著者は2023年、研究職から研究職への転職活動に成功しました。
書類提出や面接などの本格的な活動は、
約半年という短期間で終わらせることができました。
ただ、転職活動自体はもっと以前から進めており、
転職エージェントなどからの情報収集など、
「準備」に相当するものは約2年前から断続的に続けていました。
2年前からの準備は断続的かつ小さな負担しかないものでしたが、
結果的にこのおかげで、
いざ本格的に転職活動をすると決めた直後から、素早く動くことができました。
現在は転職を希望していない皆様でも、
早い段階から転職エージェントへコンタクトを取り、
転職エージェントをどんどん使い倒して、情報収集をすることをお勧めします。
この記事では、
「研究職は転職エージェントをもっと使い倒すべき理由」
私の経験をもとにまとめました。
研究職は転職エージェントをもっと使い倒すべき理由
自分の市場価値や転職できる可能性を何となく知り、客観視できる。
これは一つの会社にいるだけでは気づくことは困難です。
どうしてもその会社の中の評価軸が頭の中にしみついていますからね…
(一概に悪いという意味ではないですよ。)
とはいっても、自分が今の会社以外で働ける可能性があるのか、知っておきたい人も多いでしょう。
そのように考えている人は、現在転職希望がなくても、
求人情報を確認しておくほうが安心です。
求人情報をざっと見るだけでも、
どんな分野の会社がどんな人を欲しているか、
自分はその対象に入れる可能性がありそうか、
何となくですが把握できるはずです。
求人情報を見て、
自分の市場価値や転職できる可能性があるかを客観視しておくだけでも、
安心感はだいぶ違います(個人的経験)。
また、転職エージェントに相談すると、
検索では出てこない非公開求人を持ってきてくれることも多いです。
ネットだけに頼らずもう少し踏み込んでエージェントと連絡を取ることで、
より具体的な情報に触れ、よりリアルに市場価値を把握できる可能性があります。
給与相場が何となくわかる。
求人情報には、およその給与範囲が書いてあることが多いです。
400~800万円みたいに幅が広いことも多いですが、
求人内容を見て採用対象と思われる年齢(例えば第二新卒くらい~中堅くらい)を想像すれば、
「自分のキャリアだとこの辺りの金額になるかな?」
と何となくイメージできることも多いです。
その給与が現在の自分の給与と比較してみれば、
転職で給与を上げられる可能性にも気付けるかもしれません。
求人の移り変わりを眺めることで、スピード感をイメージできる。
基本的に、研究職の求人は案件数も人数も少ないことも多く、しかも移り変わりは早いです。
私も、見つけたと思った次の日には見れなくなっていた求人も見たことがあります。
人気があり競争力の高い求人は、すぐに募集が終わってしまうことも多いですね。
一方で、比較的長い期間掲載されている求人は、
採用人数が多い、もしくはあまり人気のない求人なのかな?と想像することもできます。
(必ずしもそうではないですが…)
とにかく、求人がどういうスピード感で流れているかは求人情報を眺めることで把握できます。
自分が実際に転職活動をする時に、どのくらいのスピード感で行動しなくてはいけないか
何となくではありますが知ることができると思います。
いざ転職活動を始めるときに、何をすればいいか理解できていてすぐ動ける。
求人を見たり転職エージェントと相談したりすると、
「転職は大体こんな流れなのね!」というのを理解できてきます。
転職市場といういわば相手の情報を少し知ることができているので、
いざ相手と戦う(転職活動をする)となったときにも、
何をすればよいか何となく見当がつくようになっています。
先ほども言った通り、求人のスピード感は結構すごいです。
良い求人を素早くキャッチするためにも、
自分が関連する転職市場や求人のことを事前に調べておくことをお勧めします。
まとめ
「なぜ転職を希望する前の早い段階から準備するほうが良いか」に関する私の考えは以下のものです。
・自分の市場価値や転職できる可能性を何となく知り、客観視できる。
・給与相場が何となくわかる。
・求人の移り変わりを眺めることで、スピード感をイメージできる。
・いざ転職活動を始めるときに、何をすればいいか理解できていてすぐ動ける。
特に私は、事前準備をしておくことでこの4つのメリットを得られたと考えています。
現在転職を特に考えていない方も、
情報収集という意味合いでもいいので、事前準備を少ししてみてはいかがでしょうか?
研究職も転職できる
著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。
今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、
私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。
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