研究職の皆様、この質問の答えが「はい」なら転職活動しよう

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この会社でこのまま研究を続けていいのか?

この研究テーマを続けて、自分のキャリアにプラスになるのか?

企業の研究職の皆様、一度はこのようなことを考えたことはありませんか?

私はめっちゃあります!

 

2023年は、日本全体で転職市場が活況になっているそうです

実際、私の知人も研究職で転職を実現していますし、

私も研究職から研究職への転職を実現しました。

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これまで、研究職は転職は厳しい、と言われてきましたが、

近年はその傾向はなくなってきているようです。

 

冒頭で研究職の悩みの一部を代弁しましたが、

具体的に何に対してもやもやしているのか

なぜ今の会社で研究を続けるのが不安なのか

はっきりとわからない方も多いのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、私自身の経験をもとにモヤモヤを少し具体化し、

読者の皆様自身の状況と照らし合わせて考えていただければと思っています。

 

今回は、

研究職の皆様:この質問の答えが「はい」なら、転職を考えましょう

というタイトルで、私の意見を書いていきます。

 

以下の質問に一つでも「はい」と答えた方、今が転職を考えるタイミングかもしれません。

 

【おことわり】

この記事のタイトル及び内容は、

リベラルアーツ大学両学長のyoutube動画、

【8つの質問】この質問に対する答えが「はい」なら転職を考えるべし!【自分を無駄にするな】

を参考に(というかこの骨格をいただいて)作成しました。

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目次

研究職の皆様:この質問の答えが「はい」なら、転職を考えましょう

今の研究・仕事の進む先が「全く」見えない

企業での研究の多くは、会社が設定したテーマに沿って進めます。

会社の事業内容や方針に合うテーマが設定されますし、

研究が花開いた際の事業性や実用性なども、ある程度事前に見込まれていることが多いです。

すなわち、会社が方向性を立てた中で研究をしており、

「研究が事業や出口を想定していない」ということは通常はほとんど起きません。

 

しかし残念ながら、この見積もりが甘い研究テーマが走っていることも非常に多いです。

具体的には、研究の課題設定が不明瞭、研究の出口が全く決まっていない、などの状態です。

このようなテーマの場合、いくら続けても会社に貢献できる日はやってきません。

 

もし自分の担当テーマについて課題設定や出口が全く決まっていなかったり、

自分でも出口のイメージが全くできなかったりという状況であれば、

テーマの変更などを一度検討してみましょう。

 

変更が認められない、あるいは軌道修正の見込みがないなどの場合は、

会社に貢献できる研究を実施できる環境へ移ることをお勧めします。

 

環境を変える方法の一つとして、他社研究部門への転職を検討してもよいと思います。

自分の強みが活きる研究・仕事が、社内に「全く」ない

研究という仕事は元来高い専門性が要求されることが多く、

本人の専門性や能力と仕事内容がマッチしているかどうかが、

本人の意欲や仕事の成果に大きく関わってきます。

 

会社に一定以上の人数の研究員がいる場合、

一人一人の得意分野や専門性はバラバラであることが多いです。

会社側はそのことをある程度理解したうえで、

会社側が設定した研究テーマに適した人材を割り当てることで、成果を最大化していきます。

 

全員が納得できる割り当てにすることは不可能ですが、

それでもある程度適切に割り当てようと会社側は努力しているはずです。

 

一方で、皆様がイチ研究員として会社の研究テーマを見たときに、

この会社の中では、自分の強みが全く活きないんじゃないか?

と感じた経験はないでしょうか。

感じた経験がある人、だいたいその直感は当たっています

 

先ほどもお話しした通り、研究は専門性が高いことが多いです。

そして、自身の専門性と研究テーマが全く重なっていないという状況も、企業の研究においては頻繁に起こります。

しかし、通常ある程度大きい会社であれば研究テーマは複数走っており、

その中で最も親和性のありそうな人を割り当てることで、このミスマッチを少なくしています。

しかし、「全くリンクしない人」というのが、どうしても一定数出てしまいます。

 

もし皆様がこのような状況になってしまったら、

まずは新しい領域にチャレンジしてみて、与えられたテーマに対して面白さややりがいを感じられるかを確認してみましょう。

 

それでも自分の中で納得感が得られない場合は、

自分の強みが活かされる可能性を求めて、他社へ移ることを考えてみてもよいかもしれません。

研究部門に対してトライアンドエラーを認めない雰囲気がある

研究という仕事が、他の業務と決定的に違う特徴の一つに、

トライアンドエラーを繰り返す必要がある」というものがあります。

 

本来研究には、これまでになかった新しいものを見つける・生み出すという使命があります。

そして、この使命を達成するための過程では、トライアンドエラーは不可欠です。

企業の研究においても同じで、新しい技術・モノ・サービスを形にする過程では、多くの研究員の様々な形のトライアンドエラーが行われています。

 

一方で、研究以外の多くの業務では、「ミスや失敗は許されない」という前提のもと業務が展開されています。

欠品、商品の不良、原材料不足などは、会社に大きな損害を与えますからね。

このように、研究以外の業務に携わる人は「トライアンドエラー」という概念に慣れていません

これは、研究以外の業務の人が悪いわけではないということは、改めて補足しておきます。

 

問題となるのは、

研究部門に対しても、トライアンドエラーや失敗を許さない雰囲気

が蔓延している場合です。

 

研究の生命線である「トライアンドエラー」が認められないとなると、研究はすべて成功しなくてはいけないという考えが支配し始めます。

すると、研究員は何かを試すことに非常に精神的な負担を感じるようになり、

次第に何かを試すことを躊躇するようになっていきます。

その結果、単純に試行錯誤の回数が減ってしまい、いっそう成果がなかなか出ないという状況に陥っていきます。

 

「トライアンドエラーを認めない雰囲気」の中で研究を強いられるというのは、

研究員にとって苦痛以外の何物でもありません。

このような環境では、はっきり言ってコンスタントに成果を出すことは困難です。

 

このような雰囲気が蔓延している会社・部署にいらっしゃる研究職の方は、

転職によって成果が出やすい環境を手に入れられるかもしれません。

他部署から「研究所はお荷物・金食い虫」と「本気で」思われている

先ほどの話と重複しますが、

研究は「トライアンドエラーの繰り返し」であり、その過程では時間や費用が多く投資されています。

もちろん、研究員はそのことを正しく認識して研究活動に励むべきであり、

投資を受けている以上会社の利益や発展につながる研究成果を追い求める必要があるでしょう。

 

また、このような状況を冗談半分で「研究所はお荷物・金食い虫」と表現することもあります。

確かに、研究を起点に巨大な事業が生まれる確率は低いですし、仮に生まれたとしても研究開始から何年も経っていてたくさん投資がなされた後であることが多いです。

ヒト・モノ・カネがそれなりに投資されている以上、そのように例えられても仕方ない部分はあります

 

問題なのは、「お荷物・金食い虫」と「本気で思っている人」が社内にたくさんいる場合です。

このような人たちは、

研究なんてカネばっか使ってカネにならないんだから、やめてしまえ」と本気で思っていることが多いです。

この主張が正しいかどうかは、正直会社によって異なるでしょう。

 

一方で、この状況をイチ研究員目線で見てみましょう。

研究員がそこで研究を続けるべきかに関しては、先ほどの主張の正しさはあまり関係ありません。

果たして、研究員を「金食い虫」と考える人が多い会社で働いて、明るい未来が待っていることを想像できるでしょうか?

 

おそらく、仮に研究を起点に巨大な事業を立ち上げることができたとしても、

この人たちはその事実を認めてくれることはありません。

事業や売り上げを立てても、研究に対して冷たい目線を当て続けます。

 

結局のところ、研究に対して冷たい環境で研究を続けても、仮に成果を上げても、研究員自身の立場や待遇に良い影響は生まれません。

そして、このような環境で研究員は働き続ける必要はありません。

 

研究員に対してもしっかりリスペクトが払われ、正しい認識のもと研究活動を続けることができる企業は、世の中にたくさんあります。

 

もしこのブロックの質問に「はい」と答えた方は、

転職エージェントなどを利用して別の会社の情報を集めてみることをお勧めします。

今の仕事が「全く」楽しくない

私は、この質問に当てはまる人は、全員一度転職活動をした方が良いと思っています。

特に研究において、「全く」楽しくないという状況では、

その研究から良い成果が出る確率が下がってしまいますし、

本人の精神的な負担がどんどん重なっていってしまいます。

 

もし今の仕事が「全く」楽しくないのであれば、

研究テーマを変えることや、社内異動で他の部署へ移ることを申請してみてください。

そして、もしそれらの希望が通らないのであれば、

他社へ移ることを考えても良いタイミングだと思います。

 

世の中には研究に限らずさまざまな仕事の方がたくさんあります。

そしてその中には、ご自身のこれまでの研究で培ったスキルや考え方が活かされる職種もたくさんあるはずです。

 

転職エージェントには、現在の仕事が好きになれていないという状況だけでなく

ご自身が持っているスキルやノウハウを丁寧に棚卸してもらい、

それに合致する求人を一度紹介してもらうとよいと思います。

一つでも当てはまった皆様、転職活動をしてみませんか?

皆様、いかがだったでしょうか。

もし一つも当てはまらなかったのであれば、

今の会社で引き続き研究を続けていけばよいと思います。

 

一方で、一つでも当てはまった人は、その一つの不安・不満が取り返しがつかなくなる前に、

一度社外の状況を知ってみるのもよいかと思います。

すなわち、転職活動をしてみてはいかがでしょうか、ということです。

他社の状況を知って、現在の会社と状況を比較し、

より望ましい環境が得られそうかを知っておくだけでも、安心感が大きく高まるはずです。

 

リベラルアーツ大学の両学長がおっしゃっているように

「転職にはリスクがあるが、転職活動はノーリスク」です。

転職エージェントと情報交換することにリスクはありません。

 

以下に、今回の私の転職で使用した

お勧め転職エージェントのリンクを張っておきます。

この記事を読んでみて転職活動を検討してみようと考えた方は、

一度以下のリンクからエージェントとの面談を設定し、

一度話を聞いてみてください。

新しい発見があるはずです!

 

JACリクルートメント 

高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

 

本ブログの著者は、研究職から研究職の転職に成功しました

本ブログの著者は2023年に、

研究職→研究職の転職を実現しました。

 

今回の記事を読んで、転職を検討してもよいなと感じた方は、

私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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この記事を書いた人

食品メーカー研究職。
修士卒→食品メーカー(この間、社会人博士取得)→2023年に研究職で転職。
専門は質量分析・オミクスを使った研究/発言は個人的見解です
Twitter:https://twitter.com/NzXyZQDOCMpLgz5

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