研究職に限らず、
転職活動では応募に向けて職務経歴書を準備します。
職務経歴書は、職務経歴、業績、スキルや資格、仕事における考え方など、
「あなたは何者ですか」をまとめる資料です。
書類選考だけでなく、面接の際の話題の起点になることも多いです。
言うまでもなく、職務経歴書はとても大事ですが、一人一人違う内容になるため
「これを書けばよい」と一貫したものはお示しできません。
そこで今回は、
「研究職が職務経歴書を作成する上で、どんな行動や経験が役に立ったか」
について私の経験をもとにまとめます。
研究職の職務経歴書作成で役に立ったこと
職務経歴書の書式を転職エージェントからもらう
契約書、決裁書、請求書、論文や特許と同じように、
職務経歴書にも大まかな書式があるようです。
インターネット上で探せばすぐに見つかりますが、
私は転職エージェントから書式をもらい、そのレイアウトに合わせて作りました。
これに関して、私は以下のメリットを感じました。
・何を書くかが指示されているので、書けばいいことが分かりやすい。
・少なくともその転職エージェントから、書式に関する指摘を受けなくて済む(時間短縮)
職務経歴をまとめるフレームがあると、経歴を整理しやすい。
自分の職務経歴を時系列にまとめるのは、意外とめんどくさいです。
あの仕事をやったのが、具体的に20xx年だったか思い出せない、
たくさんの仕事を、どういう順番でどのような経緯があってやっていたか思い出せない。
少なくとも私はその傾向がありました。
その時に、職務経歴書にあるフレームが助けになりました。
職務経歴書の多くには、職務経歴を書くフレームがあります。
このフレームは、期間と業務内容を継時的に記載できるように作られています。
そしてそこに実際に書き込み始めると、
「Aの仕事は、その前のBの仕事で起きたトラブルが原因で始まった」
「Cさんが部署異動したタイミングで仕事Dが降りかかってきて、この時期は大変だった」
など、リアルな記憶がよみがえってくることも多いです。
実際に選考が進み面接になると、
過去の仕事における経緯や背景、その際に考えたことなどを話す機会が多くなります。
この職務経歴書のフレームを使うことで、
自分の仕事の推移を頭の中で整理して当時の記憶と結び付けることができ、
面接の際によりリアリティのあるお話ができるようになると思います。
業績がたくさんある。
身もふたもないですが、
業績欄に、特許、論文、学会発表/セミナー、臨床試験経験(UMIN番号など)
などがたくさん書かれていると、職務経歴書が華やかになります(笑)
業績を重要視している会社だけではないですが、
やはり業績欄がびっちり埋まっていると迫力があります。
職務経歴書は、「この人が出してきた結果」を判断する資料でもあります。
客観的な業績がそれなりに並んでいる方が、書類選考が通りやすくなるのは間違いないでしょう。
改めて身もふたもないですが、業績はたくさんあった方がいいです。
もし現在めぼしいものがないな~と思っている方は、
「職務経歴書の業績欄を埋める」ことを秘めたモチベーションにして、
特許や論文などを出したいと会社内で手を挙げるのもありだと思います。
職務経歴書を書くと、仕事で大切にしていること、得意なことが見えてくる。
業績がたくさんあることは特に書類選考では有利に働きますが、
面接ではその人自身の人となりの確認も行われます。
そしてその確認は、職務経歴書に書かれた内容を起点に質問されることが多いです。
これまでの自分の仕事の経歴を改めて眺めてみると、
・仕事において一貫して大切にしてきた考え方
・仕事でよく使っていたスキル・知識、それを取得する中で工夫したこと
こういったものが整理されてきます。
そしてこれらは、あなた自身がどんな人なのかを考えるヒントを与えてくれます。
職務経歴を踏まえて自分が大切にしていることや得意としていることを整理できれば、
面接の際にもスムーズに自己アピールができるようになるでしょう。
まとめ
今回は、研究職の職務経歴書作成において、どんな行動や経験が役に立ったかをまとめました。
・職務経歴書の書式を転職エージェントからもらう。
・職務経歴をまとめるフレームがあると、経歴を整理しやすい。
・業績がたくさんある。
・職務経歴書を書くと、仕事で大切にしていること、得意なことが見えてくる。
書類選考は、実質職務経歴書のみで戦うことになります。
当たり前ですが、転職活動ではこの書類のクオリティが勝負に大きく影響します。
上記のようなお役立ち側面もありますので、
ぜひ職務経歴書のフレームを使い、自分の実績・得意なこと・考え方を
うまく整理してください。
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