書の書式を転職エージェントからもらう。

・職務経歴をまとめるフレームがあると、経歴を整理しやすい。

・業績がたくさんある。

・職務経歴書を書くと、仕事で大切にしていること、得意なことが見えてくる。

 

書類選考は、実質職務経歴書のみで戦うことになります。

当たり前ですが、転職活動ではこの書類のクオリティが勝負に大きく影響します

 

上記のようなお役立ち側面もありますので、

ぜひ職務経歴書のフレームを使い、自分の実績・得意なこと・考え方を

うまく整理してください。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

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転職を希望している方もしていない方も、

早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!

 

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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【実録】研究職で転職内定!年収アップも実現!私の転職活動のポイントを紹介!

この記事では、著者の経験に基づいて、

30代研究職の転職活動で内定・年収アップにつながったポイントと、

おすすめ転職エージェントを紹介します。

 

表題の通り、無事に内定を得ました!

次も食品会社の研究開発職です!

仕事の中身は変わりますが、新しい場所でも自分らしく頑張りたいですね!

 

育ててくれた現職には感謝していますし、

残っている期間で引継ぎはしっかりやっていくつもりです。

 

この記事では、私の転職活動のハイライトについて簡単にまとめました。

 

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、

その中でも、以下の2つを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

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高年収のハイクラス転職を目指したい方

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大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

研究職の私の転職活動:ハイライト

約2年前から転職エージェントと連絡を取り、情報収集をしていた。

すぐに転職するつもりはなかったのですが、

自分の市場価値や転職できる可能性を知るために、

2年近く前から転職エージェントやアカリクと連絡を取り、情報収集をしていました。

同時に、職務経歴書を定期的に更新していました。

 

そのおかげで、エージェントからも自分の活躍できそうな案件を毎回紹介してもらうことができ、

転職活動をする土台を作れたと考えています。

転職する決意が固まってすぐに行動することができた。

情報収集や準備を事前にしていたおかげで、

転職する決意が固まってすぐに行動することができました。

 

転職市場の求人は流動的で、いいと思った求人もすぐになくなってしまいます。

すぐに動けるように準備しておくことは、良い転職をする上でとても大切です。

 

準備してすぐに動いたおかげで、良い運・巡り合わせに辿り着けた。

どれだけ準備をしてすぐに行動しても、

企業側とマッチングしなければ、

企業にも転職希望者にも良いものにはなりません。

その点私は、運や巡り合わせに恵まれたと思います。

 

一方で、

しっかり準備をして素早く行動できる人の方が、

運を引き寄せられる傾向があるような気もしています。

常に準備しておき、チャンスを狙っているという姿勢は、やはり大切でしょう!

 

まとめ

まずは、内定が得られてホッとしています。

そして、今回書いた心がけをしていたおかげで、

良い結果につながったと考えています。

 

①2年近く前から転職エージェントとは連絡を取り、情報収集をしていた。

②転職する決意が固まってすぐに行動することができた。

③準備してすぐに動いたおかげで、良い運・巡り合わせに辿り着けた。

 

以上のことは、転職活動において非常に大切だと思います。

 

もちろん、入社してみたらいろいろなギャップがあるかと思いますが、

まずは内定が得られたことを喜ぼうと思います。

 

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

それぞれ用途が違うので、

両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!

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転職を希望している方もしていない方も、

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食品会社がデータサイエンティストを求めている理由。RやPythonのスキルは武器になる。

この記事のメッセージは、タイトルの通り

RやPythonなどのデータサイエンススキルは、食品会社でも武器になるよ!

というものです、どうでしょう?意外でしょうか?

 

食品会社の研究と言えば、

食品原料の探索から始まり、

おいしさ・香り・健康機能性やそのメカニズムを調べ、

その研究成果を商品開発やマーケティングへ活かす

というのが王道でした。

 

しかし近年、動物実験をすることへの風当たりが強くなるなど、

従来の手法や考え方だけでは研究開発が進められなくなってきています。

 

そのような時代背景もあり、

多くの企業(特に大企業)は、研究開発の進め方を大きく変えてきています。

 

その中の筆頭が、

ビッグデータを解析し、その結果を商品開発に活かす。

というものです。

そしてこれに伴い、

ビッグデータを扱えるスキルを持った人材

の需要がどんどん高まってきます。

 

実際、2022~2023年にかけて私自身が転職活動をした際にも、

データサイエンスに関するスキルがあると、紹介できる求人が増えます!

とはっきり言われたのを覚えています。

実際に求人を見てみても実感できると思いますので、気になった方は

私が転職活動で使用したJACリクルートメントの以下のリンクから検索してみてください。

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今回は、

RやPythonなど、データサイエンススキルを、食品会社が求めている理由

という内容で記事を書いていきます。

 

データサイエンススキルを既に保有しており、

食品会社への転職を検討されている方がいたら、

ぜひ転職エージェントに登録することをおすすめします。

 

私が2023年に食品会社研究職への転職を成功させた際、

以下の2つエージェントを重宝しました。

転職を少しでも考えている方は、リンクから覗いてみてください。

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データ解析スキルを持った人材を、食品会社が求めている理由

食品会社におけるデータサイエンス・ビッグデータ解析

ビッグデータといっても内容は様々で、例えば以下のようなものがあります。

・マーケティング調査から得られた、顧客の行動に関するデータ

・自社商品の受発注状況やその物流状況に関するデータ

・製造工場における、製造コスト・収率・品質などに関するロットごとのデータ

・疫学・追跡研究から得られた、被験者の健康状態に関する追跡データ

 

いずれも重要なデータであり、貴重な宝物です。

現在も会社のどこか適切な場所に保管されているはずです。

しかしこれまで、すべての企業がこれらのデータを十分に活用し、

自社の研究開発や改善活動に適切に活かせていたわけではありませんでした。

 

そして近年ようやく、これらビッグデータを活用したプロジェクトが

各企業内で立ち上がってきています。

 

しかし、大きな課題があります。

データを扱える人材が、社内にいない

という事実です。

 

データ解析が得意な人材は、食品会社に来てくれない。

その理由は以下が考えられます。

・学生時代に情報科学などに触れた人材は、就職活動で食品メーカーに興味がない。

・情報・ハイテク企業と比べて食品企業は給料が安い。

・食品会社でのデータサイエンス業務について、仕事のイメージがわかない。

 

結局のところ、

データサイエンティストにとって、食品会社はあまり魅力的ではない。

のだと思います。

 

しかし、食品会社はそのことを分かっており、違う目線でも人材を探しています。

実は、食品会社はデータサイエンティストを求めてはいるものの、

そこまで専門性が高くなくてもいい、少しできるレベルでも十分

と考えています。

 

「ちょっとデータ解析ができる」というレベルでもOK。

理由は簡単で、

データの取り扱いが全くできない人ばかりなので、

少しできるくらいの人でも活躍する場所がある

からです。

 

これまでほとんどビッグデータ解析ができていなかったという現状もあり、

現時点ではあまり高いレベルの解析スキルは求められていません。

 

採用時点では、以下のレベルでも十分です。

・RやPythonを扱ったことがあり、書いてあるスクリプトを読める。

・インターネット上の情報を使えば、初歩的な解析は自分でできる。

・初心者向けの指導ならできる。

・データサイエンスの外部研修を受ければ、内容を理解して成長できる。

 

実際食品会社では、

パソコンを触る事がほとんどできない人も少なからずいます。

その中で、基礎レベルのプログラミングスキルがあるというのは、

社内では相当とびぬけた存在となりえます。

 

基本レベルのRやPythonのプログラミングスキルがあれば、

食品会社であればデータ解析人材として重宝される可能性がある。

ということになります。

 

そして、仕事を任された後は、

実際の業務や外部研修などを通して専門知識とスキルを高めていくことにより、

食品分野のデータサイエンティスト

という、専門性が高く社内外でも貴重な存在になれる可能性があります。

 

以前の記事にも書いた通り、特に研究者は専門性を持つことが大切です。

 

https://researcherinacompany.com/speciality/

 

特に、社内だけでなく社外でも通用する専門性を持たないと、

研究者として生き延びていくのは難しいという側面があります。

 

https://researcherinacompany.com/speciality-3/

 

RやPythonの初歩スキルを持っている人は、

そのスキルをきっかけに様々なプロジェクトに関与することで

社内で唯一無二のポジションを確立できる可能性があります。

まとめ

・食品会社は様々なビッグデータを抱えているが、事業や研究へ上手く使えていない。

・データサイエンティストを求めているが、食品会社へ来てくれる人が少ない。

・「少し解析ができる」というレベルでも、食品会社であれば重宝される。

・外部研修や実務などを通して、レベルを上げていければよい。

・「食品業界のデータサイエンティスト」という貴重な存在になれるかも。

 

学生時代の研究でRやPythonを使ってデータ解析を少しかじっていた方は、

そのスキルを履歴書などに記載するだけで、

採用時に目にとめてもらえるかもしれませんよ!

データサイエンティストこそ、転職市場を見てみて!

私は2023年に研究職→研究職の転職を達成しており、

主にJACリクルートメントを使用しました。

データサイエンティストの求人ならたくさんある

というコメントも、エージェントから実際にもらっていました。

今回の記事を読んで少しでも転職活動に興味がわいた方は、

ぜひ一度覗いてみてください。

 

会員登録、コンサルタントとの面談、求人紹介などはすべて無料です。

転職活動中のサポートもすべて無料です。 

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

 

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



研究職の転勤・異動:研究が上手くいっても上手くいかなくても異動?理由を推察

日本企業で働いていると、

必ず「人事異動のシーズン」があります。

誰が出ていき誰が来るのか、どこへ行ったのか、

自分の上司は変わるのか、その上司はどんな人か、

人事ネタは社員間でも一番盛り上がるネタといっても過言ではありません。

 

もちろん、研究員も対象になる可能性があります。

一般的に

研究職は他の職種と比べて専門性が高く異動が少ない傾向がありますが、

それでも一定数の異動は発生します。詳しくは、以下の記事

https://researcherinacompany.com/research-10/

 

当然、研究部門に不可欠な人材、上長から気に入られている所員は、

いきなり他部署へ異動させられるケースは少ないです。一方で、

「研究が順調なのに、なぜこのタイミングで異動?」

という状況も目にします。

 

今回はこの疑問について、

研究がうまくいっている人orいっていない人

という視点から考えてみます。

そこで今回は、

研究が上手くいっても上手くいかなくても異動?理由を考察

というタイトルで記事を書いていきます。

 

注意:今回の内容は、著者の経験まとめたものであり、他の組織において必ずしも当てはまるものではありません。あくまで一意見としてお読みください。

研究が上手くいっても上手くいかなくても転勤・異動?理由を考察

研究員は複数のテーマを持ち、テーマごとに局面、重要度が違う

研究員はいくつかのテーマを並行して進めていることが多いです。

そして当然、テーマごとにその局面・重要度・位置づけなどは様々です。

 

例えば、以下のような状態です。

テーマ①:製品の目玉となる食品素材すら見つかっていない段階。

テーマ②:食品Aの健康機能性のデータは取れそうだが、製法が決まらない。

テーマ③:食品素材の入手方法は決まったが、機能性の臨床試験が上手くいかない。

テーマ④:会社のブランドコンセプトに合致するような研究データがない。

 

テーマ①はまだ探索段階のため、先を急ぐようなものではありませんが、

テーマ④は、実現しなくてはいけない重要なテーマのように感じます。

 

こんな感じで、一人の研究員が

異なる素材(食品)の、異なる局面の、様々な重要度の研究活動

を進めていることが多いです。

研究が成功して事業開発につながると、事業部へ異動することも

研究テーマが上手く進むと、それを軸にした事業開発が本格的に始まります。

その際、

このテーマに関する研究は終わりにして、事業化に本腰を入れたい

と上層部が判断し、

従事していた研究員が事業化部門に異動となるケースもよくあります。

 

これがいわゆる「研究が上手くいって、事業部へ異動となる」パターンです。

知人のいる大企業では、

このタイプの異動をグループ単位で行っているという話をしていました。

 

研究員の中には、

自分は研究者だから、事業化は得意な人に任せて、裏からサポートしたい

ほかに進めている研究もいい感じだから、そちらに集中したい

と思う方も多いでしょう。

 

しかし、後述するように研究が事業化に結び付く確率はあまり高くありません。

このような機会がもらえた場合には、

一度事業化にかかわる仕事へのチャレンジを勧めたいです。

自分に合わなければ、研究所に戻ってきてまた研究すればよいですし。

 

うまくいかず、数年で終了してしまう研究テーマも多い

ご存じの通り、一般的に研究は失敗の繰り返しであり、

立てた仮説が外れた際に、その研究自体を終了させてしまうことが多いです。

 

特に企業は、営利につながる研究テーマを選択するため、

利益率が下がるようなテーマに微修正して続けるよりも、

テーマそのものをそのまま終了してしまうことが多い印象です。

 

テーマにそれぞれ難易度があるにもかかわらず、

その点をあまり考慮してもらえないまま、

いろんな研究テーマが立ち上がっては消えてを繰り返しています。

 

テーマが上手くいかなかったのは、本人だけのせいではないのですが、

「AさんのテーマBは、うまくいかずに終わった」という点だけが独り歩きし、

あたかもAさんの失敗であったかのように伝わってしまうこともあります。

 

テーマ立ち上げ→中止、が重なってしまった研究員は、

ひどい場合には「成果が全く出せない人」という扱いになり、

研究以外への異動の対象になる可能性が高まってきてしまいます。

 

重要なテーマが終わった研究員は、異動対象になりやすい傾向

重要なテーマが終了したタイミングで、異動の内示を受けた研究員を、

私はこれまでたくさん見てきました。

 

このような形で異動する研究員が多い理由としては、

「その社員の仕事は、重要なテーマ終了で一区切りついた」と上層部に認識された。

区切りがよく、引継ぎ事項が少なく、異動に伴う支障が少ない。

といったものがあげられます。

 

もしこれらの理由が本当だとすると、

異動って結局のところ会社都合なんだな・・

という非常に切ない気持ちになりますね。

 

逆に言うと、様々な研究テーマを運営し、

少しでもいい感じにつながっている研究員は、

あまり異動の内示を受けていない印象があります。

 

まとめ

研究員は複数のテーマを持っており、テーマごとに局面、重要度が違う。

・研究が成功して事業開発につながると、研究員が事業部へ異動することも。

・うまくいかず、数年で終了してしまう研究テーマも多い。

・重要なテーマが終わった研究員は、異動対象になりやすい傾向。

 

異動が少ないといわれている研究員でも、

いろんな事情が絡んだ結果、思わぬ内示を受けることがあります。

テーマが上手く進んで事業化するためというポジティブなものから、

重要なテーマに失敗して研究以外へ異動させるネガティブなものまで

さまざまです。

 

自分で結果を出して異動を勝ち取る(or研究所からの異動を免れる)

という側面もありますが、

研究が上手くいってもうまくいかなくても、

結局のところ会社都合で異動させられます。

 

異動に対してどのように自分のキャリアを合わせていくか、

自分も悩んでいます。 

いつ異動させられるかわからず、常にドキドキしています。

このドキドキを緩和させ、

いざというときに自分の意思で決められる選択肢を増やすために、

仕事で結果を出すこと、自己研鑽、情報収集を進めています。

 

自分の人生を不本意な異動で狂わされないよう、準備しておくといいでしょう。

 

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



【体験談】理系研究者の転職は30代前半が目安?JACリクルートメントなどのエージェントの意見は?

30代前半は、研究者の皆様は転職しやすい年齢かもしれません。

これは、私が2023年に転職を実現させた際の転職活動中に、複数の転職エージェントから共通していただいたアドバイスです。

この意見について、皆様どのように感じましたか?

 

特に、現在30代前半で研究職をされている方にとっては、もはや自分事でしょう。

かくいう私も30代になり、この話題には非常に敏感になってきていました。

 

そこで私は、食品会社研究職である私転職できる可能性と私の市場価値を知りたいと考え、

転職エージェントに登録して話を聞くという活動を始めています。

 

会社内のフィードバックだけでは自分の価値が分からず、客観的な評価を聞きたい。

自分はどういったことを身に着けていけば、市場価値を高められるのか知りたい。

 

この2つについて意見を聞き、必要なところは自分に取り入れることで、研究者として生き延びることを目指しています。

 

その中で、複数の転職エージェントと話をして共通していたのが

研究職の転職希望者は30代前半が多く、企業側もこの年代を想定した求人が目立つ

というコメントでした。

 

自分も30代前半ということもあり、この意見がでることは非常に興味深く、その理由について詳細を聞いてみました。

 

そこで今回は、

研究職は30代前半が転職の目安?

という内容で、転職エージェントの方々の意見についてまとめていきます。

 

注意:

この記事の内容は、

転職エージェントの個人的見解ついて私の視点でまとめたもので、特定の組織や私自身の主張ではありません。

一つの意見として軽い気持ちで読んでいただければと思います。

 

研究職は30代前半が転職の目安?

主に使用している転職エージェント

今回の転職活動では、複数の転職エージェントに登録しており、その中でも、以下の2つを重宝しています。

転職を少しでも考えている方は、今リンクをクリックしてブックマークへ保存しておくと良いでしょう。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

前提:企業の研究職の多くは、修士卒もしくは博士卒

前提条件として、民間企業の研究職はほとんどが修士卒・博士卒で入社した社員です。

修士卒だと入社時が24~25歳程度、博士卒であれば27~28歳程度となります。

 

そして、一般的な大企業の場合、入社直後に研究所に配属されたとしても、

直後の1年程度は、研究所や部署独自の技術・ノウハウ・考え方・専門性を学び習得する期間になってしまうことが多いです。

 

しばらくは先輩の後ろについて仕事を覚えつつ、一部引き継いで実際に試験をしながら多くのことを身に着けていく。

入社後1年程度はそのような期間になってしまうでしょう。

 

普通に過ごしている限り、自分である程度研究・仕事を回せるようになるのは入社2年後くらいからが一つの目安でしょう。

 

30代前半は、目に見える成果が出始めるタイミング

修士・博士時代に一通り研究活動を行ってきたは分かる通り、研究はトライアンドエラーが多く、一定の結果を得るまでに数年かかるようなことも多いです。

それは、企業における研究でも同じです。

 

仮に、入社2年目くらいから自分で研究を遂行できるようになったとして、そこから3年間も研究をしたら、気づいたら5年目、28~32歳くらいになってきます。

 

研究の内容によっては、知的財産の絡みもあってなかなか実績を公開できず、成果を対外的に公開できるのはさらに数年後、ということもあるあるです。

 

研究テーマを複数並行して行っている研究者であっても、めぼしい結果が出始めるのは早くて入社数年後くらいでしょうか。 

そして、その時はもう入社5~7年目くらい、30代前半ですね。

 

30代前半は、職務経歴書に書ける業績が増え、対外的に自分を宣伝しやすい時期

入社後からいくつか研究テーマを遂行し、様々な技術やノウハウを身に着けただけでなく、研究を通して得られた結果もそろってきました。

知的財産、論文、学会発表、開発商品が何かの賞を受賞した、などでしょうか。

30代前半になり、このタイミングで「自分の実績」を示せるようになりました。

 

この自分の実績は、転職活動の際に使う「職務経歴書」に記載することができます。

職務経歴書とは、「自分はこういう経験をしてきて、何ができる人材であるか」を示す書類です。

詳しくは、DODAの以下のサイトを参考にしてください.

研究開発の職務経歴書(DODA)

職務経歴書は、転職活動の書類審査で最初に見られる、非常に大切な書類です。

この書類を充実させることが、転職活動の肝になります(と、転職エージェントに言われています。)

 

裏を返すと、実績が増えてくる30代前半にならないと職務経歴書が埋められず、

自分の能力や成果を転職先へアピールしにくい、というのが現状のようです。

 

30代研究者は即戦力候補であり、専門性や実績が分かる人を求める傾向

巷では、35歳転職限界説をささやいている人がいるようですが、今回の転職エージェントたちの意見を聞く限り、

研究者の場合30代前半にならないと実績がなく、アピール材料が足りないという状況になりがちです。

 

また、企業側も、30代前半の人の場合、即戦力としての採用を目指しています。

 

年を取りすぎていないというのも多少は気にするものの若さが第一ではなく、その人は何ができてどんな結果を出してきたか、というところを重要視しているそうです。

 

このように、若すぎない年齢であり経験と実績がある、という意味でのバランスを考えたとき、

30代前半が一つの目安となるとのことです。

 

以上のような理由から、研究職の転職は30代前半が一つ目安になる傾向があるということを、複数の転職エージェントが話していました。

 

また、これより若いと業績不足で、これより年齢を重ねるとマネージメント能力も重要視されるため、

研究業績ではない部分での勝負が出てくるとのことです。

 

30代前半は、多くの人が係長クラス、早い人では管理職になる人もいるような年齢です。

イチ研究員として成果を出してきたが、まだ部下を持ったり組織を率いた経験はないことも多い。

こんな感じの人が多いイメージでしょうか。

 

もしこの記事を読んだ方の中に30代前半の企業研究職の方がいましたら、自身が即戦力として他の企業に移れるような状況にいるか、一度立ち止まって考えてみると面白いかもしれません。

まとめ

今回の記事のまとめは以下の通りです。

・研究職は修士、博士卒が多く、研究成果が出てくる5年後くらいはもう30代に近い。

・転職につかう「職務経歴書」にかける実績がでてくるのが、どうしても30代前半頃になる。

・企業は、30代前半の研究者は即戦力として採用するため、専門性や実績を求めてくる。

・研究者の場合、若すぎず、なおかつ目に見える実績が分かる年齢が、30代前半になることが多い。

 

研究者の転職の目安が30代前半になる理由は、上記のようなものとのことです。

また、これより若いと業績不足、これより年齢を重ねるとマネージメント能力も重要視される。

ということも教えてもらいました。

 

研究者の転職活動では、職務経歴書にどのような専門性と実績を示せるかが勝負です。

以前、以下の記事でも紹介した通り、研究者は専門性をもってなんぼです。

自分の専門性を高めて業績を積み重ね、自社・他社いろいろなところで通用する研究者になることが、

研究者として生き延びていくために必要なのだろうと私は思います。

 

転職サイト・転職エージェントの登録状況(内定後に追記)

私は今回の転職活動で、以下の転職エージェントや転職サイトに登録し、

それぞれ面談を行ったのち定期的に求人を紹介してもらっていました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

登録者情報は(概略のみになりますが)以下の通りです。

 

・30代半ば、食品企業の研究職。

・大学の研究員を兼務している。

・博士号を持っている。

・その他(経験してきた業務、保有スキル、英語能力、など)

 

研究職の転職に成功しました

この記事を投稿した約1年後、私は、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、転職を検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15

私が使用した転職エージェント・転職サイト

私は、主に以下の2つを併用しました。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

 




【事例紹介】アカデミアから民間企業へ転職した博士研究員

現在私が所属している食品会社では、

研究職・開発職の社員のほぼすべてが、新卒で採用された社員です。

 

ほとんどが修士課程卒業の理系枠で採用された人たちで構成されており、

博士号持ちの社員は非常に少なく、

それも入社後に取得した人がほとんどです。(私もこのパターン)

 

一方で、博士取得後しばらくアカデミアで働いたのち、

研究職として民間企業へ中途入社する方もいらっしゃいます。

 

私が直接かかわった人としては、

民間企業のオファーを受けて転職したポスドクの方や

私の会社に中途入社してきた元助教の方

などがいらっしゃいました。

 

そのような方と話を聞くと、

自分の経験を何とか企業研究に落とし込んで働いているものの

アカデミア在籍時のイメージと実際の企業研究のギャップなど、

いろいろなことに悩みながら働いているようです。

 

今回は、

ポスドクの転職:アカデミアから民間企業へ転職した研究員

について、紹介します。

 

ポスドクから民間へ転職してきた研究員の事例

今回紹介する事例について

今回は、2名の方について紹介します。

詳細に書くと個人情報的に問題があるので、ある程度ぼかした情報になりますが、ご了承ください。

なお紹介する2名は、

博士取得後しばらくポスドクなどをした後に転職してきたという点、しか共通点はなく、

入社時期、研究分野、年齢等も全く異なります。

 

事例1:就職後、全然違う仕事に割り当てられたAさん

Aさん、生命科学系の基礎研究で博士号をとり、

そのまま助教として働いたのちに私の所属会社に転職してきました。

 

転職のきっかけは、

会社が、ある新規プロジェクトの分野に明るい専門家を探しており、

その方がリストアップされオファーをしたことがきっかけだったようです。

 

中途入社直後から、その方は新規プロジェクトサブリーダー的ポジションとして働き始めました。

部下も数人持ち、約1年半研究開発活動をつづけました。

 

しかし2年後、社内政治的な事情によりそのプロジェクトが終了することになりました。

その方は、終了決定後約1年でプロジェクトをクローズさせる仕事を行い、

その後、同じ研究部門内の分野が違う部署へ異動しました。

 

この異動は、特に専門性を考慮されたわけではなく、

新卒採用の社員と同じような扱いとしての異動だったそうです。

 

中途入社時にはその専門性に期待されて入社したにもかかわらず、

わずか数年後にはその話がすべてなくなってしまうという、残念な状況となりました。

 

その方は自身の専門分野で仕事をしたいという気持ちが強かったため、

プロジェクト終了が決まった直後は転職もかなり検討したそうですが、

様々な事情を考慮して異動を受け入れたそうです。

 

異動先の仕事も楽しんでやれているとは言っていますが、

「いったい自分には何が期待されているかよくわからないんだよね…」

と、不安や不満に感じていることがまだあるようです。

 

また、

・専門性で採用されたのに、結局会社事情で異動させられてしまうこと。

・こんなに短期間で結果を求められると、本質的で質の高い研究はできない。

・このような異動が行われている限り、社内で専門性の高い貴重な研究者は育たない。

 

ということを非常に懸念しているようでした。

いつか異動させられるかと思うと、今の仕事に本気になれないときがあるようで、

今もジレンマを感じながら、仕事をしていらっしゃるようです。

 

事例2:アカデミアで培ったスキルを存分に活かしているBさん

最初の方は、アカデミア時代に身に着けたスキルを比較的活かせているタイプです。

Bさんは、バイオインフォマティクス系のラボで博士をとり、

その後ラボへ移ってポスドクとして働いていました。

 

バイオインフォマティクスという分野は、

食品をはじめ様々なメーカーや企業で専門家が不足している分野です。

その方のラボは、企業の間でも比較的有名だったようで、

企業からの共同研究の申し込みが絶えないような研究室だったそうです。

 

そのため、その方も企業との研究に慣れているだけでなく、

いろいろな企業の考え方や進め方に触れることができていたようです。

こういう経験ができたのは転職活動でも役に立ったということを、

後々この方はおっしゃっていました。

 

さて、この方は、バイオインフォマティクスの専門家として転職活動を行い、

ある食品会社に転職しました。

 

面接の際に、

バイオインフォマティクスやデータサイエンスの仕事を任せる

とはっきり言われるなど、ほぼ専門職として採用されたようです。

採用後は研究部門に配属され、データサイエンスの仕事を中心に行っています。

 

この方のケースでは、

人材が不足している分野の専門家という長所を利点を存分に活かし、

専門性の高いポジションへ転職できました

 

もし、自分の専門性が企業にとって希少価値の高いものであれば、

その専門性を武器に民間企業への転職を実現できるかもしれません。

 

しかし、この方は入社後にいくつかジレンマを感じているようで、

・データサイエンスの過程に興味がなく、解析結果ではなく結論を急かしてくる人が多い。

・インフォマティシャンは何でもできると思っている人が多い。

と嘆いていました。

 

まとめ

・バイオインフォマティクスなど、企業にとって希少価値の高い分野の専門家は、

その専門性を活かした民間企業への転職が実現しやすいかもしれない。

・採用時にはその人の専門性に期待していても、その後のプロジェクト終了などによって

専門以外の仕事に割り当てられてしまうこともあり得る。

・一度企業に入ってしまうと、新卒採用の人と同じ扱いや人事異動を受けてしまうこともある。

 

アカデミアを生き抜いて身に着けてきた専門性など能力が、

民間企業のニーズと合致すれば転職においてとても有利ですが

そのニーズがずっと続くとは限りません。

 

もし企業研究員として活きていくのであれば

専門性という武器を持ちつつも、プロジェクト終了などの会社に意向に従う必要があります。

 

企業のロジックで働くことは、アカデミアのお仕事とはまた違うことが多いようです。

 

大学院卒の強みを生かした転職に特化した

アカリクキャリア」というサービスがあります。

興味がある方はぜひのぞいてみてください。

会員登録は無料ですので、登録しておくだけでも良いと思います。

アカリクキャリア

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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研究職の転勤・人事異動:研究所から異動した人の職種と、研究し続けたい人がすべきこと。

研究所から異動したくない!転勤したくない!

そのように考えている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

 

日本の多くの企業では、

4月に合わせて組織改革や人事異動を実施しています。

私が所属する会社でも、今回の人事異動が少しずつ明らかになってきています。

 

誰が出ていき誰が来るのか、どこへ行ったのか、

自分の上司は変わるのか、その上司はどんな人か、

人事ネタは社員間でも一番盛り上がるネタといっても過言ではありません。

 

私と一緒に働いている研究職からも、

今回のタイミングで数人が異動となります。

研究所の同じ部署で一緒に働いていた上司・先輩・後輩ですが、

転勤先、異動先の職種はそれぞれ違います。

 

一度研究に従事した社員がどういった先へ異動していくのか、

研究職を志望する学生の方は、

研究職のキャリア形成を考えたときに気になるでしょうし、

研究職で働いている方は他社の事情について興味があるかと思います。

 

そこで今回は、主に私が所属している会社の事例を中心に

研究所で働いた人の転勤・異動先について書いていきます。

 

当社のケースが他社と比べて特殊なのか、一般的なのかは分かりませんが、

皆さんの参考になれば幸いです。

前回記事を見ていない方は、こちらをご覧ください。

研究職の人事異動:研究職の異動先や、研究所へ異動してくる人の所属元をまとめました。

https://researcherinacompany.com/research-9/

研究所から転勤・異動した人の職種・業務

研究内容が活かせる職種:商品開発、工場、技術営業、知的財産

研究内容が会社に基幹事業にかかわっている場合、

社内には関連部署が数多く存在しています。

 

研究対象のものを使用した商品開発部門、

製品を作る工場、

製品の技術サポートを担当する営業、

研究成果や製品にかかわる知的財産を管理する部門

などでしょうか。

 

このような部署であれば、

研究で身に着けたスキルや知識が活かして

異動先でも頑張ってほしいという、

前向きな異動が含まれることも多いでしょう。

これまでの研究内容と関係がない職種:生産管理、営業、など

一方で、

研究内容とは全く関係ない部署へ異動する人もいらっしゃいます。

研究所所属が短い若手は、

「研究以外で頑張ってほしい」というニュアンスで異動していくことがあります。

単純に他の部門で人手が足りていない場合、

その補充を目的に若手が異動させられるシーンも見てきました。

この時、

若手であってもすでに実績があったり将来性や抜群な場合、異動対象になりにくい傾向がある気がします。

 

また、研究所所属がとても長い方が異動する場合もあります。

この場合、前向きな異動はあまり多くない印象です。

 

出世争いから脱落し、関連部署や関連会社へ出向となったり、

研究はもう若手に譲り、管理職が少ない部署のサポートに入ってほしかったりなど、

研究からの離脱をほのめかされている異動が散見される印象です。

 

このように、研究所からの異動といっても、

その時の立場や異動先などによって、

そのメッセージはかなり違ってきます。

所属部署が閉鎖される場合、無関係な部署へ異動する人が多発する。

私が所属する会社では、数年前に研究所の組織改革を行った際に、

研究と無関係な部署へ異動する人が多発しました。

 

研究部署の閉鎖は、

その部署の研究は今後会社に必要ないということを意味します。

そして、その分野でキャリアを積んできた研究職の社員は、その仕事に従事する権利を取り上げられてしまいます。

残された道は、

社内の別部署へ異動して活躍することか、

転職することの大きく2つに絞られます。

 

日本の会社は簡単に社員を解雇できませんので、

閉鎖する部署に所属していた社員の多くは、別部署への異動を言い渡されます。

研究所内の他部署も異動先の候補となりますが、

受け入れられる人数には限界があります。

その結果、その受け入れ人数からはみ出てしまった人は、、研究とは関係ない社内の別部署への異動となります。

当然、研究してきた内容が活かされにくい部署の可能性が高いです。

 

研究業績や会社への貢献が十分で今後も研究分野での活躍が見込める人や、

社内の付き合いがうまく無下な扱いを受けにくい人などは、

引き続き研究所へ残れる可能性が高いです。

 

一方、上記に当てはまらない人は、研究所以外への異動の可能性が高く、

その異動先はこれまでの経験が活きないような部署になるでしょう。

 

研究部署の閉鎖は、会社の事情で事前通告なしに決まることも多く、

かなり注意深くアンテナを張っていないと

一般社員ではなかなか気づけないです。

 

研究に関わり続けたい人にできること

このような外的要因にも対応できるよう、

危機感を感じた人は日頃から以下の取り組みを考えてみてください。

・仕事でしっかり結果を出し続ける。

・仕事をしつつ、業務以外のことも勉強して研究者としての研鑽を怠らない。

(私は、プログラミング、統計解析、本ブログ運営などに取り組んでいます。)

・転職エージェント、転職サイトなどに登録し、外に出られる準備をしておく。

(私は、JACリクルートメントに登録しています。)

また、また、大学院卒の就活・転職に特化した

アカリクキャリアというサービスもあります。

 

他の会社の状況が気になった人は、

一度転職エージェントへ相談することをお勧めします。

私が使用した転職エージェントは主に以下の2つです、

転職を考えている方は、

以下のリンクをクリックしてブックマークへ登録し、

できるだけ早く転職エージェントとの面談を設定してみましょう。

話を聞くだけでも、新しい発見があるはずです!

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

まとめ

・研究所から異動した人は、研究してきた内容に関係する業務に就ける人もいるが、全く関係ない部署へ異動させられることもよくある

・所属する研究部署が閉鎖される場合、無関係な部署へ異動する人が多発する。

・研究関係の仕事を続けたい人は、結果を出し続けることに加えて、自己研鑽や転職情報収集など、万が一に備えた対策も大切。

 

私もいつ異動させられるかわからず、常にドキドキしています。

このドキドキを緩和させ、

いざというときに自分の意思で決められる選択肢を増やすために、

仕事で結果を出すこと、自己研鑽、情報収集を進めています。

 

自分の人生を不本意な異動で狂わされないよう、準備しておくといいでしょう。

 

研究職も転職できる

著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/



【年収とエリアはよく考えて!】研究職の転職活動での転職エージェントからアドバイス

2022年1月より、

食品会社研究員の私の市場価値を知り、案件次第では転職を視野に入れることも考え、

転職エージェントに登録して話を聞くという活動を始めています。

 

会社内のフィードバックだけでは自分の価値が分からず、客観的な評価を聞きたい。

自分はどういったことを身に着けていけば市場価値を高められるのか。

 

この2つについて意見を聞き、必要なところは自分に取り入れることで、

研究者として生き延びることを目指しています。

 

最近JACリクルートメントの担当者と電話面談を行い、

求人が出ている企業の地域と年収に関してアドバイスをもらう機会がありました。

 

これまで、研究職の年収について企業の地域との関係を考えたことがなく、

新しい考え方を知ることができたので今回まとめることにしました。

 

今回の記事では、

研究職の転職活動:年収と地域について転職エージェントからアドバイス

というタイトルで記事を書いて聞きます。

 

今回面談したJACリクルートメントについては、こちらをご覧ください。

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

研究職求人の、地域と年収

ここからは、面談した転職エージェント個人の意見が多く含まれますので、ご了承ください。

年収に関する地域と年収の傾向は、通常の求人と同じで、

首都圏では年収が高く、地方へ行くほど年収が下がる傾向があるそうです。

首都圏 → 関西・中京圏 → その他地方 といった順番で

年収はどうしても下がってしまうそうです。

 

転職エージェントに、以下の条件でおよその目安を紹介してもらいました。

(条件)

・研究開発職、30代

・管理職手前での採用、マネジメント経験をあまり問わない求人

・業界は問わない(製薬、化学、食品、化粧品など、あらゆる業界を含む)

 

上記の条件でおよその目安を聞いてみると、以下のような感じとのことでした。

(下記はエージェント個人の意見です、詳細は各求人情報をご確認ください。)

〇首都圏:年収500-1000万円程度

〇関西・中京圏:年収450-850万円程度

〇その他地方(主に福岡、札幌、仙台):年収400-750万円程度

 

研究職においても、首都圏に行くほど年収が高く、地方に行くほど下がっていく傾向があるようです。

 

年収の決まり方は、企業ごとにいろいろな事例がある。

ただし、上記は全体の傾向を示しているにすぎず、

企業を個別にみていくと様々なパターンが見受けられます。

 

例えば、以下のようなケースもあります。

①本社が東京、研究所が地方、研究員は総合職採用

他の総合職と給与体系が同じで、年収が高水準。

 

②本社は地方だが、研究所が神奈川・千葉・埼玉などの首都圏

本社の拠点の年収水準に加えて、首都圏勤務者には地域手当で対応する。

 

このように、企業ごとに給与体系は様々であり、

全体の傾向と一致しない企業も数多く存在すると思われます。

 

また、企業の給与にかかわる内容は実際に入社しないとわからないことがほとんどです。

このような細かい点は、事前にエージェントや内部の方にヒヤリングすることでしか情報を得られないのかもしれません。

 

まとめ

・研究職においても、年収と地域ではある程度相関がありそう。

・首都圏ほど年収が高く、地域に行くほど下がっていく傾向がある。

・企業個別にみていくと、様々な事例がある。ただ、入社しないとわからないことがほとんど。

 

研究職として年収の高い企業で働きたいのであば、

勤務地域にこだわらないのであれば、首都圏勤務を狙うのが良いかと思います。

 

ただし、企業の個別事情は入社しないとわからないということは、

再度ご説明しておきます。

研究職も転職できる

著者はこの記事を投稿した約1年後

研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

https://researcherinacompany.com/recruit-15/

 




【研究職がビズリーチで転職活動】スカウトは来るのか?

2022年1月より、

食品会社研究員の私の市場価値を知り、案件次第では転職を視野に入れることも考え、

転職エージェントに登録して話を聞くという活動を始めています。

 

会社内のフィードバックだけでは自分の価値が分からず、客観的な評価を聞きたい。

自分はどういったことを身に着けていけば市場価値を高められるのか。

 

この2つについて意見を聞き、必要なところは自分に取り入れることで、

研究者として生き延びることを目指しています。

今回の記事では、

最近実施した、ビズリーチのスカウト機能を利用した取り組みについて、

記事を書いて聞きます。

 

ビズリーチは、

登録するだけでスカウトが届く、すごいハイクラスな案件が届く

と宣伝されていますが、

実際それは本当なのか、研究者の場合でも同じようなことが言えるのか、

今回の取り組みを通して分かったことについてまとめていきます。

 

以前の記事をご覧になっていない方は、ぜひこちらをご覧ください。

研究員の転職活動:JACリクルートメントと面談、求人公開時期に傾向がある?(2022年2月)

食品会社研究員として、転職エージェントに登録してみた。(2022年1月)

研究職の転職活動:ビズリーチスカウト機能の活用例

今回の面談:ビズリーチを介した問い合わせから

今回の面談は、ビズリーチを介して届いた企業と行いました。

まず、ビズリーチについて、簡単に紹介します。

 

ビズリーチは、いわゆる「ハイクラス向けの転職サイト」です。

サイトに基本情報や自分の経歴・経験・スキルを記載・登録するだけで、

その希望にマッチするスカウト案件が届く仕組みで運営されています。

ホームページを見ると、

8割近くの方がこのスカウト機能を使って転職を実現しているそうです。

 

また、求人の多くはハイクラス・高年収であり、

求人の質の高さをうかがわせます。

また、ハイクラスを売りにしているといいつつも、

業界特化型ではなく様々な業界の求人が掲載されています。

登録して求人一覧を見るだけでも楽しめるのではと感じています。

 

食品会社研究員として登録して、スカウト案件は来るのか?

さて、

食品会社の研究員としてビズリーチに実際に登録するとスカウト案件は実際に来るのでしょうか。

 

これまで転職活動を続けてきた中で、

研究職そのものの求人は少なく、その質も玉石混交であるという話を聞いており、

研究者が登録するだけでそんなにいいスカウトが来るのかと心配していました。

しかし、いざ登録してみると、

翌日までに10件以上のスカウトが様々な業界から届きました。

その後も、毎日数件ずつ(重複含む)スカウトが増えていっています。

 

求人内容については、確かにすべてが自分の希望や経験と合致しているわけではありません。

しかし、意外な業界から自分の経験に興味を持ったスカウトが届くこともあり、

自分の経験が他業界でも活かせる可能性に気付けるなど、

視野を広げるきっかけを得ることができました。

 

ビズリーチのスカウト機能は、いろいろな会社を知る機会を与えてくれる。

今回は、ビズリーチを介して私に直接スカウトが届き、

ある有名企業の人事担当者と面談しました。

 

社名を聞いたとき、その会社は食品事業を持っておらず、

事業領域的に食品研究者の私は合わないのでは?と感じました。

 

しかし、転職希望条件に合っていなくてもかまわないとのことだったので、

1時間程度のweb面談をセットしてもらいました。

このように、求職者の条件と合致していなくても、面談を設定してもらえる可能性があります。

相手からの連絡をきっかけにいろんな会社や案件を知ることができるのは

スカウト制度があるビズリーチの強みかなと感じています。

 

実際に面談:話を聞いてみないと知らないことは多い。

実際に面談を行い、なぜ私に連絡がきたかを伺ったところ、

その会社の新事業立ち上げにおいて、食品や健康に触れてきた研究者が必要

というのが主な理由でした。

 

会社そのものは誰もが知る有名企業ですが、

食品・健康にかかわる事業についてはホームページに載っておらず、

まだ、立ち上げ段階の新しい事業に関する人材を募集しているそうです。

 

話を聞いていく中で、

同社の業界では食品・健康に関わる会社が後を絶たないという背景があり

同業界では食品・健康に専門性がある研究者の引き抜きが始まる可能性があると、

教えていただきました。

 

普段自分の仕事に手いっぱいで、他業界の動きなどにアンテナを張れていないことが多いですが、

この業界の動向を引き続き追うことで、

自分の専門性と合致する企業がこの業界から現れる可能性があることを

知ることができました。

 

このように、

相手からのアプローチをきっかけに自分の知らない情報を得られるだけでも、

転職サイトエージェントに登録するメリットがあると感じています。

 

残念ながら、諸々の条件が合わず今回応募は見送らせていただくことになりましたが、

自分のキャリア形成のヒントになる情報を得られる

有意義な時間になりました。

 

もし転職希望が現在ない方でも、

他業界の動きやそれに伴う求人の実情を知るという目的だけでも、

転職サイトやエージェントに登録することをお勧めします。

ビズリーチはこちら

 

まとめ

・ビズリーチは、登録するだけでスカウトが多数届く。

・届いたスカウトを基に転職エージェントや企業の人事担当者と面談を設定することが可能。

・スカウトをきっかけに、新しい情報に触れることができ、転職活動やキャリア形成に役立つ。

 

今回、実際に面談することで新しい情報に触れることができ、

自分の視野を広げるきっかけを得ることができました。

 

様々な会社と面談して自分のキャリア形成に活かすという意味でも、

ビズリーチへ登録しておくことをお勧めします。

ビズリーチはこちら

転職サイト・転職エージェントの登録状況

自分の市場価値を知りたいという目的のため、

あまり多くのエージェントには登録していません。

現在は3つの転職エージェントと1つの転職サイトに登録し、それぞれ面談を行ったのち定期的に求人を紹介してもらっています。

登録先は、

JACリクルートメント

リクルートエージェント

ビズリーチ、です。

また、大学院卒の強みを生かした転職に特化した

アカリクキャリアというサービスもあります。

 

登録者情報は(概略のみになりますが)以下の通りです。

 

・30代半ば、食品企業の研究職。

・大学の研究員を兼務している。

・博士号を持っている。

・その他(経験してきた業務、保有スキル、英語能力、など)

 

転職エージェント情報はこちら

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)