研究職はつぶしがきかない?長く生き延びるためにできることは?

研究職の仕事

研究職はつぶしが効かない」というコメントをネットなどで見かけます。

 

おそらく、営業職などと比べて研究職を設置している会社が多くないこと、

研究は専門性が高くその能力が他の会社などで活かせない可能性があること

などが理由かと推測されます。

 

確かに、自分の周囲を見ていると「つぶしが効きにくいタイプの人」は一定数いるように感じます。

 

一方で、「この人は研究職として長く生きられそうだな、他社でも活躍しそうだな

という人も確かにいます。

 

この2つのタイプの違いを自分なりに考え、「活躍できる幅が広い研究者」を目指すことの大切さを感じるようになりました。

 

今回は、「研究職はつぶしがきかない?長く生き延びるためにできることは?」について書いていきます。

 

研究職につきたいがその汎用性を心配している人は、ぜひ読んでみてください。

研究職はつぶしがきかない?長く生き延びるためにできることは?

危機感がない人ほど、つぶしが効かない立場になりやすい。

研究職はつぶしがきかないのか?という質問へは、

危機感を持たずに過ごし続けると、つぶしが効かない立場になりやすい。

とお答えします。

 

営業職や開発職などと違い、

研究職は、基本的に専門性の高い業務にあたることが多いです。

 

会社や部署の方針に合わせてテーマ・分野ごとに人員が割り当てられ、

特定の専門分野を極めて仕事をこなすように期待されます。

 

企業の研究職は、会社や部署から割り当てられた業務を遂行することを通して、

関連する分野の専門性を高めていきます。

 

研究所にはそのような仕事をする社員が多く所属しており、

特定の領域について専門性の高い人材が育ちやすい土壌になっています。

 

専門性に汎用性がないと、活躍の分野が限られてしまうかも。

上記の通り、

企業の研究職は会社で与えられた業務をこなしていれば、

自然とその分野の専門性を高めることができます。

 

しかし、その専門性は他部署や社外でも通じる汎用性の高いものとは限りません。

 

会社は、イチ社員に対して「与えたテーマについて専門性を高め、しっかりこなしてほしい。」と思っていますが、

10年先のことを考えてその仕事を与えているわけではありません。

 

与えられた仕事を極めることが今後その社員のキャリアの保証につながるかは、

仕事の内容に大きく依存することになり、「運」に近い側面があります。

 

ある日突然その分野の受注がなくなり、仕事がなくなってしまったら…

10年近く同じ研究をしてきた人が、ある日突然別の研究で即戦力として活躍できるか…

「自信がないな…」と思う人は、

つぶしが効かない立場になりかけているかもしれません。

 

長く生き延びるための方法案

では、幅広く長く活躍できる研究者になるためには、どうすればいいのか。

日々私も考えながら仕事に取り組んでいます。

 

まだまだ十分な努力はできていませんが、

私が日々心掛けていることについて紹介します。

自分の専門性について、他社・他分野でも活かせるレベルまで極める。

専門性といいつつも、自社の中など小さい世界でしか使えないものは、価値が大きく下がります。

科学技術は日々進歩しており、それについていくことも専門を極めるには不可欠です。

 

特許、論文、その他最新情報に常に触れ続け、

場合によっては自分の専門に関連する技術の取得を行らないことが求められます。

 

この努力は、専門性を極めるだけでなく、他部署や社外でも使えるものにアップグレードすることにもつながります。

 

極める分野が決まっている人は、それに関連する最新情報に常にアンテナを張り、

日々ブラッシュアップしておくことが求められます。

 

得意とする分野を増やし、社内・社外での自分の価値を高める。

もう一つは、得意分野を増やしていくというものです。

100人に1人がもつスキルが2つあれば、100×100 = 10000人に1人の価値になる。」

という先人の言葉にあたります。

 

会社の業務を通して得られる専門性に加えて、

親和性がありそうな分野を自ら勉強・開拓・(場合によっては業務に取り入れる)することで、

10000人中の1人になることを目指します。

 

これにより、自分の得意分野が広がりつぶしが効きやすくなるだけでなく、

2つの領域が重なる領域では自分の能力を存分に発揮でき

自分にしかできない仕事を行い質の高い結果に結び付けることができます。

 

例えば、私の同僚では以下のような取り組みをしている人がいます。

①食品のおいしさにかかわる栄養成分の分析が主な業務だったが、

預かるサンプルを実際に食べてその評価と分析結果の整合性を常にまとめていた。

このまとめレポートがある日おいしさ評価部署の目に留まり、

試食と分析を両方できる社員として重宝されている。

 

②CRO出身で、入社後も食品関連の臨床試験を担当していたが、

自分でバイオインフォマティクスを履修したことで、

「臨床試験とバイオインフォマティクスの両方ができ、かつ食品会社の目線を持った研究員」

という立場を確立した。

 

私もこのことは常に意識し、自分にしかできない仕事ができるような人材を目指しています。

 

研究職は入社後も勉強が必要です。詳しくは以下で解説しています。

関連記事:研究職の専門性は、自分の価値を高めてくれる

まとめ

・研究職は、会社の業務をこなしているだけでは、つぶしが効きにくくなる可能性がある。

・研究職の業務は専門性が高いことが多い。専門性に汎用性がないと、活躍の分野が限られる可能性がある。

・専門性の質を極める、応用範囲を広げる、他の分野を新たに学んで守備範囲拡大と重複領域で自分にしかできない仕事を見つけるなど、自分の価値を高める努力をすることで、長く生き延びられる研究者になれる。

 

研究職は小さい世界にとどまっていると活躍の場が限られる可能性があります。

専門性を極めるにしろ、他領域とのシナジーを目指すにせよ、その世界を見て自分を高め続けることが求められるのが、研究職というものなのでしょう。

 

自分のキャリアが、ほかの環境でも通用するつぶしが効くキャリアなのか、

理系・研究職のキャリア支援を得意とする専門家に聞いてみるのも一つの手だと思います。

 

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研究職の働き方、心がけに関する記事はこちら

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