転職が決まり社内の関係者へ報告する時、必ず聞かれるのが
「転職先はどちらですか?」という質問です。
ほぼ全員に聞かれたと思います。
そして私は毎回、
「申し訳ございませんが、赴任するまで転職先はお伝えできません。」
という一貫した回答をしていました。
この「転職先を現職の人に伝えるか」については、一人一人結構考え方が違うように思いますし、
考え方はみんな違って構わない、と私も思っています。
一方で、「伝えない」という対応をしたのには、私の中で明確な理由がありました。
そこで今回は、
「転職先を現職の人へ伝えるか?」
について、私の考えを簡単にまとめてみました。
「転職先を現職の人へ言わない」実行した私の考え:研究職の転職体験談
情報が、社内・社外にどのように広がっていくか分からず、リスクが高い
そもそも転職・退職の情報は、様々な情報の中でも機密度が最も高いものです。
そのため、誰かに伝える際には、その伝え方には細心の注意を払う必要があります。
少し伝わり方が悪く
「あいつは、現職に対してよくない発言をした」のような誤解を生んでしまうと、
円満な退職ができなくなってしまう可能性も出てきます。
転職・退職に関する情報は、最低限の内容を適切な方法で伝えることが大切です。
一方で、転職・退職に関する情報は噂のネタとして持ってこいです。
あっという間に広がりますし、その伝言ゲームを通してどんどん中身が変化していきます。
そして、退職者本人が話していない内容が盛り込まれた噂話が完成し、
場合によっては、誰かを不快にする内容になっている可能性もあります。
しかし残念ながら、他人の伝言ゲームを自分がコントロールすることはできません。
そして、その伝言ゲームの悪影響を小さくする方法は
「転職について、最低限の情報しか他人に話さないこと」
しかありません。
転職について不必要に多くのことを話さないことは、
結果的に自分を守ることにつながると私は考えています。
転職先に、自分についての誤った情報が流れるリスクを減らす
自分の転職に関して真実でない噂話が社内で出来上がるリスクがあると話しましたが、
これが、社外や自分の転職先に漏れてしまったらもっと大変なことになりかねません。
世の中、人間関係はどことどこがつながっているのか、全く分かりません。
特に、同業種間の転職の場合、
現職と転職先に共通の知人がいることも珍しくありません。
自分が予想もしてなかった人間関係を通して、
自分に関する誤った情報が転職先へ伝わってしまうリスクもあるということです。
これを防ぐ方法は、「現職の人に、転職先を伝えないこと」しかありません。
実際私の場合、食品会社間の転職ということもあり、
共通の知人がいる可能性が非常に高いです。
そのためリスクが高いと判断し、現職の方には転職先を伝えませんでした。
転職先への赴任後に、会社名を現職の方へ伝える予定です
一方で、現職の方へ敬意を欠いた態度をとるつもりはありません。
無事に転職先に赴任した後に、会社名を現職の方へお伝えするつもりです。
円満な退社ができていれば、現職と転職先の間でのビジネスを作り上げられる可能性もあります。
自分を守りつつこれまでお世話になった方へ敬意を持った対応をすることで、
現職、転職先、自分の三者いずれも傷を負うことなく次に向かうことができるはずです。
まとめ
私が、「転職先を、赴任するまで現職の人へ伝えない理由」は、以下の通りです。
・情報が、社内・社外にどのように広がっていくか分からず、リスクが高い
・転職先に、自分についての誤った情報が流れるリスクを減らす
・転職先への赴任後に、会社名を現職の方へ伝える予定
現職の方への敬意を持ちつつ、自分に関する誤った情報の拡散を防ぎ、
次の転職先へ無事に赴任できるようにすることを考えた結果、
「転職先に関する情報は、赴任するまで現職には伝えない」
という対応をとることにしました。
この考え方の大元は、転職エージェントからこの考え方を推奨していただいたものです。
現職、転職先、自分の三者が良い方向に向かうための対応としては、
この方法が最善なんだろうと私は考えています。
私が使用した転職エージェント・転職サイト
私は、主に以下の2つを併用しました。
(高年収のハイクラス転職を目指したい方)
(大学院卒の強みを生かした転職に特化)
それぞれ用途が違うので、
両方に登録して、できるだけ早く話を聞いてみることをお勧めします!
登録と求人紹介はすべて無料です!
転職を希望している方もしていない方も、
早い段階で登録して自分の市場価値や転職可能性を知っておきましょう!
研究職も転職できる
著者は昨年、研究職→研究職の転職を実現しました。
今回の記事を読んで、環境を変えることを検討してもよいなと感じた方は、
私の転職体験談と、以下の記事をぜひ読んでみてください。
コメント