今回の転職活動は、そのほとんどを2022年の下期に行いました。
そして、今回の転職活動における最大の特徴の一つが、
「面接がすべてweb、リモートで行われた。」ことです。
コロナウイルスが拡大する前の2019年以前に書かれた転職ブログなどを見ると、
採用面接の多くは、会社が指定した場所に赴いて行われていたようです。
このように、コロナ以降web会議ツールが急速に普及したことは、
転職活動の在り方にも大きく影響したようです。
今回私がリモートで採用面接を受けた中で、
通常の面接とは全く異なる特徴(メリット・デメリット)をいくつか感じました。
そこで今回は、
「転職活動のリモート面接:メリットデメリットを解説」
という内容で、記事を書いていきます。
転職活動のリモート面接:著者の経験をもとにメリットデメリットを解説
メリット
自宅で受けられるため、経済的・時間的な負担が小さい
Web会議ツールを使い、自宅で面接を受けられるメリットは、非常に大きいです。
最大のメリットはやはりこれだと思います。
先ほども書いた通り、採用面接は通常、相手先が指定した場所へ赴いて行われます。
指定した場所が自分の居住地と近ければまだ負担は少ないですが、
全く異なる地域や、僻地を指定された場合、
移動を考慮すると長期日程になってしまい、時間的にもかなり負担を強いられます。
また、飛行機や新幹線での移動や宿泊が必要になると、
移動に伴う経済的な負担もかなり大きくなります。
一方で、web面接であれば経済的・時間的負担がほぼゼロになります。
自宅で受ける場合は、5分前にPCの立ち上げなどが終わっていれば、準備完了です。
時間的にも経済的負担が小さいことが、リモート面接の最大のメリットだと思います。
遠出をする必要がなく、有給休暇の消費が少なくて済む
長期日程の移動が必要な場合、必然的に現職への出勤ができなくなります。
その場合、採用面接を受けるために有給休暇をとる必要が出てくることも多いと思います。
通常、有給休暇は文字通り休暇でありプライベートな用事に充てたたいものですし、
退職時に一度に多くの有給休暇を利用して、長期休みを取得したいと考える方も多いと思います。
このような貴重な有給休暇、採用面接の移動に使ってしまうのはもったいないように感じませんか?
一方でリモート面接では、
「採用面接を受けるために有給休暇を使用する」必要が全くありません。
採用面接に伴う有給休暇の消化を少なくし、プライベートや有休消化日数を増やせることも
リモート面接のメリットの一つだと思います。
現職への影響を小さくでき、現職の人にバレるリスクが下がる
採用面接に伴う移動が少なく、有給休暇を使わなくていいということは、
現在勤めている現職への影響を最小限にできることにもつながります。
通常業務の隙間時間や終業後を使用して、採用面接を受けられる可能性があるということです。
これにより、通常業務への影響を少なくできるだけでなく、
「あなたが転職活動中であることが、現職の同僚にバレにくくなる」
というメリットも得られます。
一般的に、転職活動中であることが現職の同僚などにバレることは、リスクをはらんでいます。
あなたの上司や同僚の立場に立って考えてみると、
転職活動中の同僚と一緒に仕事をすることに、何かしらの感情を抱いてしまうのではないでしょうか?
そのため、現職の同僚にバレないように転職活動をすることは非常に大切です。
一方で、転職活動の影響で突然有給休暇や早退が増えてしまうと、
「この人、もしかして転職活動中なんじゃないか?」
という疑念を持たれてしまう可能性があります。
しかし、リモート面接が増えることで、
対面での採用面接と比べて、有給休暇や早退の回数が少なくなり
現職への勤務状態を大きく変えなることなく、転職活動ができるようになります。
それによって、現職の人に自身の転職活動がバレるリスクは大きく下がるはずです。
面接中に、手元にメモを置いておける
これは面接中の内容ですが、個人的にはこのメリットもかなり大きいと思います。
通常の対面面接では、手元にメモなどを置くことは難しいことが多いです。
これにより、以下のことが面接中にできなくなります。
・話したいことを記したメモを、面接中に確認する。
・面接官との会話で得た情報を、メモに書き残す。
しかし、リモート面接では手元にメモを置いておくことができ、
メモを見ながら話したり、面接中にメモを取ることもできるようになります。
面接は事前に相当入念に準備して臨むのですが、
面接本番中に話したいことを忘れてしまったり、表現を誤ってしまう可能性も十分にあります。
話したい内容をメモして手元に置いておくことで、上記のミスを防ぐことができます。
また、採用面接の中では、事前に知らなかった情報がたくさん得られることがあります。
ただ面接中は緊張していることも多く、得た情報すべてを記憶しておくことは難しいでしょう。
しかしリモート面接では、PCの手前にメモ用紙とペンを置いておくことができるので、
面接中に得た情報を手元のメモに残すことができます。
しっかりメモに残すことで、内定後や入社後に向けてこの情報を活かせる場面が出てくるはずです。
以上のように、リモート面接中に手元にメモを置いておけることは、
面接時と内定後のどちらにも良い影響がある利点だと、私は思っています。
デメリット
面接官の雰囲気がつかみにくい
リモート面接はPCカメラとweb会議ツールを使用して行われます。
そのため、自分だけでなく面接官も顔しか映っておらず、
顔と声色の情報だけで相手の雰囲気を汲み取る必要があります。
面接とは人と人とのコミュニケーションですので、
その場がどのような雰囲気で展開されているかは非常に大切です。
しかし、リモート面接では通常の面接と比べると、
面接の雰囲気をリアルに感じにくいという側面はあるように感じます。
これはお互いさまではあるのですが、
面接中の相手の雰囲気がつかみにくいということをデメリットに感じる方もいるように思います。
面接中にジェスチャーが使いにくい
リモート面接はPCカメラで移っている範囲でしか相手に映像は伝わりません。
そのため、手などを使った動きを交えたコミュニケーションも、画面に映るもののみに限定されます。
日常のコミュニケーション、ジェスチャーって結構使っていませんか?
面接もコミュニケーションの一つであり、ジェスチャーを使用したほうが伝わりやすい場面もあります。
しかし、相手に伝わるが情報が画面上のものに限定されており、
ジェスチャーを使ったアピールは通常面接と比べると使いにくい、という側面はあると思います。
転職先の雰囲気や周辺環境が分からないまま、入社する可能性がある
リモート面接のデメリットで、個人的に一番気になるのはこの点です。
通常の採用面接で会社から指定される場所は、その会社の本社や勤務予定地などが多いです。
そのため、現地に赴くことで、社内の雰囲気、設備、周辺環境などの情報を得ることができます。
人によっては、これらの情報が内定受諾の大きな決め手になることおあるでしょう。
内定を得た後は、勤務地の近いエリアで生活することになるので、
その周辺環境を自分の目で見ておくことは非常に大切です。
一方で、リモート面接だけでは、会社や周辺環境の情報を得ることはできません。
特に、内定を得る前にこれらの情報を得られないことは、
「内定受諾後に勤務地に行ってみたら、家族と一緒に住むのは難しそうなエリアだった」
などのリスクがあります。
このリスクを回避するためには、内定受諾後に会社の周辺へ自分で言ってみるのもありでしょう。
しかし、会社の建物に入れるわけではないので、得られる情報は限定的になるでしょう。
「会社の雰囲気や周辺環境が分からない」というのは
リモート面接のデメリットかもしれません。
まとめ
今回は、
「転職活動のリモート面接:著者の経験をもとにメリットデメリットを解説」
という内容でまとめました。
〇メリット
・自宅で受けられるため、経済的・時間的な負担が小さい
・遠出をする必要がなく、有給休暇の消費が少なくて済む
・現職への影響を小さくでき、現職の人にバレるリスクが下がる
・面接中に、手元にメモを置いておける
〇デメリット
・面接官の雰囲気がつかみにくい
・面接中にジェスチャーが使いにくい
・転職先の雰囲気や周辺環境が分からないまま、入社する可能性がある
今回私の転職活動は、ほとんどすべてがリモート面接でした。
そして、
リモート面接には確かにデメリットもありますが、
それを上回るはるかに大きいメリットがあると感じました。
転職活動の途中からは、
リモート面接を実施してくれる企業を中心に探してもらうよう、
転職エージェントにお願いしたこともありました。
リモート面接はかなり増えてきており、
以前と比べて転職活動を進めやすくなっています。
少しでも転職活動や他の企業に興味がある方は、
一度転職エージェントや転職サイトから、リモート面接可能な企業を探してみてはいかがでしょうか?
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