企業ではやりたい研究はできる?研究職の皆様に聞きました。

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企業に入っても、やりたい研究はできるのか?

企業では、研究テーマはいくつ担当するのか?

このあたりの疑問について、就活サイトを見ると様々な情報が出ていますね。

 

企業の研究でも、研究テーマは設定されています。

そしてその多くは、「会社側が決めたテーマ」であることが多いです。

企業の研究は会社の事業や利益につなげることを念頭に設定されていることが多く、

研究テーマが決まったところに、担当者を割り当てていくことが多いです。

 

そして多くの場合、研究テーマ割り当てにおいて

本人の専門と合致しているか、本人が好き・得意な分野かなどは、 

あまり考慮してもらえないことも多いです。

できれば、自分のやりたい研究をやりたいところですが、

すぐにそのチャンスをつかめる人は多くありません。

 

自分のやりたい研究を掴み取る人の多くは、

入社数年間は与えられたテーマで結果を残したのち、

社内の制度などを使って自分のやりたい研究を提案する

もしくは

やりたい研究が実現する部署や会社へ異動・転職ことで、

チャンスを掴み取っています。

これについては本文で後述します。

 

また、企業には人員の割に多くの研究テーマが設定されており、

1人が複数の研究を担当することも珍しくありません。

ただ、この辺りは会社によって事情が大きく異なり、

各社どのくらい違うのかは私もよくわかりませんでした。

 

研究員はいくつくらいのテーマを担当しているのか

やりたい研究を提案できる会社も多いのか

個人的に気になっておりました。

 

そこで

本ブログの著者のツイッターアカウントを使用して、企業研究職の皆様にアンケートを取り、

企業研究職の研究テーマ」について調査しました。

以下のリンクから、私のアカウントを見ることができます。

ぜひフォローをお願いします!

今回は、

企業では研究テーマをいくつ担当する?やりたい研究はできる?

というテーマで、

アンケートの結果を紹介していきます。

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目次

企業では研究テーマをいくつ担当する?やりたい研究はできる?

研究テーマをいくつ担当しているか

早速、

現在、研究テーマはいくつ担当していますか?

という質問を行いました。

結果はこちら↓

研究テーマが一つだけという回答は20%程度にとどまり、

ほとんどの人が2つ以上のテーマを担当していることが分かりました。

 

この結果は、私の個人的な経験でも納得感があり、

これまで所属した会社でも、多くの社員が

2つ以上の研究を並行して進めていました。

 

学生の頃は「1人1テーマ」が多かったと思いますが、

企業では社員一人にさまざまな課題が与えられるようです。

 

え、そんなにたくさんの研究を担当して、進められるの?

と思った学生の方、安心してください。

ほとんどの社員は、何とか研究を前に進めています。

 

ただし、研究内容によっては、一人で進められないものもたくさんあります。

残念ながら企業では、

本人が得意でない研究テーマを担当することも多いです。

このようになってしまう理由の一つに、

研究テーマの決められ方」があります。

研究テーマはトップダウンが多いがボトムアップもある

企業での研究テーマの決め方には

・経営方針などをもとに決定されるトップダウンのテーマ

・研究員や研究部署が起案したボトムアップのテーマ

2つのパターンがあり、研究所内ではこの両者が混在しています。

当然、一人の研究員が両タイプの研究を担当していることも多いです。

 

では、トップダウン型とボトムアップ型、

どちらの決め方が企業では一般的なのでしょうか?

ツイッターアンケートで聞いてみました。

結果はこちら↓

アンケート結果の通り、

企業ではトップダウンで決められる割合がとても高いです。

 

ご存じの通り、企業での研究は

将来企業に利益をもたらすために行うもの」という位置づけです。

そのため多くの会社では、経営陣や偉い人たちが

この研究を進めれば、将来会社のためになる

と判断したものが研究テーマとして採用されます。

このような考え方の会社では、どうしてもトップダウン型の研究が多くなります。

 

一方で、一部の会社では、

ボトムアップ型での研究立案を認めているようです。

ボトムアップ型の場合、社員自身がテーマを立案するため

社員自身がより主体的に取り組めるというメリットがあります。

また、これは推測ですが、

ボトムアップ型制度を設けている会社では、

「社員の自由な発想をもとに、事業につながる研究を立ち上げる」

という、社員発信の事業開発を歓迎する風土があるような気がしています。

 

話を戻しますが、ボトムアップ型を認めている会社では、

社員自身が研究テーマを決められる可能性があります。

もちろん、立案後には誰かの承認を得る必要があることが多いです。

しかし、自分の発想を起点に仕事の中でやりたいことをできる機会なんて

会社の中ではあまり多くありません。

ボトムアップ型の制度がある会社にいる方は、

ぜひ一度提案を考えてみてはいかがでしょうか?

企業研究職は研究テーマを自分で考えるのが好きか?

私自身もそうですが、先ほどのボトムアップ型然り

自分で考えた研究テーマの方が、俄然やる気が出ます

そして、自分で研究テーマやデザインを考えることが本当に好きで、

仕事でこれができることが私の楽しみの一つであります。

 

自分で研究テーマやデザインを考えることが好きな研究員の方、

結構多いのではないでしょうか?

 

そこで、ツイッターアンケートで

研究テーマ・デザインを自分で考えるのは好きですか?

というアンケートを取りました。

結果はこちら↓

予想通り、研究テーマやデザインを考えるのが好きな研究員

とても多かったです。

企業にいる研究職の多くも、

研究が好きな人が多いということが分かりますね。

企業研究職は、本当は研究に専念したい人ばかり

以前、以下の2つのアンケートを取りました。

1つ目

研究と研究以外の業務、どちらに多くの時間を割いているか

2つ目

研究以外の業務がなくなり、研究に集中できるならうれしいか

この2つの結果から、企業研究職には、

普段は研究以外の業務に時間を取られているが、本当は研究に集中したい!

と考えている人が多いことが分かってきます。

もともと研究が好きで企業の研究職を目指した人も多いですし、

みんな本当は研究に専念したいんです

企業研究職はそのような人たちの集まりなのですから、

自分で考えた研究をやりたい

と思っている人もたくさんいるはずです。

 

今回のアンケートの通り、

会社によっては社員発信のボトムアップ型研究を推奨しています。

 

しかし、どの会社が推奨しているかは外からは分かりにくいです。

そこで、知人や転職エージェントなどの情報をもとに、

自分のやりたい研究ができる会社の目星をつけておくことも、

キャリア形成や自己実現という観点ではとても大事なことだと思います。

 

私自身も転職エージェントなどを使って他社の情報を探り、

自分やりたい研究ができる会社へ実際に転職することができました

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私が使用した転職エージェントの情報を載せておきますので、

興味がある方は以下のリンクをクリックして、ブックマークへ保存しておくことをお勧めします。

後日登録して、他社の状況を教えてもらってみてください。

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高年収のハイクラス転職を目指したい方

アカリクキャリア

大学院卒の強みを生かした転職に特化)

まとめ

・企業研究職は、複数のテーマを並行することが多い。

研究テーマはトップダウン型が主流だが、ボトムアップ型もある。

・企業研究職は研究テーマを自分で考えるのが好きな人が多い。

・企業研究職は、本当は研究に専念したい人ばかり

 

トップダウンで降ってきた複数の研究を地道に遂行することも大切ですが、

自ら起案した研究テーマに主体的に取り組み、

自己実現につながられるのも研究職のやりがいの一つです。

 

今の会社に制度があればぜひ提案してみてもよいですし、

別の会社で実現できる可能性があるならば転職するのもアリだと思います。

自ら選んで行動してみましょう!

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この記事を書いた人

食品メーカー研究職。
修士卒→食品メーカー(この間、社会人博士取得)→2023年に研究職で転職。
専門は質量分析・オミクスを使った研究/発言は個人的見解です
Twitter:https://twitter.com/NzXyZQDOCMpLgz5

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