以前の記事にも書きましたが、
研究職は普段から勉強をしていないといい仕事ができません。
とはいいつつもその勉強のきっかけは、
「仕事で必要になったから」
という受動的な理由であることも多いです。
この理由でも勉強しないよりはいいのですが、
会社で求められたことだけをやっている自分に気づき、ときどき以下のような心配が頭をよぎります。
「この会社で必要なことだけを身に着けているのではないか?」
「自分のスキル・能力・経験は、この会社でしか役に立たないのか、環境が変わっても活かせるのか」
会社員は通常、自分の能力についての評価やフィードバックをくれるのは
自分の上司や同僚しかいません。
しかもその間柄には利害関係が絡んでおり、客観的な評価がもらえているのか何とも言えません。
そこで、社外の人にコメントしてもらう方法がないかと考えました。
リベラルアーツ大学の記事などを参考にし、
その方法として転職エージェントに登録することにしました。
詳細は後日書きますが、
転職希望がない状態でもエージェントに登録することはでき、
自分のキャリアやスキルの評価をもらったり候補となる求人を見せてもらうことができます。
転職活動に関する極意などは、もっと専門的なサイトがたくさんあるのでそちらに譲ります。
今回は、私が転職エージェントに登録したほうがいいと思っている理由と、
登録状況について簡単に報告します。
前提:転職エージェントには登録しておき、自分の市場価値を知っておくほうがいい。
上記の通り、現時点で転職希望がない方でも、転職エージェントなどには登録しておくほうが良いと考えます。
理由は、以下の通りです。
・登録をきっかけに履歴書や職務経歴書を作ることになり、キャリアやスキルの棚卸ができる。
・自分の市場価値の客観的評価をエージェントから聞くことができる。
・自分の価値を高めるために必要な改善点を知ることができる。
理由や私見は改めて記事にしますが、上記の理由で転職エージェントを活用しても問題ないそうです。
登録状況
自分の市場価値を知りたいという目的のため、
あまり多くのエージェントには登録していません。
現在は2つの転職エージェントと2つの転職サイトに登録し、それぞれ面談を行ったのち定期的に求人を紹介してもらっています。
登録先は、JACリクルートメント、リクルートエージェント、ビズリーチ、です。
また、研究者の就活・転職に特化したアカリクキャリアというサービスも登録しました。
その中でも主に、JACリクルートメントとアカリクキャリアを使用しています。
(高年収のハイクラス転職を目指したい方)
(大学院卒の強みを生かした転職に特化)
登録者情報は(概略のみになりますが)以下の通りです。
・30代半ば、食品企業の研究職。
・大学の研究員を兼務している。
・博士号を持っている。
・その他(経験してきた業務、保有スキル、英語能力、など)
状況:求人紹介を幅広く依頼すれば、案件はそれなりにいただける。
状況としては、以下のような結果を得ています。
・食品を扱っている企業からの求人はそれなりにもらえる。研究職としての求人も含まれていた。
・自分の業務経験を考慮してか、トクホ、機能性表示食品、健康食品およびそれらを対象とした臨床試験にかかわる求人が多く届いた。おそらく、研究員というよりそれを専門とする人を必要とする求人であった。
・食品会社以外(化学メーカー、製薬メーカーなど)もあった。いずれの企業も、食品事業に従事する社員としての求人であった。
・企業によっては管理職候補の求人が届く。(30代にしては意外と多かった)
・待遇面はバラバラのため、コメントが難しい。ただし、企業間の差が大きいことはよくわかった。
具体的な説明はできませんが、
30代半ばの私であっても求人が全くないわけではないということが分かりました。
あるエージェントからは、
「求人情報は絶えず変化しているので、見るタイミングによっては紹介できる案件が今回の倍以上のときも、全くない時もある。だから、転職の可能性が少しでもあるなら、早い時期から相談に来てもらえると、数少ないチャンスをつかめる確率が上がるよ。」
というコメントをもらいました。
また、私のキャリアを踏まえて今後伸ばしておいた方がよい部分を指摘してくれました。
この改善点は、転職に限らず社内出世の際にも役立つような内容で、
これを聞けただけでも収穫でした。
まとめ
・前提として、企業の研究員も転職エージェントに登録するメリットは多い。
・2つのサイトに登録したところ、いくつかの求人は紹介された。
・求人情報は絶えず変化しているので、少しでも気になる人は登録しておいて損はない。
転職活動はタイミング(+巡り合わせ)の要素が大きいようです。
現在私は希望はありませんが、
運をつかむための行動は常にとっていたいなと感じています。
(高年収のハイクラス転職を目指したい方)
(大学院卒の強みを生かした転職に特化)
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