研究職と開発職:両者の違いを紹介①

研究職の仕事

特に食品会社の場合、

理系の新卒学生を「総合職(理系枠)」のような形で一括で採用し、その後様々な部署へ配属させることが多いですリンク:研究職と総合職

 

配属先としては、

基礎研究や応用研究を担う研究職、

商品開発にかかわる開発職、

生産管理系の部署、

製造現場(工場など)、

技術サポート部署、品質保証部署などがあります。

リンク:研究職の配属先

 

インターネットなどで就活生が調べているワードとして、

「研究職 開発職 違い」

というものを見つけました。

確かに、この2つの職種はパッと見た感じ違いが分かりません

しかし、仕事内容も違いますし、それ以上に仕事における目線が全く違います。

 

総合職で採用される場合、どちらに配属されるか分かりませんので、その違いを事前に知っておいてもいいかもしれません。

今回は、研究職と開発職の仕事の目線の違いについて書いていきます。

研究職と開発職では、仕事の目線が違う。

研究職:比較的先を見据えて仕事を進める傾向がある。

大学での研究を振り返ってみると、

ラボ全体の方向性や得意とする分野があり、

その中の一部がテーマとして学生に割り当てられていたと思います。

 

学生のテーマは1~2年程度で解決するかもしれません。

そして、所属する学生たちがそれぞれテーマをクリアすることでラボ全体の知見や成果が増えていき、

数年後などにラボが充実してくという流れをたどったと思います。

企業の研究も似たようなとこがあり、

研究職は「1年、数年あるいは10年先の新事業やあるべき姿を目指した仕事」が中心となることが多く、

比較的先に目標を据えて仕事をしています。

 

新しく開発した技術の場合、

その技術を使った商品が世に出るのは数年先になる可能性もあります。

新しい天然物の食品利用を目指している人は、

問題なく利用できるという証拠のデータ取りに数年かかるかもしれません。

 

研究職の仕事の多くは、

新規性があり評価に時間がかかるため、目立った結果が出るまでにかなりの時間がかかります。

全員が同じとは言いませんが、

研究職は主に、会社の未来を見据えた仕事に取り組んでいます。

開発職:直近の要望に応えること主眼がある。

研究職が先を見据えた仕事が多い一方、

開発職は直近の売り上げにかかわる仕事が中心です。

新商品開発やユーザーからの要望への対応など、

比較的お客様が近く期日の短い仕事が多いです。

 

食品企業の職種の中でも、

開発職は花形の印象があると思います。

自分の開発したものがスーパーやネットで販売されているのを見るのは、

成果としてイメージしやすいですし何よりうれしいです。

実際に自分の手で試作したのものが世に出ることもしばしばあり、やりがいも感じられるでしょう。

 

しかしその裏で、開発職の人はものすごいスピード感で仕事をしています。

技術が必要となる試作はその一部で、

それを実際に食品工場で作れるようにテストをしたり、

品質確認をしたり、

パッケージや容器を選択しデザインを検討したりなど、

一つの商品において無数の仕事が襲ってきます。もちろん、

これらの仕事を一人ですべてやるケースは少なく、

チームを組んで仕事を割り振っていることも多いです。

 

開発職では、

定期的なユーザー向け商品提案やシーズン物の新商品開発など、

一定の間隔で提案をする必要があります。

 

このような目の前のモノづくりに集中した仕事がしたい方は、

開発職に就けると力が発揮できるかもしれません。

このように、

開発職は直近の売り上げやモノづくり・販売にかかわる仕事をしており、

仕事の目線が比較的近くにあります。

研究職と開発職を区別しない会社も多い

研究職と開発職の違いを書いてきましたが、

逆に共通する点として「技術的なアプローチを使って仕事に携わること」が挙げられます。

理系学生をこれらの職種に配属させる理由は、

技術をうまく組み立てて物事を発明・解決していく能力が必要だとからだと思います。

 

企業によっては、

研究と開発で役割を明確に区別せず、

配属した社員に両方を担当させているケースもあります。

 

この場合、直近の問題解決という目線と数年・10年先の新しい事業づくりという、

2つの仕事を並行して行うことができます。

 

一人でモノづくりや技術開発のすべてに関わりたいエネルギッシュな方は、

このようなポジションにつくと大活躍できるかもしれません。

まとめ

・研究職:1年、数年、10年先の課題解決や新事業立ち上げなど、長期目線の目標が多い。

・開発職:新製品開発、ユーザーからの要望に対する対応など、短期的な問題解決に軸がある。

・研究職も開発職も、技術をもとに課題を解決するとことは共通している。両者を兼ねる人もいる。

仕事の目線が違うことから、両社が話すと会話がかみ合わないこともたまにあります。

ここでお互いの立場を理解してよいコミュニケーションが取れると、仕事の質はぐんと上がるでしょう。

 

総合職で採用されると、研究職にも開発職にも(その他の業務にも)配属される可能性があります。

配属先が分からないという不安はあるものの、

配属先の仕事を通して自分の隠れた適性が見えてくるかもしれません。

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